原因がよくわからない体調不良に悩まされていませんか。
私は悩まされていました。頭がぼんやりしたり、疲れやすかったり、お昼を過ぎると急激に眠たくなったり。
実はこのような体調不良は「首こり」に原因があるそうです。もっといえば、首こりによる自律神経の不調が原因。自律神経がきちんと働かないと、慢性疲労や不定愁訴と呼ばれる症状が発生しやすくなるからです。
では、どうすれば首こりが解消できるのでしょうか。本『1日5分 副交感神経アップで健康になれる!「首」にすべての原因があった』を参考に紹介していきます。
ほとんどの体調不良は副交感神経の不調が原因!?
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。
交感神経とは私たちを興奮状態に持っていく神経で、副交感神経とは落ち着かせる神経のこと。クルマにたとえると、アクセルとブレーキの関係です。
しかし、私たちは日々の暮らしの中で、交感神経ばかりを高めてしまいがち。仕事をしていても、家事や育児をしていても、イライラすることが多いですよね。さらに、ストレス解消にテレビゲームやスマホゲームをしていると…。交感神経ばかりがどんどん高まってしまいます。
その結果、慢性疲労や不定愁訴と呼ばれる症状になったり、ひどい場合には、鬱状態や自殺にまで追い込まれることも。
そこで、副交感神経を高めるために、ゆったりとした、落ち着いた時間を多く過ごす必要が出てくるわけですが、そういった生活をしていても「首こり」があると副交感神経が正常に働かないのだとか。
そのため、もし「首こり」を感じているようなら、次に紹介する3つの方法を実践してはどうでしょうか。
首こりを解消する方法①「555体操」
「555体操」とは、首の筋肉をほぐす運動です。簡単ですので、時間があるときにでもどうぞ。
- 首の柔軟体操1
首を左右にゆっくりまわします。頭を前方に倒して、まずは左からゆっくりと1周させます。続いて右からまわします。この運動を5回繰り返します。- 首の柔軟体操2
首筋をしっかり伸ばして顔をゆっくりと右に向けます。このとき体は正面を向いたまま動かさず、左肩を軽く後ろに引きます。そのあと顔を正面に戻します。これを5回繰り返します。続いて先ほどと逆の動きをします。顔をゆっくりと左に向けます。体は正面を向いたまま動かさず右肩を軽く後ろに引きます。この運動も5回繰り返します。- 首の後ろの筋肉をゆるめる
両手を組んで後頭部にあてて、頭をゆっくりと後ろに倒します。倒した状態で5まで数えて、ゆっくりと頭を元に戻します。この運動も5回繰り返します。- 首の斜め後ろの筋肉をゆるめる1
右手を右の耳の後ろにあてて頭をゆっくりと倒します。倒したままで5まで数えてゆっくりと元に戻します。手は戻す運動を手助けるようにします。この運動も5回繰り返します。- 首の斜め後ろの筋肉をゆるめる2
今度は左手を、左耳の後ろにあてて、先ほどの反対側である左後ろに倒していきます。倒したまま5まで数えて、元の位置に戻します。この運動も5回繰り返します。- 首の横の筋肉をゆるめる
右のこめかみの上あたりに右手の指を2、3本あて、頭を右肩の方に倒します。倒したまま5まで数えてください。ゆっくり戻します。このときも、そろえた手は、戻す手助けをしてください。次に、左側も同じようにします。左右5回ずつ行ってください。- 首の斜め前の筋肉をゆるめる
左の額に左手をあてて、頭を右肩の上に倒します。次にそのまま頭を左へまわして、できるだけ右耳を胸骨に近づけます。このとき顔は左上方を向いています。この状態で5まで数えて、頭を右肩の上に戻します。そのあと、首を立てて真っすぐ正中に戻します。左側も同じようにします。右手を額の右側にあて、左肩の上に頭を倒し、左手が胸骨に近づくように首をまわします。左右5回ずつ行ってください。- 整理運動
最後に、3.→2.→1.の順でもう一度行ってください。
首こりを解消する方法②「ホットタオル」
「ホットタオル」とは、その名の通り「温かいタオル」で首を暖め、血流を良くする方法です。暖められた血液は身体全体に行き渡るので、風邪の予防としてもオススメ。
- タオルを水でぬらし、軽く絞ってください。
- ラップでくるみ、電子レンジ(500W~600W)で1~2分温めます。
- 温めたタオルをラップごと乾いた布でくるみます。
後は首にあてるだけ。使い捨てカイロでもオッケーです。
首こりを解消する方法③「ネックリラクゼーション」
イスを使った簡単な体操です。空き時間を見つけて実践してみてはどうでしょうか。
- まずはイスに深く腰かけて、背中を背もたれにつける。
- 次に両手を頭の後ろにまわして組みます。
- 頭を後ろに倒していきます。頭の重みを手でささえて、首の後ろの筋肉をゆるませます。
- そのまま30秒止めておく。
- そして元に戻す。
最後に
私たちは「首がこる」ような行動ばかり取っています。長時間のパソコンやスマホもそのひとつ。
一方、昔の人たちは、星を眺めるなど上を向いて生きていました。下ばかり向いて生きている私たちとは大違いですよね。その結果、首がこり、うつ病などの重い病気にかかりやすくなったのかもしれません。
だからこそ、「555体操」や「ホットタオル」、「ネックリラクゼーション」などで首のこりを解消する必要があるわけですね。もちろん、今回紹介した以外にも、首までお風呂にしっかりつかる、ドライヤーの温風を首に当てるなど、首こりを解消する方法はあります。気になった方は本書を読んでみてください。
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