(※『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』表紙より)
子どもに「勉強しなさい!」と言っていませんか。
しかし、小学校最初の3年間は学校の勉強よりも学んでおきたいことがあります。それを学んでおけば、中学生や高校生になって勉強が難しくなっても大きな力が発揮できるそうです。
そこで今回は、小学校最初の3年間で本当に学んでおきたい3つのことを紹介します。
小学校最初の3年間で本当に学んでおきたい3つのこと
1. 夢中になれる遊びを見つける
小学校1年生から3年生までは、放課後の時間がたっぷりありますよね。
この時間に「勉強しなさい!」と言いがちですが、この頃の勉強はまだ本格的ではありません。後からでも十分に追いつけます。
だからこそ、勉強よりも夢中になれる遊びを見つけることが大切。遊びを通して集中力や持続力、自主性や思考力といった多くの力が育つからです。
惑星イトカワの名前にもなっている糸川英夫博士は、子ども時代に強いベーゴマを作ることに熱中していたそうです。こうすればもっと強いベーゴマが作れるだろうという仮説を立て、何度も実験を繰り返しました。
この経験がロケットの研究につながっていくんですよね。
子どもの頃に何かに熱中した経験がある人は、その後も強い意志をもって物事に取り組めます。
まずは勉強よりも熱中できる何かを見つける手伝いをしてあげてはどうでしょうか。
2. 「読書」の楽しさを知る
夢中になれる遊びの他にやっておきたいこと。それは「読書」です。
「朝の10分間読書」を実施している中学校の調査によると、生徒の学力は家庭で読書をする習慣があるかどうかと高い相関があったそうです。
なぜなら、国語力が学力の基本だから。国語はもちろんのこと、算数の文章問題や理科・社会の問題を解くときも、日本語を読んで理解する力、日本語を使って深く考える力が求められますよね。
この傾向は、学年が上がるにつれて強くなっていきます。難しい問題を解くには国語力が求められるからです。だからこそ「読書」が大切なんですね。
ただし、「物語文」だけでなく「説明文」を読むこともお忘れなく。説明文とは、自然科学、社会科学、人文科学、人生論などの本のことです。
「物語文」が心を育む本だとすれば、「説明文」は考える力を育む本だと言えます。この両方をバランスよく読むことが大切なんですね。
では、ここから『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』に載っていたおすすめ本を紹介していきます。本選びの参考にしてください。
絵本
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3. ほんの少しの「勉強」習慣をつける
ここまで勉強よりも大切なことを紹介してきましたが、とはいえほんの少しの勉強時間は必要です。たくさんする必要はありませんが、毎日確実にすることが大切です。
なかでも特にやらせておきたいのが算数。算数は約束事の世界なので、解き方を習得しているかどうかで決まるからです。
子どもが勉強するときに大切なことは、親が出来るだけお膳立てをしないこと。丸つけまで子どもにさせることが望ましい。なぜなら、それが独学の習慣につながっていくからです。
もうひとつは、勉強量を時間ではなくページ数で決めること。早く終わっても勉強しなければいけないと思えば、勉強する気が失せますよね。
ほんの少しでも毎日勉強を続ければ、勉強する習慣がつきます。ぜひ、量ではなく質のいい勉強をさせましょう。
最後に
今回は小学校最初の3年間で本当に学んでおきたい3つのことを紹介してきました。私の子どもたちも勉強よりもサッカーや水泳、読書ばかりしていますが、学校の勉強には十分ついていけています。
ぜひ、勉強しなさいと言いたくなるのを堪えて、夢中になる遊びを見つける手伝いをしてあげたり、読書の楽しさを教えてあげてはどうでしょうか。
より詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書をお読みください。
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