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 世の中には、「賢明な人」と「単純な人」の2種類が存在する――と、大阪大学社会経済研究所の大竹文雄教授は言います。

 ここでいう「賢明な人」とは、目標を掲げ、その目標をやり切ると周りに宣言し、コミットする人のこと。もしくは、やらざるを得ない状況に自分を追い込み、目標を達成しやすくする人のことです。

 たとえば、ピースの綾部さんは「アメリカにわたって俳優を目指す」と渡米する半年ほど前に宣言。そうすることで、まわりからは様々な反応がありましたが、本人は「アメリカで成功するぞ!」という覚悟が決まったはず。だから行動に移しやすくなり、目標が達成しやすくなるわけですね。

 他にも:

  • 免許を取りに行く前に車を買う(⇒免許を取らざるを得ない)
  • 細身の高価な服を買う(⇒ダイエットせざるを得ない)
  • 英語が話せない状態で海外留学する(⇒英語を話さざるを得ない)

 など、あえて自分を追い込むことで目標が達成しやすくできます。

 一方の「単純な人」とは、目標を掲げるだけで「やりきれる」と勘違いしてしまう人のこと。私は間違いなくこのタイプです。

 実際、目標をコミットする人に比べて、目標を掲げるだけの人は目標を達成できる確率が低いのだとか。あなたはどちらのタイプですか?

 とはいえ、私のような「単純な人」は、たとえ目標を達成せざるを得ない状況に追い込まれたとしても、「どうせ達成できない」と挑戦する前から諦めてしまう傾向があります。なぜなら、目標を達成できる自信がないから。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 箱根駅伝で3連覇を達成した青山学院大学の原晋監督は、「小さな目標を達成する喜びを味わい、大きな目標も達成できるかも!と思えるようにすることだ」と言われています。先ほどの例で考えると:

  • 教習所に通ってできることを一つでも増やす
  • 間食を我慢する&適度な運動をして、体重計に乗って効果を確認する
  • 単語を一つでも覚える&外国の方と簡単なコミュニケーションをとる

 こうした小さな成功体験を積み重ねれば、「大きな目標も達成できるかも!」という自信がつくわけですね。

 言い換えれば、「賢明な人」たちは、自信があるからこそ、目標をコミットできるわけです。私と同じように「単純な人」は、コミットするだけでなく、小さな成功体験を積み重ねることから始めてみてはどうでしょうか。

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