子供に片付けをさせていますか?
ここでいう「片付け」とは、「元に戻す」とは別物です。「必要なもの」と「不要なもの」を整理して分けることなんですよね。
実は、この片付けが出来るかどうかで、子供の将来が大きく変わるそうです。
その理由は…。
片付けは決断の連続!?
片付けをしようとすると、決断すべきことが山ほどありますよね。
たとえば、
- この鉛筆はいる、いらない?
- この絵本は取っておく、捨てる?
- このオモチャはこれからも使う?
などなど、決めることが盛りだくさんです。
実は、人生も同じです。
毎日の食事や仕事の進め方、休日の過ごし方など決断すべきことが山ほどありますよね。
それにも関わらず、決断をせずに何でも後回しにしていると、周りに流されてしまい、思うような人生を歩むことができません。
だからこそ、片付けを通して子供の頃から決断するクセをつける必要があるのです。
ところが、現実は子供に「片付けなさい!」と叱っても、遊びに夢中で家の中は散らかったまま。
そこで仕方なく、私たち親が代わりに片付けをしてしまう…なんて状態に陥ってしまいがちです。
このままでは、子供が決断するチャンスを逃してしまいます。
ということで、ここからは、どうすれば子どもが片付けられるようになるのか、そのポイントを3つ紹介します。
1. 片付けはざっくりで良い
片付けと聞くと、整然と美しく整理することだと思っていませんか?
それが出来るのなら良いのですが、出来ないのならざっくり片付けましょう。
具体的には、ざっくりBOX(散らかりやすいものを入れる箱)を用意して、そこに戻すクセをつけます。
ざっくりBOXに、人形やロボット、クルマなどのオモチャを入れて片付けるのです。
幼稚園や保育園でもやっているので、家でも簡単に習慣化できるでしょう。
以下のエントリでも紹介しましたが、いきなり完璧を求めるのではなく、まずは小さく始めることが大切なんですよね。

2. 学校の授業のように一回一回終わらせる
とはいえ、ざっくりBOXを用意しても、なかなか片付けが習慣化できない場合もあるでしょう。
その原因は、一つひとつ物事を終わらせずに次のことを始めているからです。
小学校でも幼稚園や保育園でも、今やっていることを終わらせてから次のことを始めていますよね。
算数の授業が終われば、教科書を片づけてから、次の授業の準備をします。
ところが、家では終わりを設けずに次のことを始めてしまいがちです。
トランプをやりっぱなしで、ボールで遊んだり、ゲームをしたりするから片付かないのです。
また、最後に一気に片付けようとしても、パワーがいるので、やる気が起きません。
そこで、新しいことを始める前に、必ず片付けをする時間を設けて習慣づけます。
そうすれば、片づけに対するハードルが下がりますよ。
3.「片づける」と「元に戻す」はべつもの
ここまで「片づける」という言葉で紹介してきたのは、実は「元に戻す」という行為でした。
実際の「片づけ」は、収納の中身をすべて出して、必要なものと不要なものを分けることです。
家の中がモノで溢れている人は、この必要なもの、不要なものを整理して分けることができないんですよね。
つまり、決断力がないわけですが、では、どうすれば片付けが出来るようになるのでしょうか。
それは、ざっくりBOXの個数を決め、そこに収まらないモノは捨てることです。
モノがひとつ増えたらひとつ捨てる習慣をつけるわけですね。
そうすれば、家の中が不要なモノで溢れないだけでなく、不要なモノも買わなくて済みますよ。
まとめ
今回は、なぜ片付けが子供の将来を決めるのか、どうすれば片付けられるようになるのか紹介してきました。
断捨離なども流行っていますが、まずはあまり無理をせずに、簡単に出来るところから習慣づけてみてはどうでしょうか。
ざっくりBOXを用意して片付けが習慣化できれば、それだけで決断力が鍛えられますよ。
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