一風変わった名探偵が登場!/今村昌弘『ネメシスⅠ』感想

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私は大好きなので、よく読んでいますが、『ネメシスⅠ』は一風変わった名探偵が登場します。

しかも、コミカルなタッチで描かれていたので、気軽に本格ミステリが楽しめました。

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『ネメシスⅠ』のおすすめポイントとあらすじ

おすすめ度:3.1

  • 事件の真相が気になってページをめくる手が止まらなくなる
  • 一癖ある登場人物たちが魅力的
  • 巻毎に著者が変わるので続編を読んでみたくなる
あらすじ
「探偵事務所ネメシス」に勤める風真尚希のもとに、2週間ぶりに仕事の依頼が舞い込みます。依頼内容は、資産家である澁澤火鬼壱ほきいちの身の安全を守って欲しいというものでした。誕生パーティーを中止しないと、命の保証はないという脅迫状が届いたのです。しかし、中止せずに強行したので、密室で火鬼壱が殺されます。容疑者は、火鬼壱の交際相手6人と、かかりつけ医である上原黄以子の7人でした。風間は、事件の謎を解き明かそうとしますが…。

『ネメシスⅠ』の感想

少し風変わりな名探偵・美神アンナが、不可解な事件の真相に迫る本格ミステリです。

謎だらけのダイイングメッセージが残された、密室で資産家が殺された事件の真相に迫ったり、連続爆破事件の犯人から爆破予告があった遊園地で、大勢の客の中から犯人探しをするなど、事件の行方が気になって一気に読みました。

また、お人好しで、コミュニケーション能力は高いけれど、へっぽこな探偵・風真と、自由奔放で、抜群の推理力を発揮する助手・アンナの凸凹コンビが面白く、ページをめくる手が止まらなくなりました。

しかも、この小説は、巻毎に著者が変わるシリーズの第一弾なので、どのように続きが描かれていくのか気になって、続編も手に取ってみたくなりました。

コミカルなタッチで描かれた、気軽に楽しめる本格ミステリに興味がある方におすすめの小説です。

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