サバイバル生活は得意ですか?
私は虫でさえ苦手なのでサバイバル生活ができる自信がありませんが、
漫画『約束のネバーランド 5-8巻』を読んで、サバイバル生活を生き抜く子供たちの姿に感動しました。
それだけでなく、人を見た目や所属で判断するのはやめようと思える物語だったんですよね。
おすすめ度:
こんな人におすすめ
- サバイバル生活を生き抜く子供たちの物語に興味がある人
- 気になる謎が次々と提示される物語が好きな人
- 人を見た目や所属で判断するのはやめようと思える物語を読んでみたい人
- 『約束のネバーランド GFハウス脱獄編』が楽しめた人
あらすじ:協力者を求めて外の世界へと旅立った主人公の物語
この記事では、漫画『約束のネバーランド』5巻から8巻で描かれている「ミネルヴァ探訪編」について紹介していきます。
「GFハウス脱獄編」で外の世界へと旅立ったエマたちでしたが、外の世界には野生の鬼が大勢いました。

それだけでなく、GFハウスを管理していた鬼たちまで追いかけてきます。
そんな追手から逃れてエマたちが目指したのは、協力者だと思われるウィリアム・ミネルヴァがいる場所でした。
図書室にあった本や、シスター・クローネが残したペンに隠されていたヒントから、ミネルヴァが協力者であり、あるポイントにくるよう示していることがわかったからです。
ところが、ミネルヴァが示すポイントを目指している途中で、レイが追手の鬼に囲まれてしまうんですよね。
それだけでなく、エマも耳の傷が開いてしまい、高熱を出して動けなくなりました。
そんな絶望的な状況から救ってくれたのが、ソンジュとムジカと名乗る鬼たちです。
なぜ、彼ら鬼がエマたちを助けたのかと言うと…。という物語が楽しめる漫画です。
感想①:サバイバル生活を生き抜く子供たちに感動
あらすじでも紹介しましたが、孤児院であるGFハウスを脱出した子供たちが直面したのは、野生の鬼たちとの生き残りをかけた戦いでした。
それだけでなく、人間や動物の肉を食べる植物やGFハウスを管理していた鬼たちなど、次々と彼らの命を脅かす存在が登場します。
GFハウス編では、ママひとりがエマたちの命を脅かしましたが、外に出たことでより多くの生物が彼らの命を狙うんですよね。
それでも、エマたちは、団結してこの困難に立ち向かっていきます。
シスター・クローネが残したペンを頼りに、ミネルヴァという協力者のもとへと進んでいきました。
古川智映子さんの小説『土佐堀川』では、どんな困難にもめげずに前進し続ける主人公の姿に感動する物語が描かれていましたが、

この漫画でも、困難なサバイバル生活にもめげずに前進し続けるエマたちの姿に感動しました。
感想②:気になる謎が次々と提示される
先ほども紹介しましたが、ウィリアム・ミネルヴァという人物が、なぜかエマたち食用児を助けようとしていました。
図書館にあった本に暗号を隠したり、シスター・クローネがくれたペンに目指すべき場所を潜ませたりと、逃げる手助けをしてくれます。
このように、なぜミネルヴァがエマたちを助けようとしているのか気になりますが、
他にも、追手の鬼に追い詰められたエマたちを救ってくれたソンジュとムジカと名乗る鬼たちも気になります。
彼ら鬼は、エマたちに生き延びる方法を教えてくれる一方で、ある想いを胸に秘めていたんですよね。
また、ムジカはエマに「七つの壁を探しなさい」というヒントと謎のペンダントをくれました。
漫画『進撃の巨人』では気になる謎が次々と提示されるのでページをめくる手が止まらなくなりましたが、

この漫画でも、次々と気になる謎が提示されるので一気読みしてしまいました。
感想③:鬼が味方で人間が敵!?
さて、この物語では、ソンジュとムジカという鬼がエマたちに味方してくれる一方で、
ミネルヴァが示した場所にいたオジサンはエマたちに冷たく当たります。
ミネルヴァが用意していた地下シェルターには、エマたち全員が生きていける食糧と寝床があったにも関わらず、オジサンはすぐに出て行けと言って銃を向けてきました。
それでもエマはオジサンに協力を求めますが、オジサンはエマかレイのどちらかを殺そうとするんですよね。
わざと鬼を誘き寄せて、鬼に殺させようとしたのです。
和田竜さんの小説『忍びの国』では、身内でも得をすれば平気で殺す人たちの姿が描かれていましたが、

この漫画では、敵であるはずの鬼がエマたちの味方をする一方で、味方であるはずの人間が敵対する…という物語が描かれていたので、
人を見た目や所属で判断するのはやめようと思いました。
まとめ
今回は、漫画『約束のネバーランド』5巻から8巻で描かれている「ミネルヴァ探訪編」のあらすじと感想を紹介してきました。
サバイバル生活を生き抜く子供たちの姿に感動する物語なので、気になった方はぜひ読んでみてください。
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