webstation plus

 「時間がない!」と愚痴をこぼしていませんか。

 しかし、時間がないと言う人に限って、無駄なことばかりしているように思えます。

 たとえば、すぐに片づくはずの仕事になかなか手をつけず、先送りしてだらだら働いていたり、残業する前提で計画を立てていたり、そもそも今何をやるべきかさえわかっていなかったり…。

 これではどれだけ時間があっても足りませんよね。むしろ足りないのは時間ではなくスピードです。

 そこで今回は『デッドライン仕事術』を参考に、どうすれば仕事が早く片付くのか考えてみたいと思います。

 『デッドライン仕事術』の紹介

 本書は女性下着メーカー・トリンプを19年連続、増収・増益に導いた著者が超効率的な仕事術を紹介しています。

 本書の内容を一言でいうと、仕事にデッドライン(何を、誰が、いつまでにやるのか)を決めて必死に働けば効率が劇的に上がるというもの。

 確かに実践すれば効率化できそうですが、そのためには今まで以上に必死に働かなくてはいけません。明らかにしんどいです。そのため、やりきる覚悟がなければ「そんなことできるわけないじゃん」で終わってしまう内容です。

 一方で強い意志を持って取り組めば、仕事だけでなく「ライフ」を充実させる余裕が持てます。

 仕事を効率化して趣味も楽しみたい人におすすめの本です。

 仕事を効率化する3つの方法

 ここからは仕事を効率化するための3つの方法を紹介します。これらはすべてデッドラインを設定して、その計画を達成するのに役立つ方法です。

1. 必要のない仕事はやらない

 たとえば、プレゼン資料の見た目を綺麗に整えるといった「時間をかける必要のない仕事」をしていませんか?

 こういった仕事はどれだけ時間をかけても結果が変わらないため、やるだけ無駄です。

 そもそも、こういった仕事をしがちな人は、時間をかけると仕事のクオリティがあがると勘違いしているのかもしれません。

 しかし、仕事のクオリティは本人の能力によって決まるところが大きいため、どれだけ時間をかけても大幅に良くなることはありません。

 新製品の企画を考える場合でも、どれだけ時間をかけても良いアイデアはなかなか出てきませんよね。それなら一つのアイデアに時間をかけるのではなく、早い段階でダメ出しをして次のアイデアを考えた方がいいと思いませんか。

 時間をかけても結果が変わらない仕事はやらない。これが効率化への第一歩です。

2. ムダな会話を極力減らす

 よほど重要な質問や相談でなければ、人と会話をしない方が効率的に仕事が進みます。

 それはなぜか。担当者でなければ、誰も本気で考えてくれないからです。相談しても適当な意見を言われておしまいです。

 また質問された方も迷惑。一度仕事を中断すると再び集中するまでに時間がかかるからです。

 だからこそ、仕事は図書館のような静かな環境でやるべきだと著者は言います。多くの人たちとワイワイガヤガヤしていると仕事をした気にはなりますが、実際はあまり進んでいません。

 よほど重要な質問や相談でなければ、自分で必死に考えて行動すべき。その方が早く解決できます。

 また、人に頼ろうとする弱い心に打ち勝つ訓練にもなるので、大きく成長していけるはず。

3. 素早く判断する

 正解が見つかってから行動するのではなく、行動しながら考えるべきだと著者は言います。

 その理由は二つ。

 ひとつは、たとえ失敗しても「このやり方ではダメだった」とわかるので、何もしないでいるよりも100倍マシだからです。時間をかけて失敗したら目も当てられませんからね。

 もう一つは、後回しにすればするほど効率が落ちるからです。仕事は発生した瞬間に取り組むと新鮮で興味もあるので楽しみながらできますが、後回しになるとイヤイヤやらされている感が出てきてしまいクオリティが下がります。

