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(※『容疑者Xの献身』表紙より)


 東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』。

 数学教師の石神が隣の部屋に住む女性を守るために、人生をかけて献身する物語です。読めば「人の不幸の上に幸せを築くことなんてできない」と思うこと間違いなし!?

 今回はガリレオシリーズ3作目『容疑者Xの献身』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『容疑者Xの献身』のあらすじ

 弁当屋で働く花岡靖子は、高校生の娘と二人で幸せな毎日を過ごしていました。

 しかし、ある日。別れた旦那・冨樫が彼女の居場所を探し出したことで、人生が一変します。しつこく言い寄ってくる冨樫を、娘の美里が花瓶で殴りつけたからです。

 このとき突然現れたのが、アパートの隣の部屋に住む石神。石神は靖子が働く弁当屋に来る常連でしたが、親しい間柄ではありませんでした。

 しかし、そんな石神が彼女たちを守ると宣言します。彼の指示どおりに行動すれば、アリバイが成立すると言うのです。

 ここから石神の人生をかけた献身が始まります。

 石神と湯川の天才対決が面白い!?

 石神と湯川は、帝都大学の同級生でした。

 物理学者の湯川から見ても、石神は「天才」。五十年か百年に一人の逸材といった教授もいたほど数学が得意な学生でした。

 そんな石神と湯川は、この世のすべてを理論によって構築したいという野望を秘めてそれぞれの道に進みます。

 石神は数式というブロックを積み上げてそれを成し遂げようとし、一方の湯川は観察から始め、謎を発見し、それを解明していく物理学で――ちょうど今回の事件のように、それぞれが得意とするアプローチを選びました。

 身元不明の殺人事件という謎を用意した石神。それを解こうとする湯川。彼ら二人の天才対決に心踊らされること間違いなし!?

 人の不幸の上に自分の幸せを築こうとする靖子

 そんな石神が人生をかけて守ろうとした女性は、自己中心的な人物でした。

 たしかに、元旦那には恵まれなかったのかもしれません。しかし、石神に守ってもらえるようになるとすぐに、靖子は他の男性と二人きりで食事に出かけるようになりました。

 その後も、その男性と何度も食事に出かけるようになった靖子は、徐々に石神を鬱陶しく思うようになります。娘に注意されてもやめません。

 こうして石神の犠牲の上に幸せを築こうとした靖子でしたが、最後は思いもよらぬ結末に!?

 人の不幸の上に幸せを築くことなんてできないことがわかります。

 石神が仕組んだトリックが衝撃的!?

 何よりもこの物語を面白くしているのは、石神が仕組んだトリック。叫び出したくなるほどの衝撃の結末が待っています。

 さらに、石神が留置所で四色問題(隣同士は同じ色になれない問題)を解く理由がわかると――涙が止まらなくなります。

 最後に

 東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』。読めば「人の不幸の上に幸せを築くことなんてできない」と思うこと間違いなし!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 こちらのエントリでも紹介しています。

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