自分の人生を生きていますか?
私は今のところ自分が望む方向に人生を歩めているように思いますが、
『106歳を越えて、私がいま伝えたいこと』を読んで、人生は何回でもやり直せることがわかりました。
99歳から7回も世界一周講演旅行に挑戦した著者のように、何歳になっても自分の限界は突破できるんですよね。
どうやって自分の限界を突破していくのか?
もちろん、人生をやり直すには、これまでとは違う生き方をする必要があります。
すなわち、自分の限界を突破していかなくてはいけません。
では、どうやって自分の限界を突破していけば良いのでしょうか。
著者である曻地三郎さんは、「明るく前向きな考え方」と「健康な体」が大切だと言われています。
次の4つの視点で詳しく説明していきます。
1. 人生とは自分との戦いである
人生とは自分との戦いです。
他人と比べたって自分の人生の価値は決まりません。
いくつになっても挑戦する心を忘れず、自分自身に勝利すること。これが一番大事なのです。
何歳になっても、どんな境遇に陥っても、気持ちさえあれば、自分自身との戦いは続けられます。
著者である曻地さんは、95歳から本格的な講演活動を始め、新たに語学学習を始められました。
この歳で世界一周の講演旅行にも出かけ、世界記録にも挑戦されています。これらはすべて自分自身と戦いたいからだと言われています。
もちろん、挑戦なので、うまくいくこともあれば、失敗することもあります。
しかし、失敗は決して敗北ではありません。
『大富豪インド人のビリオネア思考』の感想にも書いたように、成功できるかどうかは失敗への対処法で決まるからです。

諦めずに日々挑戦を続けていけば、「驚くような出来事」「思いもしなかった幸運」に、どんどん恵まれていくんですよね。
2. 健康長寿は誰にもできる
健康長寿は誰にだってできると言われています。
そもそも曻地さんは、生後半年のときに、たまたま飲んだ牛乳が原因で中毒を起こし、その後15歳まで超虚弱児として育ちました。
また、二人の子供は脳性小児麻痺で、妻がパーキンソン病になったのをあわせると、60年も介護をされてきました。
それでも、106歳まで健康で生きられています。
病弱だから、苦労が多いから長生きできないわけではないのです。
では、どうすれば健康長寿ができるのでしょうか。
「なんで私だけ」「どうして、自分の家族がこんな苦しみを味わわなければならないのか?」と運命を呪いたくなることが起きても、
そのつらい出来事を通してしか知り得ないこと、感じ得ない幸福が必ずあると信じるのです。
『今は苦しくても、きっとうまくいく』の感想では、自分を信じて行動することが何よりも大切だと書きましたが、

つらいときにこそ、その状況を楽しみ、幸福だと思える「心の余裕」と「強さ」を身につけることが大切なんですよね。
3. 脳を使い倒す
通常、歳をとるほど脳は少しずつ萎縮していきます。
ところが、曻地さんは脳を酷使することで、海馬という記憶を司る部分が他の100歳に比べて2倍の大きさを保っていたそうです。
つまり、脳は使えば使うほど進化していくのです。
新しいことに興味を持ち、挑戦し、脳に刺激をどんどん与えていかないとダメなのです。
実際、曻地さんは95歳から世界中を飛び回って講演活動をするようになり、そのために必要な中国語やロシア語を勉強し始めました。
『40歳から「差がつく」生き方』の感想にも書いたように、何歳になっても自分らしく生きるには、徹底的に勉強する必要があります。

「興味があるから知る」のではなく、「知っていくうちに興味を覚えていく」のです。
人は新たに学ぼうとする意識が薄れることで、どんどん老いていきます。ぜひ、今すぐ勉強を始めましょう。
4.人に喜ばれる生き方を選ぶ
歳をとればとるほど、どんどん人の輪に入っていくことが大切です。
自治会の集まりや隣近所付き合い、古くからの友人など、どんなコミュニティでも構いません。
趣味に生きるにしても、新しい学びに挑戦するにしても、どこかへ旅行に行くにしても、必要なのは仲間であり、友人だからです。
とはいえ、人にしてもらう生き方では、どうしても依存的になってしまうので、人にしてあげる、喜ばれる生き方を意識する必要があります。
『35歳のチェックリスト』の感想にも書きましたが、自立心を持たなければ、他人に振り回されてしまうからです。

今、自分にできることは何なのかを考えて実行していく。
そんな自立した行動を続けていけば、何歳からでも人生は充実していきますよ。
まとめ
今回は、『106歳を越えて、私がいま伝えたいこと』を参考に、自分の人生を取り戻す方法を紹介してきました。
年齢や境遇で人生が決まるわけではありません。ぜひ自分を信じて行動を起こし、自分の人生を取り戻していきましょう。
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