 だからこそ、すぐに判断をして行動することが効率化につながるんですね。

 ウジウジしている暇があるなら行動あるのみです。

 最後に

 今回は仕事を効率化する方法を紹介してきましたが、なぜ仕事を効率化した方がいいのでしょうか。

 それは「仕事=人生」ではないからです。私たちは私生活も充実させる必要があります。

 そもそも休日は「休むための日」ではありません。趣味や旅行などを通して私生活を充実させるための日です。

 ところが、現実には仕事の疲れを取るための日になったり、やり残した仕事をやる時間に当てたりと悲しい状態に陥りがちです。

 だからこそ、仕事を効率化して自分の時間を作る。これこそが効率化の目的です。

 もし、私生活を充実させたいのなら本書を読んで効率化に挑戦してみてはどうでしょうか。

 関連記事

仕事が原因で「もう死にたい…」と思わないために必要なもの

 日本における自殺の統計情報を見てみると、男女差がとても大きいことがわかります。下図がそれなのですが、パッと見ただけで大差があることがわかりますよね。実は、男性の自殺率は女性の2倍以上もあるのです。  では、なぜ女性より …

学力だけでは足りない!?10年後に仕事がある人、ない人

 2020年には東京オリンピックが予定されていますよね。楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、2020年代に入ると求人が半減するかもしれません。  その理由は次の2つ。 ロボットとAIの活躍によって仕事が …

「仕事ができない人」が「できる人」になる方法/『仕事をしたつもり』

 毎日忙しく仕事をしている。まわりもそれを認めていて、非難する人はいない。それなのに、成果がでない。なぜだろう。  結論からいえば、いまの業績の8割以上は、働いているうちの2割程度であげることができ、残り8割の時間は、ほ …

中途半端な努力はムダ!?勝利を手に入れるための法則

(※『ハードワーク』表紙より)  2015年のラグビーワールドカップ。日本は、優勝候補の南アフリカに勝利しました。  しかし、前評判は日本が負けて当然だと誰もが思っていました。南アフリカの通算成績は25勝4敗で過去2回も …

コモディティから抜け出し、社会に認められる力をつけよう/『断る力』

 企業の人員整理がとまらない。今でも多くの企業が社員を「リストラ部屋」に追い込んでいる。「リストラ部屋」とは、リストラ対象者を集め、社内失業状態にし、退職に追い込むことを目的とした部署だ。あのソニーですら「リストラ部屋」 …

「グーグルの働き方」が当たり前の時代がやってくる

 グーグルの社員は、実力がある人たちばかりだと言われていますよね。たとえば、35歳でグーグルに転職し、グーグルマップに写真を組み込むプロジェクトを牽引した徳生健太郎さんは、  「グーグルに入社したときは、本当に衝撃を受け …

リストラされやすい「無難な人」の特徴とその対策法

 自分の頭で考え、自分なりのスタイルで仕事をする姿勢。それが決定的に欠けている人が多い。私を含めた多くの人は、世間の変化に合わせて、社内の空気を読み、自分より「できる人」のマネをしているだけ――。  しかし、世間の変化や …

つまらない人は職を失い、面白い人に仕事とお金が集まる時代に

 子どもの頃、「バカだなぁ」と笑っていた出川哲朗さんが、大人になるにつれて実はスゴイ人だということがわかり、反対に憧れを抱いていた大企業のサラリーマンが、実はいくらでも代わりが利く仕事をしているという事実を、大人になった …

生き残るために必要なのは「変化」/『これからの世界で働く君たちへ』

 日本の大企業が苦しんでいる。たとえば、東芝。昨年の9月に不正会計問題が表面化し、2248億円の水増しをしていたと発表した東芝だったが、つい先日、他にも7件の水増しをしていたことが判明した。その額なんと58億円。少しでも …

部下が育たないのは上司の責任!?リーダーに必要な3つの要件

 部下が思うように育たないことを悩んでいませんか。  私はよく悩んでいます。一緒に仕事をしている人が同じような失敗をしたり、無駄な仕事を繰り返しているからです。しかし、その原因が上司である私にあるのだとしたら…。  そこ …