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 少年法って本当に必要なの?って思うことありますよね。

 たとえば、最近ニュースになったいじめで自殺に追い込んだ人たち。彼らは裁判で5000万円の支払いを命じられると控訴すると言い出しました。

 そんな話を聞くたびに、人を殺しておいて自分の権利だけ主張する人たちを守る法律って何のために必要なの?と強く疑問に思います。

 伊坂幸太郎さんの小説『サブマリン』を読んで、その想いがさらに強くなりました。

 なぜやられたことをやり返してはダメなのか?

 この物語では、高校を卒業した19歳のアルバイト少年・棚岡が、無免許運転で歩道に突っ込み、ジョギング中の男性を轢き殺した事件について語られます。

 マスコミはこぞって彼を責めましたが、実は彼の両親も同級生も交通事故で亡くなっていました。

 特に同級生が亡くなった事件では、犯人が未成年だったため、大きな罪に問われなかったんですよね。

 そんな現実を目の当たりにした棚岡は、なぜやられたことをやり返してはダメなのかと問います。彼の問いに向き合うことになった家裁調査官の陣内は…。

 悪い条件でもあがりを目指すしかない

麻雀は四人でやる。でな、俺たちはな、見えない相手にずっと麻雀の勝負をしているようなもんだ。最初に13枚の牌を配られて、それがどんなに悪くても、そいつで上がりを目指すしかない。運がいい奴はどんどんいい牌が来るだろうし、悪けりゃ、クズみたいなツモばかりだ。ついてない、だとか、やってられるか、だとか言ってもな、途中でやめるわけにはいかねえんだ。どう考えても高得点にはならない場合もある。けどな、できるかぎり悪くない手を目指すほかないんだよ。

 と答えます。つまり、悪いことが起きても、その条件であがりを目指すしかないって言うんですよね。

 もちろん、やり返したい気持ちもわかります。ところが、やり返そうとしている相手が反省していたらどうでしょうか。

 実際、10年前に棚岡の同級生を轢き殺した犯人・若林は、マスコミで騒がれたほど異常な人間ではありませんでした。

 むしろ真面目で反省の日々を過ごしていたのです。就職面接でも馬鹿正直に自分が犯した罪について話し、悉く落ちていました。

 そこまで反省している彼を追い詰めて、自分の人生を無駄にするのはもったいないと陣内は思っていたんですよね。

 私も陣内の意見には賛成ですが…。

 反省していない人間には鉄槌を!

 と考えています。もちろん、見分けるのは難しいですが、冒頭に紹介したいじめの裁判で控訴したような人たちを守る必要はないと思います。

 では、どうやって反省しているかどうかを見極めるのか。

 とても難しい問題なので、これからも考え続けていく必要がありそうですね。

 とにかく、伊坂幸太郎さんの小説『サブマリン』は、前作に引き続き少年法にあれこれ考えたくなる物語です。気になった方はぜひ。

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