自分らしく生きていますか?
私は自分らしく生きていると思っていましたが、『漫画 君たちはどう生きるか』を読んで反省しました。
「これからの人生をどう生きるか?」について、あまり真剣に考えてなかったからです。
もっと言えば、今の延長線上に素晴らしい未来が待っていると勘違いしていたんですよね。
自分らしく生きるためのヒント
では早速、自分らしく生きるとは何か、これからの人生をどう生きるべきかについて考えていきたいと思います。
このエントリでは、次の5つの視点で考えていきます。
- 自分中心に物事を見ていないか?
- 感動した体験から思想を深めているか?
- 学問の頂上まで登り切って仕事をしているか?
- 消費するだけの毎日を過ごしていないか?
- 犯した過ちを認めているか?
1. 自分中心に物事を見ていないか?
「自分らしく生きる」とは、真逆のことを言っているように思えるかもしれませんが、自分中心で物事を見ている限り、自分らしく生きられません。
昔、宇宙は地球を中心に回っていると考えられていました。
この説に異議を唱えたのがコペルニクスです。彼は、太陽を中心に地球が回っていると考えたのです。
この考えによって多くのことが証明できるようになりましたが、当時権力を持っていた教会からは受け入れられず、迫害されることになりました。
もちろん、私たちはコペルニクスが説いた地動説が正しいことを知っています。
しかし、当時の教会のように「自分」を中心に物事を捉えてしまいがちなんですよね。
たとえば、自分の考えが絶対に正しい、自分だけが本当のことを知っている、自分のほうが頭が良い…などなど。
しかし、このような手前勝手な考えに陥っている限り、物事の真相にはたどり着けません。
地球が中心に回っていると考えた教会と同じように、歪んだ現実を見ることになるでしょう。
そうすると、どれだけ努力してもムダに終わってしまいます。
だからこそ、自分らしく生きるためには、自分という狭い視野にとらわれず、他人の考えにまで想いを馳せる必要があるんですよね。
2. 感動した体験から思想を深めているか?
とはいえ、他人の考えにばかり振り回されているようではいけません。
仕事や勉強ができて、行儀もよく、世間の誰からも悪く言われない、難の打ちどころがない人間になろうとしているようなら、今すぐやめるべきです。
ありのままの自分ではなく、他人の目に立派に映るために生きることになるからです。
たとえば、小説や映画、音楽などに触れると感動することがありますよね。それは、本来の自分と共感するところがあるからです。
しかし、その感動した気持ちさえ大切にしないで、他人の評価を見て、良い悪いを判断しているようでは、自分らしくなんて生きられません。
反対に、自分が心から感じたことを大切にしていけば、さらにそこから考えを進めていけば「自分の思想」を持つことができます。
自分らしく生きるには、自分の感情と真正面から向き合う必要があるんですね。
3. 学問の頂上まで登り切って仕事をしているか?
勉強していますか?
なぜ私たちが勉強する必要があるかと言うと、一人で経験できることには限りがあるからです。
これまで多くの人たちが経験してきたことを学び、そこからスタートするために勉強するのです。
もし、勉強せずに猿同然のところからスタートしていたら、新しいものなんて生み出せませんよね。
自分らしくなんて絶対に生きられません。
だからこそ、必死になって勉強して、自分が成し遂げたい分野の頂上にまでたどり着く必要があるのです。
さらに、これからの人類のために、まだ解決していない問題に挑戦していくべきでしょう。
そうすれば、志半ばで倒れたとしても、その続きを歩んでくれる人が必ず現れます。
こうした未来にバトンタッチをしていく生き方こそが、自分らしく生きる道なんですね。
4. 消費するだけの毎日を過ごしていないか?
私たちが生きていくために必要なものは、すべて誰かの労働によって生み出されています。
毎日の食事、お菓子、鉛筆や消しゴム、服、学問や音楽、絵画など、すべてがそうです。
しかし、世の中を見渡してみると、何も生産せずに、大きな顔をして豪邸に住んでいる人たちがいます。
お金を持っているだけで偉そうに振舞っている人たちがいますよね。
では、何も生産しない金持ちと、貧乏でも生産している人とでは、どちらが私たちの生活に貢献しているのでしょうか。
先ほど紹介した未来にバトンタッチしていくという視点で考えても、貧乏でも生産している人の方が立派なのは明らかですよね。
つまり、自分らしく生きるとは、人から与えてもらうペットのような生き方ではなく、他人のために何かを生み出す生き方なのです。
儲かるだけでなく、誰かの役に立つ仕事をしていきたいですね。
5. 犯した過ちを認めているか?
犬や猫などの動物でも悲しみや苦しみを感じますが、私たち人間だけが感じる苦痛があるそうです。
それが、犯した過ちを悔いる苦痛です。
とはいえ、自分の失敗を認めるのはツライですよね。
だからこそ、嘘をついたり、他人のせいにしたり、誤魔化したりするわけですが…。
これでは、いつまで経っても成長できません。そもそも、自分の過ちを認められないのは、そこから立ち直れる自信がないからです。
しかし、私たちは、誰もが自分で自分の生き方を決める力を持っています。
だからこそ、失敗もするし、後悔するような過ちも犯すのです。また、だからこそ、過ちからも立ち直ることができます。
自分らしく生きるとは、ありのままの自分を認め、そこから一歩踏み出す勇気を持つことなのかもしれませんね。
まとめ
今回は、自分らしく生きるためのヒントを5つの視点で紹介してきました。
もし、自分の生き方についてあまり真剣に考えずに日々を過ごしてきた方は、このエントリをきっかけに見直してみてはどうでしょうか。
そうすれば、自分らしく生きられる日が必ず訪れます。ぜひ一緒に挑戦していきましょう。
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