これからのキャリアについて考えていますか?
私は社会人になって、すでに2回転職していますが、未だにワクワクするようなキャリアを求めています。
実は、仕事とは痺れるような興奮や達成感を味わえるエキサイティングなものなんですよね。
キャリアとは何か?
では、キャリアとは一体何でしょうか?
結論からいうと、神様のサイコロで決まった「もって生まれたもの」を、
どうやってよく知り、どうやって最大限に活かし、どうやって目的を達成するのか?を考えて行動に移すことです。
たとえば、コミュニケーションが得意な人が、研究職に就いてひたすら実験を繰り返す毎日を過ごしていると不満が溜まりますよね。
そうではなく、営業職に就けば一日中楽しく過ごせるはずです。
『38歳までに決めておきたいこと』の感想にも、好きなことしかやらない生き方をしようと書きましたが、

自分の好きなことを見つけて磨き上げ、武器として仕上げて目的を達成していくことがキャリアなのです。
もしも本当に好きなことが選べたなら、ワクワク、ドキドキ、しびれるような達成感や、叫びたいような興奮に包まれることが、何度も何度も味わえます。
この興奮と感動が「やりがい」であり、人はそれを味わうために生まれてきたようにさえ思えてきます。
では、どうすればこのような好きな仕事に出会えるのでしょうか。
それは次の3つを知って戦略的に行動していくことです。
- 自分の軸をもつ
- 軸を実現する強みを明らかにする
- アップデートを繰り返す
それぞれ簡単に説明していきます。
1. 自分の軸をもつ
やりたいことが見つかっていますか?
もし見つかっていないようなら、それは、どのような職業があるか、どんなオプションがついてくるかと言った外の世界を知らないからではなく、
自分の中に軸がないからです。
自分の中に基準となる軸がなければ、やりたいことが生まれるはずもなく、選べるはずもありません。
採点基準がないのに、自分の演技をどうしたいとか、良し悪しを判断しろとか出来るわけがありませんよね。
『悩み抜く力』の感想にも書きましたが、ブレない軸を持たなければ、他人に流されてしまいます。

では、具体的に軸とはどういったものでしょうか。
たとえば、キャリアで考えた場合、
- 「地元で安定した生活ができること」
- 「欲しいスキルが習得しやすいこと」
- 「生涯年収ができるだけ高くなること」
- 「ゲームが好きなのでゲーム業界で働きたい」
- 「将来の大企業に入る」
などがそうです。
もちろん、複数の軸を組み合わせて考えることになると思いますが、
世間や他人がどう思うかではなく、自分が本当に求めているものを優先順位をつけて軸とするのです。
もし、どうしても軸が決められなければ、
「どんな状態であれば自分はハッピーか」
という未来の理想の状態から発想するとイメージしやすいかもしれません。
とにかく、仮説でもいいので軸を決めないと、悲しいキャリアを歩み出すことになりかねません。
たとえば、田舎の地元で働きたいと思っていた人が、給料が高いからと言って東京に出て暮らすと、幸せを感じられない可能性が高まります。
技術職としてスキルを高めていきたい人が、部長や課長になって仕事がつまらなくなるのもそうです。
もちろん、軸は定期的にアップデートしていく必要はありますが、
何も軸を持たずにまわりに流されてしまうと、望んでもいないキャリアを歩むことになりますよ。
2. 軸を実現する強みを明らかにする
では次に、決めた軸(=目的)を実現するための強みを明らかにしていきます。
成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、弱みからは生み出されないからです。
とはいえ、自分の特徴が「強み」になるか、「弱み」になるかは、文脈によって決まります。
「空気を読めない!」という人の特徴が、別の文脈では「場に流されず自己主張がしっかりできる」という強みにもなりますよね。
『努力不要論』の感想にも書きましたが、才能とは長所と短所の両方だからです。

つまり、キャリア戦略とは、目的達成のために、持っている「特徴」を認識して、
その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということです。
ここでは、大きく3つの特徴に分類して紹介します。
その3つの特徴とは、
- Thinking
- Communication
- Leadership
考えること、問題を解くこと、人と議論すること、戦略を考えること、勉強すること、研究すること、分析することが好きな人
友達が増えること、人と会うこと、話すこと、話を聴くこと、人が集まるところに参加すること、人に人を紹介することが好きな人
何かを達成すること、目的を定めて挑戦すること、仕切ること、変化を起こすこと、自分で決めること、人を引っ張っていくことが好きな人
もちろん、どの特徴が良い悪いではありません。
このなかで自分に近い特徴(=好きだと思えるスキル)が磨けて、かつ目的達成ができる職業を選ぶことを目指すのです。
とはいえ、すべてが思い通りにいかないかもしれません。
しかし、少なくとも「好き」なスキルが磨ける職業につけば不幸にはなりません。
「自分の特徴が裏目に出る」かつ「どうしても情熱が湧いてこない」職業を選ばなければ、どのような職業を選んでも正解なんですよね。
なぜなら、好きなスキルを徹底的に磨いていけば、いつでもキャリアアップできるからです。
反対に、好きでもない特徴を求められる職業について、中途半端なスキルしか身につかなければ、AIに職を奪われる可能性が高まりますよ。
3. アップデートを繰り返す
自分の軸を持って、強みをいかせる職業につければ、あとは実践あるのみです。
とはいえ、時間が経って仕事に慣れてくると、同じことの繰り返しになり、情熱が持てなくなる…なんてことが起こります。
また、仕事に真剣に取り組んでいると、「もっとこういう仕事がしたい!」という情熱が湧き上がってくることもあるでしょう。
つまり、軸をアップデートする時期に来たわけですが、このときキャリアを見直して再挑戦するかどうかで人生は大きく変わります。
もちろん、アップデートには不安がつきものですが、不安があるのは挑戦している証拠でもあります。
キャリア戦略で最も大切なのは、目的の方向に向かって絶えず成長し続けることです。
つまらない仕事をして他人の奴隷になるくらいなら、挑戦する不安を選びましょう。
『鋼のメンタル』の感想にも書きましたが、
他人に負ける可能性があるからこそ、その敗北がツラくて苦しいからこそ、勝利が楽しくて心地良いものになるからです。

もし、不安を感じない、つまり成長している実感が得られない毎日を過ごしているようなら、望んでいるキャリアには一生たどり着けませんよ。
まとめ
今回は、キャリアに迷った時に知っておきたい3つのことを紹介してきました。
私もキャリアを見直す時期がきたように思うので、これからしばらくは、自分のキャリアについて必死に考えたいと思います。
もし、私と同じようにキャリアについて悩んでいる方は、今回紹介した3つのことを考えてみてはどうでしょうか。
ぜひ一緒に、自分らしいキャリアを手に入れていきましょう。
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