場合の数と確率が理解できる!/『ふたたびの確率・統計[1]確率編』感想

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『ふたたびの確率・統計[1]確率編』を読み終えたので、簡単におすすめポイントと感想を紹介します。

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『ふたたびの確率・統計[1]確率編』のおすすめポイントと目次

おすすめ度:3.5

  • 推測統計に必要な「場合の数」と「確率」が理解できる
  • 大学入試問題とその詳しい解説が載っているので、理解が深まる
  • ベイズの定理も把握できる
目次
第1章【場合の数】(Number of Cases)
01【集合】~まずは、いろんな記号に慣れよう~ /コラム1 集合は古典数学と現代数学を分かつ
02【集合の要素の個数】~もう少し記号に慣れよう~ /コラム2 無限には「種類」がある?
03【場合の数】~まだまだ「前菜」です~ /コラム3 「1対1対応」と秀吉
04【順列】~いよいよ「メインディッシュ」~ /コラム4 動物は数を知っているか?
05【組合せ】~順番は気にしない選び方~ /コラム5 組合せ爆発

第2章【確率】(Probability)
01【事象と確率】~身近ゆえ誤解を生みやすい~ /コラム6 「確率の正しさ」とは?
02【確率の基本性質】~ベン図でわかりやすく~ /コラム7 不正を暴く「1」の法則
03【独立な試行の確率】~まずは二の丸から~ /コラム8 偶然と芸術
04【条件付き確率】~いよいよ本丸へ~ /コラム9 理想のパートナーに巡り会う方法

入試問題にチャレンジ(全36題)

『ふたたびの確率・統計[1]確率編』の感想

統計学をこれから学びたい、学び直したい方におすすめの本です。

平均や分散、標準偏差などを求める記述統計を理解するには必要ありませんが、「何%の確率で、○○である」というような推測統計では、「場合の数」や「確率」を理解しておく必要があります。

『ふたたびの確率・統計[1]確率編』では、「集合」から始まり、「場合の数」、「順列」、「確率」と徐々に理解が深まっていくように構成されているので、最後まで読めば、推測統計を理解するための準備が整っているはずです。

もちろん、これまでの『ふたたび』シリーズと同様に、これでもか!というほど、丁寧で、詳しい解説があるので、数学が苦手な方でも安心して読み進められます。

他にも、機械学習で使われているベイズの定理が学べたり、詳しい解説付きの大学入試問題集もついているので、高校生から大人まで幅広い方に役立つ本です。

推測統計を理解するために必要な「場合の数」と「確率」を学び直したい方に、おすすめの一冊です。

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