リストラされやすい無難な人になっていませんか?
自分の頭では何も考えずに、世間の変化に合わせたり、社内の空気を読んだり、自分よりできる人の真似をしたり…。
もし、そんな仕事のやり方をしているようなら、いつリストラされてもおかしくありません。
無難な人は、仕事で圧倒的な成果を出したり、課題を乗り越えていく力がないので、リストラされやすいんですよね。
「無難な人」ってどんな人?
では、無難な人について、もう少し詳しくみていきましょう。
たとえば、次のような特徴に当てはまる人は要注意です。
- 方向性が見えていない
- 自分がわかってない
- 無意識のうちに保身に走る
- 平均点以上でも以下でもない
- 目的がない
- やるやる詐欺をする
- コストにこだわる
それぞれ簡単に説明していきます。
1. 方向性が見えていない
たとえば、アップルは外資系企業だから「英語」を勉強して転職活動に備えよう…。なんてバカげた考えをしている人は方向性が見えていない証拠。
アップルが必要としているのは、語学力よりも、技術力やノウハウです。
本当にやるべきことを見失ってはいけません。
2. 自分がわかってない
なんでもソツなくこなすけれど、「その人にしかできないこと」がない人は要注意です。
そもそも、自分自身も「ひとつの商品である」という発想が欠けています。
いくら勉強熱心で知識が豊富でも、目の前の仕事に結びつかなければ、絵に描いた餅なんですよね。
3. 無意識のうちに保身に走る
他人の目を気にして、他人から突っ込まれないように振る舞っていませんか?
ところが、ビジネスの世界では「却下」することに快感を覚える人が大勢います。
なぜなら、却下すれば、誰にでも、簡単に相手を論破できてしまうからです。この快感は麻薬のように人をとりこにします。
そんな却下グセがある人に左右されて、保身に走ってはいけません。
4. 平均点以上でも以下でもない
会社で伸びるタイプの人は、共通して「自分なりのこだわり」や「情熱」をもっています。
何をやっても平均点ということは、特筆すべき個性をもっていない、もしくは個性が出せていない証拠です。
5. 目的がない
資料やデータを収集したり、保管したりするのが大好きで、関連する情報はよく知っているのに、肝心の企画書は冴えない…。
そんなインプットはできても、アウトプットができないタイプになってはいけません。
6. やるやる詐欺をする
「自由にやらせてもらえば、自分はもっとできる!無能な上司よりも成果が出せる!」と息巻いているのに、
- 「裁量があれば、まず何をやるの?」
- 「結果が出なかったら、身の振り方をどう考えるの?」
と聞かれると、途端に歯切れが悪くなる人のことです。
自分で道を切り開く力がない、夢みがちなタイプに見られる傾向です。
7. コストにこだわる
いくらコストが安くても、パフォーマンスが悪ければ意味がありません。
コストとパフォーマンスをうまく天秤にかける価値基準がない人は要注意です。
「無難な人」から卒業する5つの方法
では、どうすれば「無難な人」から卒業できるのでしょうか?
ここではその方法を5つ紹介します。
1. 「自分はなにものか?」を徹底的に考える
仕事で結果を出すには、まず自分の「強み」を知る必要があります。
自分が何を持っているのか自覚していないと、戦術にも反映出来ませんよね。
2. 「強み」は絞りに絞る
同じ仕事をしても、軸になる「強み」を持っている人と、持っていない人では、その人の「価値」が大きく変わります。
軸を持って自分の価値を高めていきましょう。
3. 意見は「個人的」であれ
場の空気を読んで自分の意見を封印してはいけません。
それだけでなく、客観的になりすぎると、自縄自縛に陥りやすくなりますよ。
4. 仮説は3つ立てろ
自分なりの仮説を立て、思考錯誤を繰り返さないと人間は成長しません。
しかし、ひとつしか仮説を立てないのもダメなんですよね。ひとつでは、「YES」か「No」という評価に終始して広がりを持たないからです。
5. シンプルに考える
目的を伝えるときには出来るだけ短くまとめます。
長々と説明する必要がある場合は、ポイントが絞り切れていない証拠。シンプルに考えましょう。
最後に
今回は、「無難な人の特徴」と「その対処法」を紹介してきました。
もし、無難な人にあてはまる行動をとっているようなら、今すぐそこから抜け出しましょう。
そのためには、定期的に自分と向き合う「自分会議」を開いて、「無難な人」になっていないか確認するのが効果的です。
そうして自分を鍛えていけば、たとえリストラされたとしても、すぐに次の職場が見つかりますよ。
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