(※『ブレない子育て』表紙より)
子育てしていますか?
私は長男が小学一年生になったので、少しは楽になりましたが、最近は「学校がつまらない!」と言うようになりました。
学校の勉強があまりにも簡単すぎて面白くないというのです。
それもそのはず。子どもたちには、幼稚園に入る前から遊び感覚で勉強させてきたからです。今では勉強が面白くて仕方がないようで、小学三年の問題をスイスイ解いています。
とはいえ、学校のせいで勉強嫌いになっては困ります。これからどうしようかなぁと思っていたときに出会ったのが『ブレない子育て』。この本を読んでとても勇気づけられたんですよね。
そこで今回は、本書の中から子どもの成長を促すために親がやるべき6つのことを紹介したいと思います。
『ブレない子育て』ってどんな本?
モデルで俳優の栗原類さんの母が、発達障害の息子をどのように育ててきたかが書かれている本です。
栗原類さんの母自身も発達障害で、しかもシングルマザーとして子育てをされてきました。その奮闘ぶりは、母親としてだけでなく父親としても学ぶところが多いように思います。
また、アメリカでの経験を通して、日本とは少し異なる視点での子育て法が紹介されています。
なんとなく日本の学校教育があわないなぁ…と感じているようなら、ぜひ読んで欲しい一冊です。
子どもの成長を促すために親がやるべき6つのこと
1. 自分がベストと思う子育てをする
本やブログなどで本当に多くの子育て法が紹介されていますが、正解があるわけではありません。自分がベストと思う子育てに挑戦するしかないのです。
もちろん失敗するのは嫌でしょう。しかし、日本では当たり前になっていることが、ちょっと国をまたぐと誰もやっていなかったりします。それでも誰も困っているわけではないので、どんな子育て法でも大丈夫そうですよね。
とはいえ、思いつきで子育てをしてはいけません。出来るだけ知識を広げる、広い視野を持てるように努力すること。そして自分の子育てに信念を持つことが大切です。
それができれば周囲の雑音に惑わされることなく、自分らしい子育てができるはずです。(知識の広げ方については、以下のエントリを参考にしてください。)
2. 子どもが頑張れることをサポートする
勉強や読書、スポーツなどに挑戦して欲しいと思うのが親心ですが、それよりも「頑張れること」をサポートすることが大切です。なぜなら、苦しくても頑張れることでないとプロにはなれないからです。
たとえば男の子が化粧品に興味を持っても、「オカマ?」「女の子みたい」「性同一障害かも?」なんてリアクションをしないこと。ヘアメイク・アーティストとして活躍する男性の多くは、小さい頃から化粧品に興味を持ってます。それが「頑張れること」につながるかもしれないからです。
また一流になれなさそうな夢でも諦めささないこと。自分の才能の範囲で夢の最大値を追うことが大切だからです。そうしないと、一部の人たちだけが勝ちであとは負けになってしまいますよね。
とにかく、遊び感覚で頑張れることに目を向けさせ、サポートしてあげることが大切です。
3. 親が得意なことを教える
親が子どもに得意なことを教えて感動を共有する。その繰り返しが親子間の信頼や尊敬を育てます。
私の場合は、どちらかといえば勉強が得意なので、その面白さや感動を伝えるようにしています。その影響もあって、子どもたちは勉強をゲームのように楽しんでいます。
もちろん、苦手なことを教える必要に迫られることもあるでしょう。そんな時は、親も一緒に学びながら教えること。そうすれば親自身の成長にもつながります。
親子共に成長できるように行動していきたいですね。
4. 人生の前向きな姿勢やマナーは行動を通して教える
子どもにとって「そうして欲しい」と思うことは親が率先してやること。出来もしないことを、子どもにさせようとするのは横暴です。
たとえば、リーダーシップを発揮できる大人に育てたいのなら、まずは自らリーダーシップを発揮する。困っている人を率先して助けたり、PTAの役員を引き受けたり、ボランティアに参加したり。
そうすれば、子どもは親の姿を通して自然と学んでいきます。もちろん、社会常識やマナーも同じです。
5. 子どもに言ったことは必ず守る、言論一致させる
「宿題を先にやらないとゲーム機を捨てるよ!」というような脅し文句を繰り返していると、「ただの脅し文句で実際の行動は違うはずだ」と予測するようになります。高価なゲーム機をそんなことでは捨てませんよね。子どもにだってわかります。
こういうことが続けば、どうせ口ではこう言ってるけど約束は守ってもらえないだろうとういう不信感につながります。
だからこそ、してしまった約束はとにかく守る。親が約束を破らない、安請け合いをしない、その場の気分でものを言わないことが大切です。
約束を守らないと、子どもまで約束を守らなくなりますよ。
6. 子どもを一人の大人として扱う
日本の学校教育は、子どもを子どもとして育てようとしています。
高校生にもなって先生を挑発し続ける男の子がニュースで話題になっていましたが、あの未熟さを受け入れてしまうのが日本の学校教育です。
これがアメリカなら、小学生でも留年、もしくは退学です。それだけ子どもを大人として扱っているからです。
もちろん、日本でも社会に出れば甘くはありません。だからこそ、少なくとも家庭では子どもを一人の大人として扱うことが大切です。
学校という閉じこもった世界で偉くなることに意味はありません。社会に通用する大人に育てていきましょう。
最後に
今回は『ブレない子育て』を参考に、子どもの成長を促すために親がやるべき6つのことを紹介してきました。
子どもの成長を促すには、学校任せにするのではなく、むしろ親自身がリーダーシップを発揮することが大切です。
というわけで、私も引き続きリーダーシップを発揮して、仕事に、勉強に、育児に取り組んでいきたいと思います。
より詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書をお読みください。
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