脳科学者が発見した「脳の力を引き出す」5つのヒント

ライフハック

脳の力を最大限に発揮していますか?

実は、私も含めて多くの人たちは、自分の脳にあった行動をしていないので、脳の力が発揮できていない可能性があります。

『運がいいと言われる人の脳科学』の感想にも書きましたが、

他人が考えた幸せを追い求めて、幸せになれない確率を高めているんですよね。

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「脳の力を引き出す」5つのヒント

では、どうすれば脳の力を引き出すことが出来るのでしょうか。

脳科学者である中野信子さんの著書『あなたの脳のしつけ方』には、そのヒントがいくつか紹介されていますが、

なかでも私が特に知っておきたいと思ったのは、次の5つです。

  1. 集中力を高める最適な方法は?
  2. 決断力は本当に必要なのか?
  3. 新しいアイデアなんて存在しない
  4. 努力できるかどうかは遺伝子で決まる
  5. 運が良い人は運が良くなりやすい

それぞれ簡単に説明していきます。

1. 集中力を高める最適な方法は?

集中力を高める方法はいろいろあります。

たとえば、キリの悪いところで作業を中断するとか、とにかく始めてみるとか。

他にも、あえて人目につくところで作業をするという方法もあります。

子供の勉強は、個室よりも家族が出入りするリビングでやる方が効率的だと言われていますが、

それは、親や家族が見ている場所では、「勉強をやらないと!」という緩やかな圧力がかかるからです。

また、静かすぎる環境よりも、少し雑音がある環境の方が集中力が高まるという要因もあります。

もちろん、大人にとっても同じです。

集中力を高めたいときはカフェなど人目につくところで作業をするのもひとつの方法です。

少し変わったものとしては、ぼんやりするという方法もあります。

『「ぼんやり」が脳を整理する』の感想にも書きましたが、

集中力が切れる前に、意図的にぼんやりすることで、次の集中力を高める準備をするのです。

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このように、集中力を高める方法はいろいろありますが、人によって最適な方法は異なります。

ぜひ、自分の脳にあった方法を見つけて、集中力を高めていきましょう。

2. 決断力は本当に必要なのか?

脳は決断するとき、2つのシステムを使います。

ひとつはXシステム。

このシステムは、すぐに決断できる反面、深い思慮や綿密な計算に欠けているため、後になって問題が発生しやすくなります。

もう一つはCシステム。

決断するまで時間がかかる代わりに、合理的な判断ができます。

ダイエットや結婚、転職など重大な決断を下すときに必要な能力です。

ある実験では、Cシステムを働かせて考える人、つまり決断力がある人よりも優柔不断に見える人のほうが、生涯を通して勝者になりやすいことが明らかになっています。

『運のある人 “もっている人”は、人とは逆のことをやっている』の感想にも、

結婚運を上げたい人は、長期的な視野をもって相手を見極めましょうと書きましたが、

短期的に決断するよりも、長期的な視野で物事を捉える方が成功しやすいんですよね。

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3. 新しいアイデアなんて存在しない

「新しいアイデアが浮かんだ!」と思っても、大抵のことはすでに誰かが考えています。

では、アイデアとは一体何でしょうか。

それは、過去のアイデアを目の前の問題と結びつけて少しアレンジすることです。

名著『アイデアのつくり方』にも、

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」

と書かれています。

ファッションでも流行は繰り返していますよね。

そのため、新しいアイデアを生み出したいときは、歴史を徹底的に学ぶことです。

『漫画 君たちはどう生きるか』の感想にも書きましたが、過去を徹底的に学び、学問の頂上まで登り切って考えることが大切なんですよね。

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もちろん、司馬遼太郎さんや吉川英治さんの歴史小説を読んだり、

ドキュメンタリーを観たり、会社や業界の歴史を勉強することにも意味があります。

新しいアイデアが浮かばないときは、歴史を紐解いてみてはどうでしょうか。

4. 努力できるかどうかは遺伝子で決まる

実は、努力できるかどうかは遺伝子の要因が大きいそうです。

努力できる人は「努力した後の報酬」に着目することで脳内に快楽物質を得ており、

一方の努力できない人は、「損得勘定」が働いて努力にブレーキがかかるように遺伝子が働きます。

とはいえ、努力できないからといって、悲観する必要はありません。

『努力不要論』の感想にも、「才能とは、自分には何ができのるかを正しく把握し、それを活用できる能力のこと」と書きましたが、

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努力したくないからこそ、効率よく行動する方法はないか?と模索することができるからです。

もちろん、どうしても努力する必要に迫られるときもあるでしょう。

そんなときは、努力をゲーム化する方法がおすすめです。

私も努力できないタイプなので、見える化したり、仲間内で競争したりして、楽しみながら努力するようにしています。

5. 運が良い人は運が良くなりやすい

運が良いことも悪いことも、基本的には50%の確率で起こります。

しかし、運が良かった人は、そのときに得たリソース(お金、時間、交友関係など)が使えるので、次も運の良い結果が出やすくなります。

一方の運が悪い人は、リソースが減っていくので、どんどん運が悪くなるんですよね。

では、どうすれば運が良くなるのでしょうか。

『科学がつきとめた「運のいい人」』の感想にも、運が良くなる方法を書きましたが、ここでは他の方法を2つ紹介します。

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ひとつは本を読むなどして能力を高めること。もう一つは、自分が勝てる環境で勝負することです。

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』にも書かれていましたが、

努力しなくても得意なこと、人に求められることで勝負することが、運が悪い現状から抜け出す唯一の方法なんですよね。

運が悪いと感じている方は、ぜひお試しください。

まとめ

今回は、『あなたの脳のしつけ方』を参考に、脳科学者が発見した「脳の力を引き出す」5つのヒントを紹介してきました。

本書には、他にも、

  • モテ力のしつけ方
  • 愛情力のしつけ方

など気になる内容が盛り沢山です。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

おすすめ度:4.0

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