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(※『10倍速く書ける 超スピード文章術』表紙より)


 「ブログを書こう!」と思っても、なかなか文章が浮かんでこない…。そんなことありませんか?

 私はよくあります。それでもなんとか文章をひねり出して書いているのですが、書き上がった文章を読むとガッカリすることがあるんですよね。何が言いたいのかよくわからない文章になっているからです。

 その原因はいろいろ考えられます。たとえば、

・伝えたいことが明確になっていないのに文章を書き始めている
・書いている途中で目的を見失っている
・新しい気づきがないので当たり前のことを上手く書こうとしている

 などなど。つまり、書く準備が出来ていないのに文章を書き始めるから伝わる文章が書けないのです。

 そこで今回は、本『10倍速く書ける 超スピード文章術』を参考に、どうすれば伝わる文章が速く書けるのかを紹介したいと思います。

 伝わる文章を10倍速で書き上げる方法

1. 「ゼロ」から書き始めない

 文章を書くとき、ゼロから書こうとしていませんか?

 それでは、どれだけ時間があっても伝わる文章は書けません。書くための「素材」が揃っていないからです。

 たとえば、夕食を作ろうと思ったら、ご飯やパン、お魚、お肉、野菜、果物などいろいろな材料を準備する必要がありますよね。

 直前になってこれらの素材を集めようとすると時間がかかって仕方ありません。

 そもそも、「何を作るのか」が決まっていないと、どんな材料を集めたらいいのかさえわからないでしょう。

 文章も同じです。まずは伝えたいことを決め、そのための素材を集めます。

 子どもと遊園地に行った感想を書くのなら、

・どんなことにハッとしたのか
・気になったアトラクションは何か
・子どもは何に喜んだのか
・入場料や混雑状況
・アクセス方法

 といった素材を遊園地でメモしておき、それをベースに書いていきます。家に帰ってから思い出そうとすると、どうしても時間がかかるからです。

 文章を書くのに時間がかかるなぁ…と思ったときは、伝えたいことを明確にし、素材集めからやり直しましょう。

2. 素材とは「独自の事実」「エピソード」「数字」の3つ

 では、「素材」とはどのようなものなのでしょうか。

 たとえば、「彼女は優しい性格です」という文章は素材ではありません。彼女の性格がわかったようでよくわからない文章だからです。

 素材とは、

・出会ってから5年間、どんなに嫌なことがあっても笑顔で接してくれた彼女
・困っている人がいたら率先して声をかけていた彼女
・どれだけ忙しくても手料理を振る舞ってくれた彼女

 といった具体的な事実のこと。「独自の事実」「エピソード」「数字」の3つを組み合わせた文章のことです。

 そもそも、「優しい性格」というのは、魅力的な素材を書き手が無理やりまとめた「表現」です。「表現」は抽象的なので読者に伝わりません。

 つまり、「どう書くか」よりも「何を書くか」が重要なんです。大切なのは、文章の「表現」ではなく、「中身(=素材)」。

 もし、表現ばかり気にして文章を書いているようなら、もっと素材に目を向けるようにしましょう。

3. 完璧主義をやめる

 書く目的を決めて、素材を集めたら、あとは一気に書き上げます。

 このとき、次のようなことをしてはいけません。

・誤字や表現を気にする
・後戻りをする
・書いている最中に悩む

 このようなことをしていると、最初から最後まで気持ちがのった一気通貫の文章が書けなくなります。事前調査が足りなかった数字や名前などは「○」や「★」マークをつけて後から調べればいいのです。

 一気に書いたあとは、推敲します。このとき、文章を寝かせることが大切。少し時間を置くと、客観的な視点で自分の文章を読むことができるからです。

 とにかく、完璧主義はやめて最後まで文章を書き切ること。そうすれば、今よりも10倍速く文章が書けるはずです。

 最後に

 私たちはどうしても「上手い」文章を書こうとしがちです。

 しかし、それはあくまでも「表現」。本当に大切なのは、独自のエピソード、体験、数字からなる「素材」です。

 時間をかけたのに伝わる文章が書けない…と悩んだときは、素材から見直してみてはどうでしょうか。

 より詳しい内容が知りたい方はぜひ本書をお読みください。

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