この前のエントリで「レベルの高い教育も必要ですが、何よりもベースとなる心を育てることが大切だ」と書きました。
それは心が育たなければ、どれだけ高学歴になっても望んでいる人生が手に入らないからです。前回紹介した韓国のエリート学生もその一例です。
では、心を育てるとは一体どういうことなのでしょうか。前回とは異なる視点で考えてみたいと思います。
思いやりの心を持とう
私たちの心の中には「自分だけよければいい心」と「人を助けてあげたい心」という真逆の心があります。
大事なのはどちらの心を育てていくかです。
「人を助けてあげたい」という利他の心は大きな夢を叶えるためには絶対に必要です。なぜなら、一人では夢を叶えられないからです。
地獄と極楽という比喩がありますよね。実はどちらも見た目は同じですが、そこに住む人の心は大きく異なっています。自分だけ良くなろうと思っている人は地獄の住人なので誰も助けてくれません。
だからこそ、できるだけ感謝の気持ちをもち、どんなことでも「ありがとう」と言えるようになっていくべきなんですよね。そうすれば利他の心が育っていきます。
「ど真剣」に生きよう
簡単に言えば、いつでも全力疾走しようということです。
一生懸命にやっていればいいことが起きます。イチロー選手が4000本安打を達成できたのも日々の努力の賜物。日々の積み重ねで結果は大きく変わります。
人生が良くなるかどうかは「考え方」×「熱意」×「能力」で決まると稲盛和夫さんは言います。
だからこそ、先ほど紹介したように思いやりの心を持ち、さらに熱意を持って行動することが大切なんですよね。
どれだけ能力が高くても、悪い考えに引っ張られたり、熱意が持てなければ成功できませんよ。
「思い」は必ず実現する
思いは物事の始まり。強く思わなければ夢は叶いません。
逆に言えば、強く思えば今日は無理でも明日はできるようになる可能性があります。
ピンチの時に信じられない力を発揮する火事場のクソ力がありますよね。あれは潜在能力を発揮したからこそ、想像を超える力が湧き上がってくるのです。
では、潜在能力のスイッチはどうすれば入るのでしょうか。
それは、前向きな心を持ち、自分から行動を起こし、強く強く思うこと。そして失敗しても成功するまで諦めないことです。
どれも当たり前のことばかりですが、この当たり前の積み重ねが夢を実現する近道です。
最後に
最近、人と違うことをすべきだという論調のせいもあり、地道な行動を嫌う人が増えているように思います。
その結果、誰もが一発逆転を狙い、出来もしない大きな夢を掲げては現実という壁にぶつかって挫折しています。
もちろん、そんな生き方を否定するつもりはありませんが、できれば子供には真っ当な生き方をして欲しいですよね。
そんな思いから今回はあえて当たり前のことばかり書きました。道徳って意外と大切なんですよ。
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