ラストに衝撃の事実が明かされる物語はお好きですか?
私は大好きなので、「どんでん返し」が楽しめる小説はできるだけ読もうと思っています。
とはいえ、ただ衝撃が味わえるだけでなく、物語としても面白い小説をおすすめしたいと思います。
今回は、どんでん返しに驚かされる小説【31作品】のおすすめランキングを紹介します。
- どんでん返しに驚かされる小説をランキング形式でご紹介
- 第1位 東野圭吾『容疑者Xの献身』
- 第2位 東野圭吾『赤い指』
- 第3位 東野圭吾『悪意』
- 第4位 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
- 第5位 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』
- 第6位 城山真一『看守の信念』
- 第7位 今村昌弘『兇人邸の殺人』
- 第8位 今村昌弘『魔眼の匣の殺人』
- 第9位 知念実希人『硝子の塔の殺人』
- 第10位 城山真一『看守の流儀』
- 第11位 東野圭吾『危険なビーナス』
- 第12位 ジェフリー・ディーヴァー『真夜中の密室』
- 第13位 夕木春央『方舟』
- 第14位 芦沢央『悪いものが、来ませんように』
- 第15位 浅倉秋成『俺ではない炎上』
- 第16位 白井智之『名探偵のいけにえ』
- 第17位 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
- 第18位 殊能将之『ハサミ男』
- 第19位 歌野昌午『葉桜の季節に君を想うということ』
- 第20位 市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』
- 第21位 澤村伊智『邪教の子』
- 第22位 織守きょうや『黒野葉月は鳥籠で眠らない』
- 第23位 東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』
- 第24位 綾辻行人『十角館の殺人』
- 第25位 米澤穂信『愚者のエンドロール』
- 第26位 市川憂人『ブルーローズは眠らない』
- 第27位 市川憂人『グラスバードは還らない』
- 第28位 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』
- 第29位 東野圭吾『回廊亭殺人事件』
- 第30位 秋吉理香子『聖母』
- 第31位 相沢沙呼『invert Ⅱ 覗き窓の死角』
- まとめ
どんでん返しに驚かされる小説をランキング形式でご紹介
では早速、どんでん返しに驚かされる小説【31作品】をランキング形式で紹介します。
第1位 東野圭吾『容疑者Xの献身』
おすすめ度:
天才数学者の石神が、密かに想いを寄せていた花岡靖子が元夫を殺したことを知り、彼女を守るために人生をかけてアリバイ工作をする物語です。
警察にも崩せないアリバイを築き上げた石神に対して、靖子は鉄壁のアリバイに安心し、他の男性と二人きりでデートをするなど、その恩を忘れ、徐々に石神を疎ましく思う姿に怒りが込み上げてきましたが、他人の不幸の上に自分の幸せは築けないとわかる結末に心が揺さぶられました。
また、石神と湯川准教授の対決に引き込まれ、明かされた真相に叫び出したくなるほどの衝撃を受けましたが、それだけでなく、石神が四色問題を解いていた理由に涙が止まらなくなりました。
第2位 東野圭吾『赤い指』
おすすめ度:
自分の思い通りにいかないと、すぐにキレてしまうバカ息子の罪を、認知症になった母に押し付けて、問題から目を背けようとする家族の物語です。
ラストは叫び出したくなるほどの衝撃の展開に驚かされ、心がかき乱され、真心を踏みにじってきた家族に怒りと涙が止まらなくなりました。
一方で、前原一家のような家庭問題を抱えながらも、筋を通して親子の確執を乗り越えていく加賀恭一郎の姿に心が動かされました。
第3位 東野圭吾『悪意』
おすすめ度:
人気作家を殺害した犯人の「悪意」に、加賀恭一郎が立ち向かうミステリーです。
