東野圭吾『マスカレード・ホテル』は正反対な二人が対立と協力を繰り返しながら犯人を追いつめるミステリー

おすすめ小説

自分とは異なる考えの人と交流していますか?

私はどうしても似たような考えの人とばかり付き合ってしまいがちですが、

東野圭吾さんの小説『マスカレード・ホテル』を読んで、正反対な考えをしている人と交流するからこそ、新たな発見が生まれるのだと気づきました。

それだけでなく、ミステリーとしても面白い小説なので、一気読みしてしまったんですよね。

おすすめ度:4.0

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こんな人におすすめ

  • 正反対な性格の二人が犯人を追い詰める物語を読んでみたい人
  • 正反対な性格の二人だからこそ新たな発見が生まれる理由を知りたい人
  • 一気読みしてしまうミステリーが好きな人
  • 東野圭吾さんの小説が好きな人

あらすじ:正反対な性格の二人が主人公の物語

都内で連続殺人事件が起きます。

犯人は殺人現場に暗号を残しており、その暗号を解読した結果、ホテル・コルテシア東京が次の犯行現場だと判明しましたが、

容疑者もターゲットの目星もついていませんでした。

そこで警察は、若くて頭の切れる新田浩介をホテルマンに変装させて潜入捜査させます。

しかし、新田の教育係に就いたのは、彼とは正反対の性格をしている女性・山岸尚美でした。

客に疑いの目を向ける新田に対して、お客様は神様だと考える尚美。

正反対の二人が対立と協力を繰り返しながら事件の真相に迫る!?という物語が楽しめるミステリー小説です。

感想①:怪しい人物が次々と現れるホテルが舞台

物語の舞台は、人の出入りが激しい一流ホテル。

そのため、犯人のように思える人物が次々と現れます。

たとえば、自分を訪ねてくる人物がいれば追い返してほしいという男性や、

あらゆる手段を使って新田を挑発してくる男性、視覚障害者のふりをする老女など、怪しい人物ばかりです。

しかも、客にとってホテルは仮面舞踏会のようなものです。

普段とは違う自分、素顔を仮面で隠してホテルでの一時を楽しもうとします。

そのため、誰もが怪しく思えてくるんですよね。

映画『名探偵コナン 14番目の標的』でも、怪しい人物が次々と現れるので、犯人を推理する楽しさが味わえましたが、

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この物語では、ミスリードされないように気を付けながら読むと、面白さ倍増です。

感想②:正反対な性格の二人だからこそ新たな発見が生まれる

先ほども紹介したように、新田と尚美は正反対の考えをしていました。

尚美はお客様は神様だと考えているので、フロントで順番を待てずに文句を言う客に便宜を図ったり、

クレームをつけてくる客に対して無料で部屋のグレードを上げたりします。

一方の新田は、そんな客は追い返せばいいと考えていました。

なぜ、文句を言う客だけ得をするのか?おかしいじゃないかと論理的に考える人物でした。

だからこそ、彼らは何度も衝突します。

しかし、二人とも自分の仕事にプライドを持っていたので、次第にお互いのことを認め合うようになります。

こうして正反対な二人の考えが組み合わさって事件解決の糸口が見つかるんですよね。

海堂尊さんの小説『チーム・バチスタの栄光』でも、田口と白鳥という正反対な性格のコンビが犯人を追い詰める物語が楽しめましたが、

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この小説では、正反対な二人が対立しながらも互いを認め合い、成長していく姿を見て、自分と異なる考えを受け入れるからこそ、人は成長していけるのだとわかりました。

感想③:一気読みしてしまうミステリー

ここまで紹介してきたように、最初は衝突を繰り返してきた新田と尚美でしたが、

ある出来事がきっかけで関係が大きく変わっていきます。

これから二人の関係はどのように発展していくの?と気になる一方で、

ミステリーとしても、序盤で張られた伏線がラストに向かうにつれて回収されていくので、一気読みしてしまいます。

伊坂幸太郎さんの小説『ホワイトラビット』でも、伏線が一気に回収されていく気持ち良さが味わえましたが、

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この小説でも、驚きの連続が味わえる物語が楽しめました。

まとめ

今回は、東野圭吾さんの小説『マスカレード・ホテル』のあらすじと感想を紹介してきました。

正反対な二人が対立と協力を繰り返して、事件を解決していく物語が楽しめるので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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