Unityでゲームを作りたいと思っても、いざ始めてみると「何から手をつければいいのかわからない…」という状態に陥りがちです。
私もその状態に陥ったので、多くの人がおすすめしている『Unityの教科書』を読んでみることにしました。
サンプルゲームを作りながらUnityの機能が学べるので、初心者にもおすすめの一冊です。
『Unityの教科書』の目次
『Unityの教科書』は以下のような構成になっています。
Chapter1でUnityの開発環境が構築でき、Chapter2でC#スクリプトの基礎が紹介されているので、初心者でも戸惑うことなく進められる構成になっています。
また、基礎の基礎から丁寧に解説されているので、プログラムが初めてという方でも気軽に学習できると思います。
とはいえ、ある程度C#の知識がないと途中でツラくなるかもしれません。
ゲームは5つのステップで設計する
ゲームを設計するときは、次の5つのステップに従って進めることで、さまざまなゲームが機械的に設計できるそうです。
- 画面上のオブジェクトをすべて書き出す
- オブジェクトを動かすためのコントローラースクリプトを決める
- オブジェクトを自動生成するためのジェネレータースクリプトを決める
- UIを更新するための監督スクリプトを用意する
- スクリプトを作る流れを考える
「コントローラースクリプト」とは、オブジェクトを動かすためのスクリプトのことで、
「ジェネレータークリプト」とは、敵キャラやステージの足場など、プレイヤの移動や時間経過によって出現するものを記載するスクリプトのこと、
「監督スクリプト」とは、ゲームのUIを操作したり、進行状況を判断したりするゲーム全体を見渡すためのスクリプトのことです。
基本的には、「コントローラースクリプト」→「ジェネレータークリプト」→「監督スクリプト」の順に作っていきます。
本書で作れるゲームを紹介
では次に、本書を読み進めていくことで作れるゲームを簡単に紹介していきます。
Chapter3では、占いルーレットが作成できます。
Chapter4では、効果音付きの寸止めゲームが作成できます。
Chapter5では、プレイヤを動かして、1秒間隔で上から降ってくる矢をよけるゲームが作成できます。
Chapter6では、プレイヤを動かして、雲の足場を利用しながら、てっぺんにあるゴールの旗までたどり着くゲームが作成できます。アニメーションの使い方や、シーンの遷移方法についても学べます。
Chapter7では、イガグリを的に当てる3Dゲームが作成できます。地形作成ツール「Terrain」の使い方やパーティクル(エフェクト)の使い方についても学べます。
Chapter8では、落下してくるりんごをバスケットでキャッチする3Dゲームが作成できます。ゲームを面白くするためのレベルデザインについても学べます。
どのゲームも楽しく作りながらUnityの機能が学べるのでお勧めです。
まとめ
今回は、何から手をつければいいのかわからないUnity初心者の方にお勧めの本『Unityの教科書』について紹介してきました。
これからUnityを始めようと考えている方におすすめの一冊です。
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