ミスリードさせるために、犯人が意図して嘘を織り交ぜて書いた「手記」と、加賀恭一郎の「捜査記録」で物語が展開していく構成が面白く、少しでも早く真相にたどり着きたくて、一気読みしました。
ラストは二転三転する展開に驚かされ、いじめをする身勝手な人間の心の奥底にある「凄まじい悪意」に恐怖しました。
第4位 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
おすすめ度:
ペット殺しに追いかけられる琴美の物語と、大学生になったばかりの椎名が、河崎に誘われて本屋を襲う手伝いをする物語、これら「過去と現在」2つの物語がリンクするサスペンス小説です。
目を背けたくなるような「つらい現実」に直面しても、ヤケを起こさずに、哲学とユーモアをもって行動していく登場人物の姿に心が揺さぶられました。
また、彼らの悲しい結末に心が痛み、タイトルに込められた真相に驚かされますが、とても悲しい物語なのに、読み終えた後は爽やかな気持ちになれました。
第5位 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』
おすすめ度:
巧みな嘘を織り交ぜて勝ち残った六人が、最後の一枠をかけて内定を争うミステリーです。
最終選考で学生たちの裏の顔が明らかになっていく展開が面白く、中盤から終盤にかけては、二転三転する展開にまんまと騙され、読み終わった後は爽快感が味わえました。
短時間で人の本性を見抜くことなど不可能なのに、できるように見せかける企業と、嘘をつく学生たちの騙し合いに、就職活動の闇を突きつけられているように思えました。
第6位 城山真一『看守の信念』
おすすめ度:
敏腕刑務官の火石が加賀刑務所で起こる不可思議な事件の謎に挑むミステリーです。
更生プログラムに参加した模範囚が姿を消してから発見されるまでの30分間に何が起こったのか?運動会の翌日に発生した食中毒は故意の犯行なのか?なぜ密室の備品保管庫で火災事件が起きたのか?など、不可思議な事件の謎が気になって一気読みしました。
また、火石の鋭い推理と優しさに心が動かされるだけでなく、前作『看守の流儀』を読んだ後だからこそ味わえる、衝撃のどんでん返しに驚かされました。
第7位 今村昌弘『兇人邸の殺人』
おすすめ度:
兇人邸と呼ばれる怪しげな建物に閉じ込められた葉村たちが、侵入者を次々と殺していく圧倒的な強さを誇る超人に追いかけられながら、殺人事件にも巻き込まれるミステリーです。
バイオハザードのような、圧倒的な強さを誇る超人から逃げるという展開に、ハラハラ&ドキドキするだけでなく、葉村と剣崎が自分よりも相手を守るために命がけで行動する姿に心が動かされました。
また、「探偵だからといって謎を解く必要がない」という視点が新しいミステリーでした。
第8位 今村昌弘『魔眼の匣の殺人』
おすすめ度:
葉村譲と剣崎比留子のコンビが、ゾンビ事件を予言した超能力者に会いに向かった村で、またしても殺人事件に巻き込まれるミステリーです。
「男女が二人ずつ、四人死ぬ」という予言を絶対的なものにすることで、その制約の中で殺人事件が展開していくという、他とは一味違うミステリーが楽しめました。
また、ラストは「まさか!」のどんでん返しに驚かされました。
第9位 知念実希人『硝子の塔の殺人』
おすすめ度:
「謎解き」「トリック」「頭脳派名探偵の活躍」という本格ミステリーの要素を散りばめながら、これまでの本格ミステリーとは一味違う展開が楽しめる小説です。
序盤は、「主人公の他に殺人犯がいる」というストーリーに引き込まれ、中盤から終盤にかけては、単純すぎる謎解きに「え!」とショックを受けますが、それがラストの仕掛けへと繋がっていく展開に驚かされました。
また、ミステリーマニアの登場人物たちが、熱心に語る40冊ほどの本格ミステリーに興味がわき、あわせて読んでみたくなりました。
第10位 城山真一『看守の流儀』
おすすめ度:
