仕事やプライベートで、「どん底」に落ちたことありますか?
私はあります。子供の頃に貧乏だったので、結構悲惨な暮らしをしていました。
しかし、私が味わったどん底よりも、もっとツラいどん底から這い上がってきた人たちがいるんですよね。
リストラされたり、ご飯が食べられなくなったり、借金まみれで夢や希望がもてないといった状態から、お金持ちや有名人になった人たちがいます。
では、なぜ彼らはどん底から這い上がれたのでしょうか。
やりたいことを貫いたから
ミッキーマウスやプーさんなどの人気キャラクターを生み出したウォールト・ディズニーもどん底から這い上がったひとりです。
ディズニーは、第一次世界大戦が起きると、負傷兵の治療や輸送をする衛生兵として従軍することになりました。
それでも絵を描きたいと考えた彼は、多くの同僚が遊びに出かける休日も、ひとり残って黙々と絵を描いていたそうです。
そうして戦争が終わった後、ディズニーは念願の絵を描く仕事につきましたが、これがどん底生活の始まりでした。
最初は新聞社から漫画を描く仕事を請け負ったディズニーでしたが、あまりにも酷い生活をしていたので、見かねた兄から広告デザイン会社を紹介されます。
ところが、「想像力も発想力もない」という理由ですぐに契約を打ち切られました。
その後も、ディズニーの人生はどん底が続きます。会社を立ち上げては倒産を繰り返したのです。
普通なら、自分の描く絵は世間から求められていないと思って諦めますよね。
しかし、それでもディズニーは、「世界中の人たちを笑顔にしたい」という想いで行動し続けました。
その後のディズニーの活躍は、みなさんもご存知のとおりです。
私たちはやりたいことがあっても壁が立ちはだかると、どうしても他の道を探してしまいがちですが、どん底に落ちても壁を乗り越えるまで行動し続けることが大切なんですね。
目の前にある仕事に真剣に取り組んだから
では、やりたいことがない人はどうすればいいのでしょうか。
東進ハイスクールの看板講師であり、タレントとしても大活躍の林修先生は、目の前にある仕事に真剣に取り組むことで、どん底から這い上がりました。
林先生は大学を卒業後、日本長期信用銀行に就職しますが、「この銀行は長くもたないだろう」と考え、半年で退社します。
後に、林先生の予想通り長銀は破綻したので、先を見る目があったのでしょう。
ところが、その後の林先生はどん底生活になりました。何度か起業するもことごとく失敗し、借金を背負います。
そうして出会ったのが予備校講師のアルバイト。ここから林先生の快進撃が始まります。
しかし、当時の林先生にとって予備校講師はやりたくない仕事だったそうです。それでも、真剣に仕事と向き合ったからこそ、どん底から這い上がれたのです。
私たちはどうしても、仕事に優劣をつけてしまいがちですが、どのような仕事であれ全力で取り組めば、どん底から這い上がれるチャンスがつかめるんですね。
自分を信じて行動し続けたから
OKWaveという日本最大級のQ&Aサイトを立ち上げた兼元謙任さんをご存知でしょうか?
ホームレスから社長にまで這い上がった人物です。
兼元さんは、デザインの仕事をしながら学生時代の仲間たちと集まり、ユニバーサルデザインを手がけていました。これがキッカケでアメリカのパソコン会社でデザインの仕事をするチャンスを得ます。
しかし、兼元さんの仲間たちはアメリカ行きに不信感を抱いていました。今の仕事を辞めてまでやることなの?と考えていたんですよね。
その結果、渡米の話はなかったことになります。さらに、このタイミングで妻から離婚を言い渡されました。
なんとか離婚は思いとどまってもらったそうですが、兼元さんは仕事も仲間も妻も失いました。
その後の兼元さんは、お金が無くなったので東京でホームレス生活を始めます。
廃棄処分のお弁当を分けてもらうなどしてなんとか食いつなぎ、公衆トイレでパソコンの電源を確保して、デザインの仕事をしていたそうです。
そうしてデザインの仕事をしているうちにQ&Aサイトの必要性を感じ、自ら立ち上げることを決意。
周りの人たちからは賛同を得られませんでしたが、それでも兼元さんは自分を信じて挑戦することにしました。
その結果、見事、どん底から這い上がることができたのです。
私たちは、問題が起こると「もうダメだ…」とすぐに諦めてしまいがちですが、兼元さんのように自分を信じて行動し続けることが大切なんですね。
まとめ
今回は、3人のエピソードを通して、どん底から這い上がるには、
と紹介してきました。
私は打たれ弱く、すぐに自分を信じられなくなったり、行動できなくなることが多いですが、
もっと自分を信じられるように、他人の目を気にしないで行動できるように変わっていきたいと思います。
他人に嫌われないように努力しても、嫌われるときは嫌われてしまいますからね。
もし今の生活が「どん底だ…」と感じている方は、今回紹介した3人のエピソードを参考に行動してみてはどうでしょうか。
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