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「美しい水彩画」と「詩のようなショートショート」に心が癒される一冊です。
あまりにも短い物語に、始めは戸惑うかもしれませんが、最後まで読めばきっと心に響く物語に出会えるはずです。
私は特に、
もう二度と、誰かに気に入られようとして疲れたりなんかしない。
誰が何を言ったって、私はこっちに進みたい、ってときがある。自分の中で騒いでいる声を無視なんてできないの。きっと誰にも解読不明な私にだけ意味のある言葉たち。
精一杯やったのにくじけそうになったとき、高校生だったあの子がぽんと飛び出してくるのだ。「私が一番すごいって知ってる」
といった、自分の人生を生きようと思える言葉が心に突き刺さりました。
もちろん、美しい水彩画にも心が癒され、何度も読み返したくなりました。
美しい水彩画と、疲れた心が癒されるショートショートに興味がある方におすすめの一冊です。
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