加賀刑務所で印刷を請け負っていた大学の入試問題を、誰がどうやって外部に持ち出したのか?なぜ受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムが突然なくなったのか?など、刑務所内で起こった5つの事件に、敏腕刑務官・火石司が挑むミステリーです。
刑務所では、受刑者による暴動や逃走、事故死は絶対に防ぐ必要があり、なかでも事故死は、受刑者を社会復帰させることができないので、最大の失敗とみなされるなど、受刑者のために奮闘する刑務官たちの姿に驚かされました。
また、「火石マジック」と呼ばれるなど、驚きの方法で事件を解決していく火石司の魅力に引き込まれる一方で、顔に傷があり、刑務官たちが決して口にしないタブーがある火石の正体が気になって、ページをめくる手が止まらなくなりました。
第11位 東野圭吾『危険なビーナス』
おすすめ度:
獣医師の主人公が、疎遠になっていた異父弟が失踪した事件の真相に迫る物語です。
弟の失踪にはあまり興味がないのに、弟の妻・楓に出会ってすぐに恋心を抱くようになった主人公が、彼女の気を引こうと必死になって行動したり、彼女に近づく男を遠ざけようとしたりする姿が面白く、そんな主人公の頑張りが報われるのか気になって、物語に一気に引き込まれました。
一方で、弟が失踪したのは、祖父の遺産や危篤状態にある父が保有している莫大な財産を狙う関係者の仕業なのか、それとも弟が気にしていた「16年前に母が実家の風呂場で亡くなった事故」に原因があるのかなど、真相が気になってページをめくる手が止まらなくなりました。
また、ラストは、怒涛のどんでん返しに驚かされるだけでなく、お洒落な終わり方に、登場人物たちの「その後」をあれこれ想像する楽しさが味わえました。
弟の妻を狙う軽薄な獣医師の恋物語と、ラストに怒涛のどんでん返しが楽しめるミステリーに興味がある方におすすめの小説です。
第12位 ジェフリー・ディーヴァー『真夜中の密室』
おすすめ度:
どんな錠でも一瞬で解除するロックスミスと、科学捜査官リンカーン・ライムの知能戦を描いたミステリに興味がある方におすすめの小説です。
第13位 夕木春央『方舟』
おすすめ度:
誰かを犠牲にしてでも自分だけは生き残ろうとする人たちの心理と、どんでん返しに驚かされるエンタメミステリに興味がある方におすすめの小説です。
第14位 芦沢央『悪いものが、来ませんように』
おすすめ度:
仕事を見つけて専業主婦から抜け出したい奈津子と、子どもを作ってはやく専業主婦になりたい紗英、という正反対で共依存関係にあった二人が、紗英の夫が殺されたことをきっかけに変わっていく物語です。
周囲や社会に馴染めない二人が、馬鹿にしてくる相手を見下し、哀れみ、盲目的にお互いを信用して共依存関係を強めていく姿に恐ろしさを覚える一方で、事件をきっかけに極端に反発する姿に心が痛みました。
また、ラストのどんでん返しですべてが覆り、驚きと感動が味わえたので、もう一度読み返したくなりました。
第15位 浅倉秋成『俺ではない炎上』
おすすめ度:
女性が刺された写真をなりすましアカウントから拡散された主人公が、警察や家族など多くの人に無実を信じてもらえず、真犯人を見つけるために一人逃亡する物語です。
正義のヒーロー気取りで適当なことばかりツイートする人たちに怒りが込み上げてくる一方で、SNSでは誰もが「自分は悪くない」と呟き、他人のせいにして自己承認をしているという指摘に納得しました。
また、終盤の怒涛の展開に引き込まれ、どんでん返しに驚かされました。
第16位 白井智之『名探偵のいけにえ』
おすすめ度:
奇蹟を起こすという宗教団体の真相を暴くために、探偵たちが調査に乗り出す物語です。
車椅子に乗らないと動けないのに、足が治ったと言ったり、顔にくっきり残っている傷が治っていると言い出すなど、新興宗教に洗脳されている人たちの言動に恐ろさを覚えるだけでなく、こうした幻覚が多くの人たちに伝播する「感応精神病」という病気が実際にあることに驚きました。
また、怪しげな宗教団体「人民協会」を調査しにジョーデンタウンに訪れた人たちが、密室で亡くなるなど、次々と不審死を遂げていく展開に、真相が気になってページをめくる手が止まらなくなりました。
