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 「スマートなブログを運営しているにも関わらず、なぜ人気が出ないんだろう…」という悩みを抱えていました。

 人気ブロガーのブログ論を読むと、読者を惹きつける記事を100記事ほど書けば、PVは劇的に増えていくと書かれています。しかし、私のブログPVは、100記事を超えてもキレイな横ばい。なぜ?なぜなの?

 そんな悩みを抱えているときに出会ったのが『頭がいい人、悪い人の話し方』。この本を読んで、私のブログに人気が出ない理由がわかりました。「スマートなブログを運営している」と思っていたのは(たぶん)私だけで、実際は「頭の悪い文章」を書いていたんですね。

 ええ、なんとなく気づいていましたよ。「頭の悪い文章」を書いているということに…。

 そこで今回は、「私の文章のどこが頭が悪かったのか」と、「どうすればもう少し頭のいい文章が書けるのか」について考えてみたいと思います。

 「頭の悪い人」が書く文章にありがちな3つの特徴

1. 他人の意見を自分の意見のように語る

 これまで政治や経済にまったく興味をもってなかったのに、百田尚樹さんの小説『カエルの楽園』を読んだだけで、すべてわかった気になって「今すぐ憲法九条は改正すべきだ!」と語ってしまう人いませんか。――もちろん、私です。

 しかし、これじゃあダメですよね。この本の主張は、あくまで百田尚樹さんの主張であって、私の主張ではありません。だって、冷静に考えれば「憲法九条さえ守っていれば、日本は戦争に巻き込まれない」なんて考えている人、私のまわりにはいませんからね。

 それなのに、まるで自分の意見のように主張してしまうのは、自分の頭で何も考えていない証拠。じっくり考えた上で、それでも「今すぐ憲法九条は改正すべきだ!」という結論に辿りついたのならまだしも、反射的に他人の意見に引きずられているようではいけません。頭の悪さがバレてしまいます。

 では、どうすればいいのでしょうか。同じ分野の本(できれば反対意見を主張している本を含めて)3冊から5冊くらい読んでから、結論を出すようにしていきたいですね。本を読む時間がないのなら、自分で反論してみるのもひとつでしょう。

 とにかく、他人の意見を自分の意見のように語るのはやめるべきです。

 ※面白い小説なのでオススメです。

2. 同じネタを繰り返す

 同じ記事を何度もリライトして投稿している人いますよね。「3歳までの子育てに大切な5つのこと」や「脳科学者がつきとめた運がよくなる3つの方法」など、何度も同じネタを書き直して投稿している人が。(※もちろん、私のことですよ。)

 しかし、漫才のおもしろいネタでも、3回も4回もみると飽きてしまいます。才能ある漫才師のネタでさえそうなのですから、私がリライトした記事を面白いと思って読んでくれる人などいません。むしろ、呆れてしまいますよね。

 それなのに、なぜリライトしてしまうのでしょうか。

 ひとつは完璧主義者だからです。人気がない記事などあってはいけない、そんなつまらない文章を書く自分が許せない――と変にプライドが高いからなんですね。だからといって、同じ記事をリライトしたところで、誰も面白いとは思ってくれません。完璧主義者からは卒業したほうがよさそうですね。

 リライトするもうひとつの理由は、驚きのある毎日を過ごしていないからです。本当に感動したり、驚いた出来事があれば、リライトしている時間なんてもったいない。今すぐ伝えたくなりますよね。それほど伝えたいことがないから、過去の記事にこだわってしまうんです。だからこそ大切なのは、キングコングの西野さん風に言えば「毎日ドキドキしようぜ!」ってことですね。

 ※面白い本らしいです。近々読む予定。

3. 理想論ばかりを語る

 「努力が大事」「真心をもって行動すれば、必ず報われる」「思いやりの心が大切だ」なんて、誰もが反対できないことを言う人いますよね。がむしゃらに頑張れば物事は解決すると信じて、頑張ることを他人にまで押し付けてしまう人が。

 しかし、現実には、そんなことは十分わかっていながらも不道徳な行動をとる人たちがいます。徳川家康もそのひとり。『真田丸』を観ていればわかると思いますが、徳川家康は豊臣家のためだと言いながらも、私利私欲のために行動を起こしていきました。そして、そんな家康を弾劾しようとする石田三成が逆に悪モノとして世間に認知されてしまいます。

 それは、石田三成が現実を見ずに、理想だけを掲げてしまったからです。豊臣秀吉亡き後、跡継ぎである秀頼は幼く、その母である淀殿はいたって普通の人。家臣たちも、誰一人として、徳川家康ほどの力を持っていませんでした。それなのに、「秀頼様が天下を治めるべきだ」という理想論だけで物事を推し進めようとしたので、逆に悪者扱いされてしまったんですね。

 このように、どれだけ正しい理想を掲げたとしても、理想ばかりを語っていては、バカを見るだけです。そうではなくて大切なのは、現実を見据えたうえで、理想を掲げること。どうすれば少しでも理想に近づけるのか具体的な方法を語ることです。

 たとえば、「努力が大事」というのではなく、「なかなか努力するのは難しいけれど、せめて大好きなことくらいは努力して楽しもうぜ」というように、理想の100歩手前くらいを語るのです。そうすれば、現実がわかっていないバカだと思われずに済みますし、まわりの人たちからも賛同を得やすくなるはずです。

 ※最近唯一ハマっているドラマです。

 本や新聞に書かれていないことを語ろう

 今回は、私の文章のどこが頭が悪かったのかと、その対策について考えてきましたが、一番の問題はどこかで聞いたことがある内容を自分の考えもなしに繰り返し書いてきたことだと反省しております。

 本や新聞を読めばわかることを、このような弱小ブログを通じて知りたいと思ってくださる方なんていませんからね。

 というわけで、これからはどれだけ幼稚な意見だとしても、自分らしい意見を語っていこうと思います。これだけ幼稚な意見は誰も言わないだろう…という意見こそが私らしい文章なのかもしれませんしね。

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