自分の才能が発揮できるポジションで仕事をしていますか?
私は今のポジションでは力を発揮しづらいと思っていますが、漫画『アオアシ』の主人公も今のままではプロにはなれないと監督に告げられました。
プロになりたいのなら望んでいないポジションで仕事をしろと言われるんですよね。
ポジションを転向しろと言われた主人公
では、あらすじから。
愛媛から東京に出てきた青井葦人は、東京シティ・エスペリオンFCのユースチーム2軍でFWとして徐々に活躍できるようになってきた…というのが6巻までのあらすじですが、
7巻ではいきなりDFに転向しろと福田監督に告げられます。
点を取ることに命をかけてきた葦人は、守備がメインのサイドバックになることを受け入れられませんでしたが、
福田監督はFWとしては全国高校サッカー1〜3回戦レベルなのでプロにはなれない、葦人のもって生まれた才能を生かすにはサイドバックのスペシャリストになるしかないと言います。
さらに、葦人をユースチームに誘ったのはサイドバックとしての能力を期待したからで、嫌なら辞めろと言うんですよね。
葦人は頭の中が真っ白になって逃げ出そうとしますが、これまで彼のことを気にかけてくれた福田監督の妹・花と母の優しさに触れて、いつかFWに戻ることを夢見て頑張ることにしました。
しかし、実際にサイドバックとして練習試合をすると、まったく面白くありません。ゴールは遠いし、守備は苦手だったからです。
そんな葦人は「ここは自分の居場所じゃない」と心の中で言い続けますが…。
自分の能力を生かす楽しさに気づく
葦人のミスを大友や冨樫が必死になってカバーしてくれる姿を見て、仲間に迷惑をかけるなと自分を奮い立たせます。
さらに、実際にサイドバックとしてプレーすることで、葦人はあることに気づきました。それは、敵も味方も見渡せる位置にいるということです。
葦人はずば抜けた視野の広さを持っていたので、能力が最大限に発揮できるポジションに転向しろと言われたんですよね。
さらに、天才サッカー選手である栗林が他の選手よりも首を振って周りを見渡していることに気づいた葦人は、ベンチ入りも出来ませんでしたが、リフティングをしながら首振りの練習を繰り返しました。
一方、その頃。葦人と一緒にセレクションに合格した橘は、得点できずに試合に負け続けていることを悩んでいました。
そんな状況で数試合後に対戦することになったのが、セレクションを共に受けて落ちた金田がいる東京武蔵野ユースです。
金田は葦人たちを恨んでおり、徹底的に潰そうと考えていました。そんな金田に、ポジションを転向したばかりの葦人や自信をなくした橘は立ち向かえるのか!?
自分の才能が発揮できるポジションで仕事をしていますか?
この続きは実際に本書を読んでもらうとして、漫画『アオアシ』は、才能を発揮できるポジションで仕事をすれば、はじめは嫌でも、能力が発揮できるようになると、どんどん楽しくなっていくことがわかる物語です。
自分の才能が発揮できるのは何よりも楽しいことだとわかる物語なんですよね。
もちろん、『アオアシ』はサッカー漫画としても、葦人の恋の行方が気になる物語としても、プロサッカー選手の能力に驚かされる物語としても楽しめるので、
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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