川村元気『億男』はお金を稼いで幸せになる方法を教えてくれる物語

おすすめ小説

お金があれば幸せになれると思っていませんか?

私はそう考えていた時期もありましたが、

川村元気さんの小説『億男』を読んで、改めてお金があっても幸せになれるとは限らないことがわかりました。

お金がないと幸せにはなれませんが、あっても幸せになれるとは限らないんですよね。

おすすめ度:3.0

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こんな人におすすめ

  • お金と幸せの関係をテーマにした物語に興味がある人
  • なぜお金があっても幸せになれないのか知りたい人
  • お金を稼いで幸せになる方法を知りたい人
  • 川村元気さんの小説が好きな人

あらすじ:全てを失った主人公が大金を手に入れる物語

物語の主人公は、妻と娘と幸せに暮らしていた一男。

しかし、彼は弟の借金を肩代わりしたことで、幸せな日々を失ってしまいました。

妻と娘が家から出ていったからです。

もちろん、それだけではありません。

朝は図書館司書として働き、夜はパン工場で働くなど、寝る間を惜しんで働く必要に迫られました。

ところが、そんな一男に幸運が舞い降ります。宝くじで三億円が当たったのです。

一男はこれで全てが取り戻せると喜びましたが、宝くじ当選者のその後を知ってショックを受けました。

多くの人たちが不幸になっていたからです。

そこで一男は、親友で億万長者でもある九十九に相談にいきますが、

なぜか九十九は、一男の三億円を持って行方をくらませるんですよね。

なぜ九十九は行方をくらませたのか…。という物語が楽しめる小説です。

感想①:お金を稼ぐ最も簡単な方法がわかる

どうすれば簡単にお金を稼げるかご存知ですか?

この物語では「徹底して真似る」ことが簡単にお金を稼ぐ方法だと紹介しています。

プロとしてお金を稼いでいる人たちの行動を徹底的に観察し、真似をすることがはじめの一歩だと言うんですよね。

一男の三億円を持ち去った九十九も、徹底して真似ることで億万長者になりました。

彼は、コミュニケーション力がなく、人と会話をするのが苦手でしたが、徹底的に金持ちの真似をすることで大金持ちになりました。

たとえば、彼はこんなことを言います。

「一万円札の大きさを知っているかい?」

そして次のように続けます。

「君は、少し調べるだけで分かるあたりまえのルールを知ろうともしなかった。お金の世界では、このルールを理解しているものが富み、知らない人間が貧しくなっていく。ポーカーやチェスと変わらない。そこには、誰にでも平等なルールがあるだけなんだよ。ただ、そのルールを理解し、勝てるまで学び、考えて行動する。それだけが勝敗を分けているんだ」

『99%の会社はいらない』の感想にも書きましたが、徹底的に成功者の真似をしてブラッシュアップすることが成功への近道だとわかります。

好きな仕事は飽きるまで遊び尽くすことで生まれる
 仕事って面白くないですよね。ほんとツライことばかりです。しかし、ホリエモンは「それなら今すぐ遊ぶべきだ」と言います。なぜなら…。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ...

そうすれば、お金持ちになれるだけでなく、たとえお金を失ったとしても、ルールを知っているので取り戻すことができます。

お金持ちになりたいと願っている人は、試してみてはどうでしょうか。

感想②:なぜ、お金があっても幸せになれないのか?

とはいえ、たとえお金持ちになれたとしても、幸せになれるとは限りません。

九十九も大金持ちになりましたが、それほど幸せを感じていませんでした。

なぜなら、共に会社を立ち上げた3人のメンバーに裏切られたからです。

一方で、九十九を裏切った3人も大金持ちになりましたが、まったく幸せを感じていませんでした。

九十九を裏切ったことを悔やみ、お金に縛られる日々を過ごしていたからです。

つまり、どれだけお金があっても心から信頼できる親友やパートナーがいなければ、幸せを感じられないんですよね。

伊坂幸太郎さんの小説『ゴールデンスランバー』では、

濡れ衣を着せられた主人公が追い詰められながらも、信頼していた人たちから手を差し伸べられる姿が描かれていましたが、

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』感想/人間の最大の武器は信頼と習慣
どれだけの人に信頼されていますか? 私は、家族には信頼されていると思いますが、それ以外の人たちにはどのように思われているかわかりません。 結構、いい加減なところがあるからです。 そのため、伊坂幸太郎さんの小説『ゴールデンス...

この物語では、お金で多くのモノを手に入れたとしても、人との信頼関係だけは手に入れることができないとわかります。

また、たとえ手にすることができたとしても、簡単に崩れてしまうことがわかる物語でした。

感想③:相手を信頼することが信頼関係を築く第一歩

では、どうすれば信頼関係が築けるのでしょうか。

この物語では、まずは自分が誠実で人から信頼される人間になることがはじめの一歩だと描かれています。

三億円を持って行方をくらませた九十九を一男が信じ続けたように、何があっても相手を信じることが大切なんですよね。

もちろん、裏切られたり、悲しい思いをすることもありますが、それでも誠実を貫いていく…。

ディズニー映画『チキン・リトル』の感想で、子供を信じることが親子の信頼関係を築く第一歩だと書きましたが、

ディズニー映画『チキン・リトル』は子供と一緒に観てほしい物語
ディズニー映画はお好きですか? 私は大好きなのでほとんど観ていますが、そんなディズニー映画のなかで黒歴史だと言われている作品があります。 それが『チキン・リトル』。 確かに父親がわからず屋だったり、あり得ない奇跡が起こった...

この物語では、子供以外の人に対しても自分から信頼することが信頼関係を築く上で大切なことだとわかりました。

そうすれば、たとえお金に振り回されそうになっても、自分を取り戻すことができます。

幸せを感じることができるはずです。

まとめ

今回は、川村元気さんの小説『億男』のあらすじと感想を紹介してきました。

もちろん、お金は大切ですが、それと同じくらい人との信頼関係が大切だとわかる物語です。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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