今すぐ逃げ出したくなるような悩みを抱えていませんか?
私は転職をしたときに、そんな悩みを抱えていましたが、どれだけ逃げ出そうとしても、悩みがつきまとって離れませんでした。
ところが、あることに気づいてからは、楽になれたんですよね。それは…。
無意識のうちに悩みから逃れようとしていませんか?
どれだけ悩みから逃れようとしても、ムダだと言うことです。
私が悩んでいたのは、新しい職場になかなか馴染めず、
- 私にはこの仕事はできない!?
- このままでは役立たずになってしまう!?
- 別の部署に飛ばされたらどうしよう…
という不安が頭の中を駆け巡っていたからでした。
ところが、こういった不安を解消するために少しは勉強したものの、その多くは漫画を読んだり、ゲームをしたりして誤魔化していたんですよね。
『失敗図鑑』の感想にも書きましたが、こんな中途半端な行動では、悩みが解決できるはずがありません。

プロ野球の世界でも「中途半端」がいちばん嫌われるそうです。
バッティングでいえば、スイングの途中で止めたバットにボールが当たり、ボテボテのゴロになってしまうケースがそうです。
大事な場面でこういうバッティングをすると、悩みや後悔を引きずってしまいますよね。
一方で、バットを振り切ればどうでしょうか。
たとえボールが芯に当たらなくても、野手と野手の間にボールが落ちてヒットになる可能性があります。
それだけでなく、結果はどうあれ、「振り切った」「やり切った」「自分の力を出し切った」という思いがあるので、気持ちがせいせいします。
もちろん、悩みも同じです。
中途半端に悩むのがいちばんダメなのです。悩み抜くしか解決策はありません。
「悩み抜く」ための3つの方法
では、悩み抜くとは、具体的にどうすることなのでしょうか。
それは、次の3つのステップを踏むことです。
- 悩みを書き出して言語化する
- 悩みに優先順位をつける
- 極力時間をかけない
それぞれ簡単に説明していきます。
1. 悩みを書き出して言語化する
頭のなかで何となく悩んでいるだけでは、「何が問題」で、「何に対して悩んでいるのか」がはっきりしませんよね。
「これはまずいなぁ」とか「何とかしなくちゃいけないなぁ」といったことは頭に浮んできますが、モヤモヤした状態のままで、問題点が見えてきません。
そこで、悩みを書き出してみます。
『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』にも書かれていましたが、
マッキンゼーで働くエリートたちも、プレゼン資料をつくる前に、アイデアや構想を紙に書き出しています。

それと同じように、悩みを紙に書き出すと、客観的に自分の悩みを眺めることが出来るので、
「何が問題」で、「その問題を解決するためには、どういう方法をとるのが適切なのか」が見えてきます。
こうして、問題点や解決策が見えてくると、脳もその気になって、「よし!やってみよう」と行動できるようになるんですよね。
私も悩みを書き出すようにしてからは、頭がスッキリするようになりました。
2. 悩みに優先順位をつける
次は、書き出した悩みを「大」「中」「小」の3つのランクに分けます。
そして、ランクに応じて期限を設け、その期間、徹底的に考えるのです。
たとえば、
- 「小」の悩みは、その場で片付ける
- 「中」の悩みは、1日15分ずつ3日かけて考える
- 「大」の悩みは、1日30分ずつ1週間かけて考える
このとき、「自分でコントロールできない悩み」については、悩まないことです。
『幸せとは、気づくことである』の感想にも書きましたが、コントロールできない悩みはどれだけ悩んでも解決できないからです。

このように、「悩み」を整理していけば、本当に悩むべき問題が見えてきます。
頭の中がスッキリするので、余計な不安に悩まされずにいられますよ。
3. 極力時間をかけない
悩みを明確にすれは、あとは問題解決に向けて行動するだけです。
このとき、出来るだけ素早く行動することが大切なんですよね。
実は、悩みというのは、時間をかければかけるほど重たくなっていくからです。
『悩まない! 技術』の感想にも書いたように、同じ思考を何度も繰り返すと、その考えに捉われて、行動できなくなります。

だからこそ、ある期間悩んだら、それ以上は悩まずに行動に移しましょう。
まとめ
今回は、『悩み抜く力』を参考に、今すぐ不安を解消する方法を紹介してきました。
もちろん、今回紹介した方法は、今日1日やったら「おしまい」という話ではなく、何度も繰り返す必要があります。
しかし、何度も悩みに立ち向かっていけば、心身ともに強くなっていきます。
悩みに負けずに、最高のパフォーマンスを引き出していくことが出来るはずです。
ぜひ、悩みから逃げ出さずに、向き合っていきましょう。
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