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(※『聖女の救済』表紙より)


 東野圭吾さんの小説『聖女の救済』。

 子どもができないという理由で離婚を告げられた女性が完全犯罪を成し遂げようとする物語です。読めば聖女の胸に秘められた決意に驚愕すること間違いなし!?

 今回はガリレオシリーズ第5弾『聖女の救済』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『聖女の救済』のあらすじ

 IT企業の社長・真柴義孝は、一年前に結婚した妻の綾音に離婚を告げました。理由は、子どもができなかったから。

 それだけでなく、義孝は綾音の弟子である宏美と不倫をしていました。

 そんな義孝が毒物入りのコーヒーで殺害されます。しかし、そのとき綾音は札幌に帰省していました。

 一体どんなトリックが隠されているのか!?

 草薙が容疑者である綾音に恋をする!?

 これまで多くの犯人を検挙してきた草薙刑事。人を見る目には定評がありましたが、そんな彼が恋をしてしまうほど綾音は魅力的な女性でした。

 夫の死を悲しむ綾音。それだけでなく不倫をされて心は傷だらけのはず。

 それにも関わらず不倫相手の宏美を庇ったり、花の水やりに心を配ったりと気丈に振る舞う彼女が愛おしくて仕方なかったのです。

 そこで草薙は彼女以外の容疑者を見つけ出し、捕まえようと必死になりました。

 しかし、そんな草薙の気持ちを無視するかのように内海薫が綾音に迫ります。湯川准教授にも隠れて相談していました。

 草薙の恋の行方は!?

 綾音のアリバイが鉄壁すぎる!?

 薫は綾音が犯人だと確信していましたが、彼女を逮捕するには、次の三つの課題をクリアする必要がありました。

一つ目は毒を事前に仕掛けていたことが誰にも発覚されないこと。
二つ目は毒を口にするのが確実に夫であること。
三つ目は短時間で用意できる仕掛けであること。

 しかし、湯川の頭脳を持ってしても、この三つの課題をクリアすることができません。一体、彼女はどんなトリックを仕掛けたのか!?

 綾音はなぜ夫の浮気相手を守ろうとしたのか?

 草薙が綾音に惹かれた理由のひとつに、彼女が夫の浮気相手である宏美を本気で守ろうとしていたことが挙げられます。

 最後にその謎が解けるのですが、その理由が衝撃的!?綾音の胸に秘められた決意に驚かされる物語です。

 最後に

 東野圭吾さんの小説『聖女の救済』。読めば聖女の胸に秘められた決意に驚愕すること間違いなし!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 こちらのエントリでも紹介しています。

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