怒らないコツは3つの原則を知ること/人生100年時代を楽しく生きる方法

ライフハック

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 ちょっとしたことで怒っていませんか?

 私はどちらかというと気が短い性格なので、すぐに怒ってしまいます。しかし、必要以上に腹を立てると、かなり損をしているんですよね。

 なぜかというと…。




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 偉人と呼ばれる人たちは無駄な時間を過ごさない

 松下幸之助さんをご存じですか?あの「パナソニック」を創業した偉人です。

 松下幸之助さんは、無駄なことでは決して怒らなかったそうです。たとえば、こんな逸話があります。

 ある日、船から降りて波止場を歩いていた幸之助さんは、大男にぶつかられて海に落ちてしまいました。

 このとき、一緒にいた秘書が、「社長、大丈夫ですか。私が文句を言ってきますよ」と言ったところ、幸之助さんは「ああ、夏でよかった」と答えたそうです。

 さらに、

「馬鹿者。今から文句を言ったからといって、私は海に落ちないで済んだのか。海に落ちないで済むのなら、いくらでも文句を言いに行く。だが、そんなことはありえない。いまさら文句を言ったところで私が海に落ちたという事実は何も変わらないじゃないか。先を急ぐぞ」

 と言って、濡れたスーツを手で払いながら、さっさと歩き出したそうです。

 このように、偉人とよばれる人の多くは、怒ってもムダなことに対しては怒りません。変わらない事実に対して怒るよりも、未来の仕事に向かって行動する方が得することを知っているんですよね。

 とはいえ、私のような凡人は、この事実を知ったところで怒らずにはいられません。一体、どうすればいいのでしょうか。

 怒らないコツは3つの原則を知ること

 それは次の三つの原則を知ることです。

  1. 命と時間には限りがある
  2. 人生は思い通りにいかない
  3. 苦悩と喜びはパッケージ

1. 命と時間には限りがある

 人生100年時代と言われるようになりました。しかし、それでも私たちは100年ほどしか生きていられません。

 それなら、たとえ1秒でも無駄にするのは勿体ないですよね。得られる成果が変わらないのなら、イライラしたり、怒ったりしない方が得です。

 また、「怒る」といった強いストレスを受け続けると、胃潰瘍や高血圧、糖尿病、不眠、膠原病、ガンといった病気になりやすくなります。

 つまり、すぐ怒る人ほど早死にするんですよね。

 さらに、瞬間的にはゴネた人が得をしても、長い目でみれば必ず損をしています。

 人間は結果ではなく、プロセスから学び成長していく生物だからです。プロセスを省略して結果だけ得ても、その後の人生が実りあるものにはなりません。

 だからこそ、「命と時間には限りがある」ことを知って怒らない方が得をするわけです。

2. 人生は思い通りにいかない

 そもそも、私たちの人生は思い通りにはいきません。思い描いていた人生とは別の道を歩む人がほとんどです。

 しかし、だからといって嘆く必要はありません。思い通りにいかないからこそ、人生は面白いのです。以下のエントリでも紹介しています。

 たとえば、ゴルフ。誰もが自分のイメージ通りにボールを打てることなんてほとんどありません。だからこそ、自分の求めている成果が得られたときに「楽しさ」を感じられるのです。

 つまり、思い通りにならないことに怒るのは無駄でしかないんですよね。

 それよりも、現状を少しでも良くする方法を考えましょう。たとえ一つでもイメージ通りに行動できるように努力していきましょう。

3. 苦悩と喜びはパッケージ

 繰り返しになりますが、失敗や苦しみを乗り越えていくからこそ、喜びを感じられるわけですが…、それだけではありません。

 失敗や苦しみを何度も乗り越えていけば、失敗や苦しみに対する免疫力がつきます。そうすると、大きなアクシデントが起こっても、冷静に対処できるようになります。

 つまり、次々と新しいことに挑戦できるようになるんですよね。

 だからこそ、松下幸之助さんをはじめとする偉人の多くは、無駄なことには決して怒らず、未来を見るようにしているのです。

 私たち凡人も、無駄なことでは怒らないようにして、未来への時間を増やし、免疫力を高め、新しいことに挑戦できるようになっていきたいですね。

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