好きなことを仕事にしていますか?
私はどちらかといえば、好きなことを仕事にしていますが、
もし好きでもない仕事をしているようなら、今すぐ信頼を勝ち取る行動を起こすべきです。
ファンがいなければ、どれだけ努力しても、好きなことを仕事に出来ないんですよね。
なぜ、好きなことを仕事にするにはファンが必要なのか?
少し前の話ですが、ベッキーさんとゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音さんが不倫をしました。
本来であれば、その責任は両方にあるはずですが、その後の活動には大きな差が生まれました。
この原因は何だと思いますか?
結論から言えば、ファンがいたかどうかです。
川谷さんには、「ゲスの極み乙女の音楽が聴きたい!?」という大勢のファンがいたのに対して、
ベッキーさんにはそれほど多くのファンがいませんでした。
確かに、ベッキーさんは、好感度が高く、多くの人に認知されていましたが、
「ベッキーさんでなければダメだ!」と思ってもらえるほどの何かがなかったのです。
たとえば、YouTubeの「Nintendo公式チャンネル」には、最新のゲームをプレイするよゐこさんの動画がアップされていますが、
彼らは決してゲームがうまいわけではありません。むしろ、下手です。
それでも何万人という人たちが、よゐこさんの動画を見に来るのは、それだけのファンがいるからですよね。
「ゲームが下手でも笑える動画が観たい」という私たちの欲求に応え続けているからです。
つまり、私たちの要求に応えてくれるという期待と信頼が、ファンをつくり、その結果として、好きなことが仕事にできているんですよね。
では、どうすればファンになってもらえるほどの期待と信頼が得られるのでしょうか。
期待と信頼を勝ち取る2つのステップ
キングコングの西野亮廣さんは、著書『革命のファンファーレ』のなかで、
次の2ステップを実践すれば、期待と信頼を勝ち取ることができると言われています。
- 嘘をつかない
- 作品のクオリティを上げる
それぞれ簡単に説明していきます。
1. 嘘をつかない
当たり前のことですが、嘘をつかないことが信頼を勝ち取る大前提です。
とはいえ、これが結構難しいんですよね。
たとえば、まずいご飯を食べたときに「美味しい」と言わずにいられるでしょうか。
友人や知人、彼氏・彼女に作ってもらった料理なら、まずいとは言いづらいですよね。
しかし、美味しくもない外食にまで、「美味しい!」と言っている人が多いように思います。
とくに、SNSなどにお店の感想を投稿している人は要注意です。
好感度を上げるために、まずくても「美味しい!?」なんて発言をしていると、実際にそのお店に行った人から信用を失ってしまいます。
もちろん、本や映画でも同じことです。面白くないものは褒めない。これができるかどうかで信用してもらえるかどうかが決まります。
私もこのブログでは正直に書くように心がけています。
たとえば、湊かなえさんの小説には好きな作品も多くありますが、『未来』は合わなかったので低い評価をつけました。

とはいえ、嘘をついてしまうのは、嘘をつかざるを得ない環境にいるからかもしれません。
嘘をつかないと、
- 誰からも応援してもらえない
- 人から嫌われてしまう
- 給料がもらえなくなる
なんて不安があるので、嘘をついているのかもしれません。
ところが、嘘をつき続けていれば、いずれその嘘がバレ、多くの人から嫌われてしまいます。
『鋼のメンタル』の感想にも書きましたが、どうせ嫌われるのなら、自分の意見や考えを大切にした方が良いと思いませんか?

2. 作品のクオリティを上げる
期待と信頼を勝ち取るための2つ目のステップは、仕事のクオリティを徹底的に上げることです。
そのためには、とにかく行動を起こして、勘やセンスを磨く必要があります。
体験が増えれば増えるほど、次に何をすべきか明確になっていくからです。
たとえば、野球であれば「そのボールに手を出せば空振りする」というのは、過去の体験が教えてくれますよね。
頭で一生懸命考えるのも大切ですが、バッターボックスに立った回数が多い方が正確な判断ができます。
実際、『ストーリー思考で奇跡が起きる』の感想にも書きましたが、
アメリカのジャーナリストがビジネススクールの学生1500人を対象に調査したところ、「今すぐ行動すること」が夢の実現に重要な要素であることがわかりました。

DaiGoさんの著書『運は操れる』でも、試行回数を増やすことが、運を良くする方法だと書かれています。

だからこそ、目の前にある仕事に徹底的に取り組み、次々と新しいアイデアを試してみることが大切なんですよね。
そうして作品のクオリティを上げていけば、ファンは確実に増えていきます。
また、たとえファンが増えなかったとしても、その行動は確実に次に生かすことができます。
まとめ
今回は、西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ』を参考に、ファンを増やして好きなことを仕事にするための2ステップを紹介してきました。
どれも当たり前のことばかりですが、この当たり前を愚直に実行している人だけが好きなことを仕事にできるんですよね。
好きなことを仕事にしたいと考えている方は、ぜひお試しください。
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