さらに、奇蹟が起きる前提での謎解きと、起こらない前提での謎解きを披露し、宗教団体の教祖にどちらが真実かを選ばせる展開に引き込まれただけでなく、ラストは想像を上回る仕掛けに驚かされました。
新興宗教が起こす奇蹟の真相に迫るミステリーに興味がある方におすすめの小説です。
第17位 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
おすすめ度:
合コンで知り合った女性と恋に落ちる淡い恋物語と、彼女を静岡においたまま、東京で仕事をすることになった苦い恋物語の、2つの物語で構成されるミステリーです。
「どんでん返しが楽しめる小説」として有名な本作ですが、ラストの2行を読むまで、まんまと騙されていました。
あまりの衝撃に、もう一度読み返したくなり、その真相に驚かされました。
第18位 殊能将之『ハサミ男』
おすすめ度:
猟奇殺人犯として2人の女子高生を殺害したハサミ男が、3人目に殺そうとした女子高生・樽宮由紀子を、自分と同じ手口で別人に殺された謎に迫るミステリーです。
ハサミ男と刑事の視点が切り替わりながら、樽宮由紀子を殺した犯人と殺した理由に迫る構成に引き込まれ、一気に読みました。
また、早い段階で見抜けましたが、どんでん返しの仕掛けが面白く、ラストの展開に心が揺さぶられました。
第19位 歌野昌午『葉桜の季節に君を想うということ』
おすすめ度:
元探偵の主人公が、霊感商法で稼ぐ悪徳会社の本性に迫る物語と、探偵だった過去にヤクザが起こした殺人事件の謎を解くために潜入捜査をする物語から構成されるミステリーです。
ヤクザや霊感商法で荒稼ぎをする悪徳会社など、裏社会を取り上げた物語に引き込まれ、主人公が危険な目に遭いながらも、ひたむきに真相に迫ろうとする姿に心が動かされました。
また、自殺しようとした麻宮さくらとの恋物語も楽しめ、ラストはどんでん返しに驚かされました。
第20位 市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』
おすすめ度:
小型飛行船「ジェリーフィッシュ」の飛行試験をしていた6人が、雪山に閉じ込められて、遺体となって発見された謎に迫るミステリーです。
ジェリーフィッシュに乗船していた6人全員が、他殺されたことに疑いはない一方で、外部犯の可能性も低いという展開に、犯人とトリックが気になって一気読みしました。
また、どんでん返しに驚かされ、次回作につながるラストに、すぐに続きが読みたくなりました。
第21位 澤村伊智『邪教の子』
おすすめ度:
引っ越してきた11歳の茜を、虐待する母親から、新興宗教から救い出そうとする物語と、テレビディレクターの矢口が、自分を捨てて新興宗教に走った母に会いに行く物語、これら2つの物語が交差するサスペンス小説です。
新興宗教の犠牲になった子どもたちの姿に心が痛むだけでなく、彼らの姿を通して、「洗脳」とは今いる場所から抜け出すと生きていけなくなることだと気づかされました。
また、二転三転する展開に驚かされ、どんでん返しに再び驚かされました。
第22位 織守きょうや『黒野葉月は鳥籠で眠らない』
おすすめ度:
目的を成し遂げるためには、法律を逆手に取るなど、なりふり構わず行動する人たちを描いた、ラストにどんでん返しが楽しめる物語に興味がある方におすすめの小説です。
第23位 東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』
おすすめ度:
目の前で次々と仲間が消えていくのは果たして芝居なのか、それとも実際に起こった殺人事件なのか、という謎に迫る本格ミステリーです。
登場人物たちが、「実は殺人事件かもしれない、でも芝居だったら次の舞台で使ってもらえない…」と葛藤する姿に心が動かされ、ページをめくる手が止まらなくなりました。
また、ラストのどんでん返しに驚かされました。
第24位 綾辻行人『十角館の殺人』
おすすめ度:
