意外な結末に驚かされるミステリ!/東野圭吾『犯人のいない殺人の夜』感想

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私は大好きなので、よく読んでいますが、『犯人のいない殺人の夜』は、意外な結末に驚かされました。

しかも、どの短編もラストは切なく、欲望に振り回されてはダメだと考えさせられる物語でした。

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『犯人のいない殺人の夜』のおすすめポイントとあらすじ

おすすめ度:3.0

  • 奇妙な事件に引き込まれる
  • 意外な真相に驚かされる
  • 少し切ないラストに心が痛む
あらすじ
高校生の中岡良は、親友の行原達也が屋上から落ちて死んだと聞き、すぐに自殺ではないと思いました。目撃者は、屋上に一人でいた達也が柵に上り、突然落ちたのを見たと言いましたが、慎重派の達也が柵に上るとは思えず、一人で屋上にいた理由もわからなかったからです。達也の恋人・佐伯洋子に話を聞いても、詳しいことは何もわかりませんでしたが、達也にフラれた女子学生がいることを知ります。そこで中岡は、他に目撃者がいないか探したところ…。

『犯人のいない殺人の夜』の感想

少し奇妙な事件の真相に迫る短編ミステリ集です。

毎週水曜日に女子校の体育館で体操の練習をしていた少女が、なぜ突然練習をしなくなったのか?岸田家で起きた殺人事件には、なぜ死体もなければ犯人もいなかったのか?など、少し奇妙な事件に引き込まれて、最後まで一気に読みました。

また、事件の真相はどれも意外性のあるものばかりだったので、驚かされました。

しかも、その真相はどれも切なく、欲望に振り回されて行動すると、悲しい結末を迎えることになるかもしれないと思えるものだったので、欲望に負けない強い心を持とうと思えました。

欲望に振り回されている人たちが織り成す、少し奇妙な事件を描いたミステリに興味がある方におすすめの小説です。

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