有川浩『別冊図書館戦争2』感想/性格が悪い人ほど正々堂々と勝負しない

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 仕事でも、恋愛でも、趣味の世界でも正々堂々と勝負しない人っていますよね。

 他人の成果を横取りしたり、ありもしない悪口やデマを流したり、負けそうになると強引に力でねじ伏せようとしたりと容赦ありません。

 では、このような人たちの攻撃には、どのように対処すればいいのでしょうか。




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 好きな人をゲットするためには手段を選ばない人たちの物語

 有川浩さんの小説『別冊図書館戦争2』には、好きな人をゲットするためには手段を選ばない人たちが多数登場します。

 ある男性はイケメンでお金持ちですが、必要以上に自分に自信を持っているので、その気持ち悪さが隠しきれません。

 それにも関わらず、モテていると勘違いして、相手にしつこく言い寄るんですよね。それこそストーカーまがいの行動を繰り返します。

 ある女性は、真面目でいい人そうに振るまっていますが、必要以上に真面目に振舞っているので、誰とも仲良くなれませんでした。それだけでなく、異常な性格が隠しきれず、気持ち悪さが漂っています。

 とはいえ、あからさまに攻撃してくるわけではないのでたちが悪い。姑息な手段を使って男性をゲットしようとします。

 このような姑息な手段を使うのは、まるで…。

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 理不尽な理屈で主人公たちを取り締まろうとする良化委員と同じ

 言論の自由を取り締まる良化委員のようです。

 彼らは、正義の名の下に言論を取り締まっていますが、その本質は「臭いものには蓋をしてごまかそう」という思惑が見え隠れしています。

 実際、良化委員にとって「黒歴史」は反省すべきものではなく、消すべきものなので、自分の汚点を暴こうとする人に対して手段を選ばず攻撃します。

 その矛先は子供にだって向けられます。子供の絵本も検閲するんですよね。子供のために必要かどうかなんて、まったく考えていません。

 そんな正義を振りかざしながら自分のことばかり考えてる人たちの攻撃には、どのように対抗すればいいかと言うと…。

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 事実を共有できる仲間を持とう

 事実を一つ一つ確認していくことです。どれだけ良い言葉を並べても、実際の行動はまるで違っているからです。

 そんな事実を確認していける仲間を見つければ、彼らの姑息な手段も、きっと見抜くことができるでしょう。

 ◆

 有川浩さんの小説『別冊図書館戦争2』。図書館戦争シリーズもこれで終わりを迎えますが、物語全体を通して「必要以上に正義を振りかざすのは悪だ」という有川さんの思いが伝わってくる小説でした。

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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