ヒューマンドラマ

おすすめ小説

坂木司『ホテルジューシー』感想/もう少し肩の力を抜いても大丈夫

読み終わったときに、「もう少し肩の力を抜いても大丈夫だよね…」と脱力しました。 私も昔、主人公と同じように(それ以上に?)、毎日が戦いのような日々を過ごしてきたので、あるべき姿(正しさ)を追い求めて生きなくてもいいよね…と共感できました。 ...
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崔実『ジニのパズル』感想/在日コリアン差別をするダサい大人にはなりたくない

気づけば、何度も「あぁ…」って呟いていました。 朝鮮学校に通っているだけで、理不尽な差別を受ける主人公の姿に心が痛み、また差別を当たり前のようにやってのける一部の日本人に、情けない気持ちと怒りが湧き上がってきたからです。 もちろん、朝鮮学校...
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100年も猫をかぶり続けるの?内館牧子『今度生まれたら』

本性を出して、嫌われたり、傷つけられたりするのって、つらいですよね。 そこで、猫をかぶって、いい人を演じてしまいがちですが、内館牧子さんの小説『今度生まれたら』を読んで、今すぐ本性をさらけ出したくなりました。 「人生100年」と言われる時代...
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村上春樹『風の歌を聴け』感想/自分の存在理由を説明できますか?

自分がなぜ存在しているのか説明できますか? 私はなんとなくは説明できますが、村上春樹さんの小説『風の歌を聴け』を読んで、きちんと説明できるようになりたいと思いました。 ありきたりな物語にも関わらず、生死感を問われているような気がして、心に深...
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古内一絵『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』感想/他人ではなく自分がどうしたいのかが大切だと気づかせてくれる物語

自分の人生の王様・女王様として生きていますか? 私は周りの環境に左右されて、自分が何がしたいのかわからなくなることがよくありますが、古内一絵さんの小説『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』を読んで、自分の人生なんだから王様として生...
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本谷有希子『あなたにオススメの』感想/私たちの身の回りには個性を奪うものが溢れている

自分は個性的だと思っていませんか? 私もそう思っていましたが、本谷有希子さんの小説『あなたにオススメの』を読んで、想像以上に世間の常識に左右されていることに気づかされました。 学校教育やSNS、動画やゲームなど、私たちの身の回りには個性を奪...
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寺地はるな『ガラスの海を渡る舟』感想/才能やセンスがなくても一歩踏み出そうと励まされる物語

自分には才能やセンスがないと思って、色々なことを諦めていませんか? 私もそうやって諦めているところがありましたが、寺地はるなさんの小説『ガラスの海を渡る舟』を読んで、たとえ才能やセンスがなくても一歩踏み出そうという気持ちが湧いてきました。 ...
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小野寺史宜『とにもかくにもごはん』感想/子ども食堂の必要性と運営する人たちの優しさが伝わってくる物語

子ども食堂をご存じですか? 私はテレビ番組で知り、大変な子たちがいるんだなぁ…と他人事として見ていましたが、小野寺史宜さんの小説『とにもかくにもごはん』を読んで、少し身近に感じました。 子ども食堂の必要性と、運営する人たちの優しさが伝わって...
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古内一絵『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』感想/誰かに期待するのではなく自らが風を起こす存在になろうと思える物語

誰かに仕事を与えられるのを待っていませんか? 私も最近は惰性で仕事をしていたので、古内一絵さんの小説『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』を読んで反省しました。 情熱を注ぎこめる仕事がしたいのなら、誰かに期待するのではなく、自らが新しい風...
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古内一絵『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』感想/他人の目を恐れずに自分らしく生きようと思える物語

他人の目を気にしていませんか? 私は昔と比べると気にならなくなりましたが、古内一絵さんの小説『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』を読んで、改めて他人の目を恐れずに、自分らしく生きようと思えました。 他人の目が気になって悩んでい...
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