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 「子どもを叱ってはいけない」と頭ではわかっていても、叱りたくなることありますよね。

「勉強しなさい!」
「片付けなさい!」
「さっさと行動しなさい!」

 なんて叱りたくなることばかり。しかし、怒ったり叱ったりしたところで、何も解決しません。むしろ、子どもが叱られるのに慣れてしまったり、自分で判断できなくなったりとデメリットだらけ。

 そこで今回は、本『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』から、叱る前に知っておきたい5つの原則を紹介します。

 原則①:親と子は価値観が違って当然

 小さい子どもは、親によく似ていますよね。顔だけでなく、表情やしぐさもよく似ています。これは、家庭環境が子どもの人格形成に大きな影響を与えているからです。(こちらのエントリでも家庭環境の影響力について紹介しています)

 しかし、これが勘違いの始まり。自分とよく似た子どもが出来上がると、親は無意識のうちにある種の居心地の良さを感じるようになります。知らず知らずのうちに、価値観が同じだと勘違いしてしまうんですね。

 その結果、「子どもは親が思ったとおりに行動すべきだ!」と考えるようになり、親のイメージ通りに行動しないと、叱り続けることになる――。

 つまり、問題の原因は「親の対応」にあります。子どもが勉強しない、片付けをしない、さっさと行動しないからと言って叱るのではなく、まずは親子で価値観が違うことを認識しなければいけません。

 具体的には、次のSTEPを踏んで価値観を共有することが大切です。

①価値観のギャップを認識する
②子どもの価値観を理解する
③親の価値観について話す

 たとえば、部活ばかりして勉強しない子どもに対しては、

①勉強よりも部活を優先していることを認識する。
②部活のどういう点を大切にしているのかを理解する。子どもの考えを受け入れる。
③その上で、部活にも勉強にも良いところがある、部活を続けるには勉強して進学する必要があることを伝える。

 叱ったり怒ったりする前に、まずは子どもの価値観を認めましょう。

 原則②:強制されたことはやらない、やってもカタチだけ

 夫に「明日の夕食はカレーライスを作るように!」と言っても、「はい!喜んで」とはなりませんよね。

 同じように「勉強しなさい!」と子どもに言っても、勉強するようにはなりません。それよりも、勉強が楽しくなる環境を整えた方が効果的です。

 具体的には、

①簡単に解ける問題まで遡る
②簡単な問題を繰り返し解き、「できた!」という感覚を積み重ねていく
③この作業を繰り返しながらレベルを上げていく

 もちろん勉強以外でも同じです。「~しなさい」という前に、「出来た!」をひとつでも増やせる環境を整えてあげましょう。

 原則③:誰でも最低3つの長所がある

 子どもの短所を直そうとするよりも、長所を伸ばした方が親子ともに楽になれるはず。

 たとえば、アニメのキャラクターばかり描いている子どもに対しては、勉強させようとするよりも、絵を描く力を伸ばす方法を考えたほうが、結果として勉強に打ち込む可能性が高まります。

 具体的には、

①まず勉強に干渉するのをやめる
②アニメ制作の現場やイベントに参加する機会を作る

 そうすれば、学校の勉強もある程度必要だということがわかるはず。

 それでも遊んでばかりいる子どもに対しては、子どもと一緒にルールを決めるのが効果的。たとえば、ゲームばかりしている子どもには、

①ゲームの時間を1日1時間と決める
②ルールを破った場合は、3日間ゲーム禁止
③どんなに泣こうが喚こうがペナルティは実施する

 そうすれば、「ルールは守らなければいけない」ということを身をもって学べます。

 原則④:子どもは成長し続けている

 反発する、口答えをする、言うことを聞かなくなる…といった子どもの精神的変化についていけない親が多いそうです。

 そうした親は、「あのときこうだった!」という過去の視点で子どもをみるようになり、昔と違うと感じると、不安になって以前の子どもに戻そうとするのだとか。

 しかし、これは子どもの成長を妨げる行為に他なりません。

 子どもが生意気になった、口答えをするようになったのは、成長の結果です。喜ばしいことだと捉えましょう。

 原則⑤:基本は「諭す」!?「叱る」「怒る」は非常時のみ

 ここまで紹介してきたように、基本的には、叱ったり、怒ったりすべきではありません。その代わりに問題点を指摘する「諭す」を実践すべきです。

 「叱る」「怒る」は、人の道に反したときや、今この瞬間に檄を飛ばさないと後悔すると思ったときだけにしましょう。

 そうすれば、子どもは伸び伸びと育ち、緊急時の「叱る」「怒る」の効果も絶大に!?

 最後に

 今回紹介してきた5つの原則は、どれも子どもの個性を伸ばす方法に他なりません。私たち親にできることは、子どもの個性が伸びるようにサポートすることなんですね。

 より詳しい内容を知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

 こちらのエントリでも紹介しています。

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