面白くない仕事が与えられたとき、どうしていますか?
私は、次の3つのいずれかの対処法を取っています。その3つとは、
・他の人にお願いする
・仕事を早く終わらせて別のことに打ち込む
・その仕事で実績をつくる
もちろん、どれを選んでも問題ありませんが、『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』の著者は、3つ目の選択をして大成功をおさめているんですよね。
そこで今回は、面白くない仕事で大成功をおさめる秘訣について紹介します。
どれだけ努力しても面白くない仕事が与えられることがある!?
『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』の著者である鎌田さんは、「ディズニーランドで働きたい」という夢を実現するために、それまで働いていた会社を辞めました。
しかし、背水の陣で臨んだ東京ディズニーランドの入社試験で、4回連続不合格になります。
すでに結婚して子供がいた鎌田さんは、アルバイトで生活費を稼ぎ、なんとか毎日を過ごしていましたが、それでも夢を諦めきれずにいました。
そして、ようやく5回目の試験で合格します。長年の夢だった東京ディズニーランドの社員として働くことになったのです。
ところが、配属された部署は、希望していた部署ではなく「夜間の清掃部門」でした。
鎌田さんは、会社を辞め、アルバイトをしながら挑戦した結果が夜間の清掃部門への配属だったので、
「いったい家族になんていえばいいんだ。掃除だなんて、家族はおろか友達にも恥ずかしくていえない」
と悔やみます。
しかし、そんな鎌田さんに幸運が訪れました。その幸運とは…。
完璧を目指せば未来が切り拓ける!?
ディズニーの世界で「そうじの神様」と呼ばれたチャック・ボーヤンさんと出会えたのです。
チャックさんの仕事への情熱は凄まじいものでした。たとえば、お客様の目に触れることのない「仮事務所のトイレ掃除」まで徹底的に取り組みます。
もちろん、お客様の目につくところは徹底していて、お客様がゴミ箱を探さなくてもいいように、ゴミ箱を置く位置を何度も何度も変えました。
そんなチャックさんの仕事ぶりを目の当たりにした鎌田さんは、あることに気づきます。
「もしかすると、与えられた仕事に対して、限界などないのかもしれない。ここまでやればいいだろう、これだけやったのだから十分だろう…と、決めてしまった時点で、ウォルトが求める「完璧」は成立しないのだ」
それだけでなく、
「仕事とは、楽をするほうが得とか、担当以外のことをしたら損とか、自分の都合のためにやるものではない。できるだけベストな環境をつくることを目指し、お客様に喜んでもらうためにするのだ」
ということに気づいたんですよね。その後の鎌田さんは、つまらないと思っていた清掃の仕事に全力で取り組みました。
そうして実績を積み重ね、初代ナイトカストーディアルキャスト(夜間の清掃部門)のトレーナー兼エリアスーパーバイザーに選ばれます。
さらに今では、「ディズニーの神様シリーズ」の作家として活躍されているんですよね。
そんな鎌田さんの姿を見ていると…。
面白くない仕事でも面白くすることができる
面白くない仕事でも自分の捉え方ひとつで面白い仕事に変えられることに気づけます。
もちろん、すぐに面白くなるわけではありません。目の前の仕事に全力で取り組み、実績を積み重ねていく必要があります。
しかし、そうした実績の積み重ねが、想像を上回る未来を切り開くキッカケになるんですよね。
というわけで、面白くない仕事が与えられたときは、全力で挑戦してみるのもありかもしれません。鎌田さんのように素晴らしい未来を切り開いていきたいですね。
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