角島という無人島に建てられた十角館で起こる連続殺人事件の犯人に迫るミステリーです。
推理小説研究会に所属する7人のメンバーが次々と殺されていくので、誰が犯人か気になって一気に読みました。
トリックや動機など少し強引なところもありましたが、ラストはどんでん返しが楽しめました。
第25位 米澤穂信『愚者のエンドロール』
おすすめ度:
先輩たちが作った犯人がわからないミステリー映画の続きを撮るために、折木奉太郎たち古典部のメンバー4人が密室殺人の犯人とトリックを解き明かす物語です。
映画の結末を推理するという設定が面白く、関係者の推理を聞きながら、さまざまな切り口で犯人とトリックに迫る展開に引き込まれました。
また、古典部のメンバーが自分の得意なことを生かしながら真相を明らかにしていく姿に心が動かされ、ラストのどんでん返しに驚かされました。
第26位 市川憂人『ブルーローズは眠らない』
おすすめ度:
小学生のエリックを助けたテニエル一家に起こった悲劇と、青いバラをめぐる殺人事件の謎に迫るミステリーです。
遺伝子操作がまだ実用的ではなかった時代に、不可能と言われた青いバラを創り出した博士が密室で殺された謎と、同時期に交配で青いバラを生み出した牧師との関係が気になり、ページをめくる手が止まらなくなりました。
また、ラストは二つの事件がつながっていく展開に引き込まれ、どんでん返しに驚かされました。
第27位 市川憂人『グラスバードは還らない』
おすすめ度:
不動産王と呼ばれるヒューが密売していた硝子鳥をめぐり、殺人事件が繰り広げられるミステリーです。
知らない間に監獄に閉じ込められていた4人が、「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューからの伝言に怯える理由が気になるだけでなく、メイドを含めた5人全員が他に誰もいない状況で殺されるので、犯人とトリックが気になって一気に読みました。
また、ラストはどんでん返しに驚かされ、悲しい結末に心が痛みました。
第28位 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』
おすすめ度:
自信があったプロジェクトを潰された駿介が、ゲームには自信があるという葛城勝俊の鼻をあかそうと、葛城の娘・樹理と協力して狂言誘拐をするミステリーです。
警察に捕まらないように入念な計画を立てる駿介に対して、買い物やオシャレを楽しむなど、自由に振る舞う樹理との正反対コンビが面白く、続きが気になって一気に読みました。
また、ハラハラ&ドキドキする展開が楽しめるだけでなく、ラストのどんでん返しに驚かされました。
第29位 東野圭吾『回廊亭殺人事件』
おすすめ度:
恋人をこの世から消され、首を絞められて、大火傷を負わされた主人公が、真犯人に復讐するために、老婆に変装して回廊亭に乗り込む物語です。
遺産相続を巡って集まった一族の誰もが怪しく思え、真犯人が気になって一気に読みました。
また、ラストは衝撃の事実に驚かされ、悲しい結末に心が痛みました。
第30位 秋吉理香子『聖母』
おすすめ度:
母親が数分目を離した隙に行方不明になった幼児が殺され、性的暴行を加えられた事件の真相に迫る物語です。
不妊治療の末にできた娘をどのような手を使ってでも守ろうとする母親と、頭がキレる高校生の犯人、刑事という3つの視点で事件の真相に迫る展開に引き込まれ、一気に読みました。
また、ラストのどんでん返しに驚かされ、娘を思う狂気ともいえる母親の愛情に心が揺さぶられました。
第31位 相沢沙呼『invert Ⅱ 覗き窓の死角』
おすすめ度:
トリックも、どんでん返しも面白いミステリなので、あざとい主人公が問題なく受け入れられる方におすすめの小説です。
まとめ
今回は、どんでん返しに驚かされる小説【31作品】のおすすめランキングを紹介しました。
ラストに衝撃の事実が明かされる、驚きの物語ばかりなので、未読のものがあれば、この機会にぜひ読んでください。
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