命がけで誰かを守ったことはありますか?
私はありませんが、映画『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』の主人公・コナンは違いました。犯人に狙われる蘭を命がけで守るんですよね。
そんなコナンのセリフが心に突き刺さります。
それだけでなく、ミステリーとしても楽しめるので、おすすめの映画です。
おすすめ度:
警察関係者が次々と殺されるミステリー
ある雨の日。コナンたち少年探偵団は、奈良沢警部補が拳銃で撃たれる姿を目撃します。
まだ息があった奈良沢にコナンが犯人について尋ねたところ、彼は自分の左胸を掴んで亡くなったことから、犯人は左利きで、ポケットに入っていた警察手帳を指したのではないかと推理しました。
さらに、その日の夜。マンションの地下駐車場で、射殺された芝浦巡査部長が警察手帳を握った姿で発見されます。
毛利小五郎は、これらの事件の詳細を聞こうと目暮警部に電話をかけましたが、何ひとつ話してくれませんでした。
その後、ホテルで開かれた白鳥警部の妹の結婚を祝う会に出席した小五郎たちは、今度こそ事件の詳細を聞こうと目暮警部に話しかけますが、白鳥から「Need not to know」――知る必要がないことだと言われます。
実は、この事件の裏には、警察の上層部が関係している疑いがあったのです。
さらに、ホテルのトイレで佐藤刑事が銃で撃たれ、重体になります。ところが現場にいた誰からも硝煙反応は出ませんでした。
容疑者は、ルポライターの仁野環、父が警察官だった友也真、小田切警視庁とその息子である敏也、心療科医師の風戸京介の5人。
犯人は誰で、一体どんなトリックを使ったのか!?というミステリーが楽しめる映画です。
コナンが蘭を命がけで守る姿にグッとくる
実は、ホテルのトイレで佐藤刑事が拳銃で撃たれたとき、蘭はその側で犯人の顔を目撃していました。
ところが、蘭は佐藤刑事が銃で撃たれたのは自分のせいだと思い、記憶喪失になったのです。
佐藤刑事がトイレに入ったときに停電になり、そばにいた蘭が化粧台の下にあった懐中電灯を取り出したせいで、その光を頼りに佐藤刑事が犯人に何度も撃たれたからでした。
一方の犯人は、蘭の記憶が戻る前に彼女を消そうと行動します。
蘭を見張ったり、線路に突き落としたりしますが、コナンが命がけで守りました。
ところが、新一との記憶を思い出しそうになった蘭は、トロピカルランドに行きたいと小五郎たちに言いますが、コナンには黙ってくれと言い出したのです。
自分を命がけで守ろうとするコナンを危ない目に合わせたくないと言うのが理由でしたが…。
蘭を警備していた毛利小五郎と警察たちは、別の人間を犯人だと勘違いして確保し、蘭と園子を残して帰ってしまうんですよね。
一方、ひとりで捜査をしていたコナンは、犯人を特定しますが、蘭が自分に黙ってトロピカルランドに行ったことに気づき、助けに向かいます。
こうして蘭を狙う犯人と、蘭を守ろうとするコナンの直接対決が始まりました。
最後まで蘭を命がけで守ろうとするコナンがカッコよすぎる映画です。
コナンのセリフが心に残る
トロピカルランドに蘭を助けに現れたコナンは、「なぜ命がけで私を助けてくれるの?」と尋ねる蘭に、
「オメーのことが好きだからだよ。この地球上の誰よりも」
と答えます。ほんとかっこいいセリフですよね。
ところが、これとまったく同じセリフを過去に言った人物がいました。その人物とは…。
さらに、もうひとつカッコいいセリフがあります。それは、謎をすべて解き明かしたコナンにある人物が、「君はいったい…」と言われ、
「Need not to know。僕はただの小学生だよ」
と答えます。同じセリフを別の意味で使うのがカッコよすぎですよね。
そんなコナンのセリフが心に残る映画です。
最後に
映画『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』は、ミステリーが好きな方や、コナンが命がけで蘭を守る姿を観たい方、コナンのかっこいいセリフが聞きたい方におすすめの映画です。
「金曜ロードSHOW!」の視聴者投票で観たいコナンの映画第1位になった作品でもあるので、間違いなく観てよかったと思えます。
気になった方は、ぜひ観てください。
コメント