東野圭吾『赤い指』は家族の問題から目をそらし続けると悲惨な末路が待っていることがわかる物語

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 家族の問題に向き合っていますか?

 私は真正面から向き合ってきたので、結婚してしばらくはツライ日々が続きましたが、その問題を乗り越えたおかげで、今では楽しい毎日を過ごしています。

 しかし、東野圭吾さんの小説『赤い指』に登場する家族は違いました。問題から目をそらし続けていたんですよね。




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 問題だらけの家庭で育った子供が殺人を起こす物語

 では、あらすじから。

 照明器具メーカーに勤める前原昭夫は年老いた母の政恵と妻の八重子、息子の直巳の4人で暮していました。

 しかし、八重子は義母である政恵のことを嫌っており、何ひとつ世話をせずに冷徹に接していましたが、その一方で息子の直巳には腫れ物に触るかのようにご機嫌取りをしていました。

 そんな家族の問題に昭夫は目をそらし続けます。

 このような環境では、まともな子供が育つはずがありません。直巳もその例外から漏れることなく、馬鹿ガキとして成長していきました。

 そして直巳はとうとう殺人を犯します。近所に住む少女にフィギュアを見せた後、彼女がすぐに帰りたいと言い出したことに腹を立てて殺してしまったのです。

 もちろん、直巳は反省などしていません。そんなどうしようもない馬鹿ガキを八重子は今でも庇い続けています。

 さらに、昭夫はこれらの問題をすべて解決する悪魔のような方法を実行しようと言い出しました。その方法とは…。

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 認知症になった母に罪をなすりつける家族

 認知症の政恵に直巳の罪をなすりつけるというのです。

 恐ろしいことに八重子も直巳も誰も反対することなく、殺人事件の捜査でやってきた加賀にこの嘘をつきました。

 一方で、この事件の捜査にあたっていた加賀も、家庭の問題を抱えていました。

 加賀の父は癌に侵されており、いつ亡くなってもおかしくない状況でしたが、彼は病院に見舞いにさえ行きません。

 なぜなら、加賀の母が20年ほど前に家から突然出ていったのは、家庭を顧みない父のせいだと思っていたからです。

 とはいえ、昭夫一家が抱えている問題と加賀親子が抱えている問題には決定的な違いがありました。その違いとは…。

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 家族の問題から目をそらし続けると悲惨な末路が待っている

 この続きは実際に本書を読んでもらうとして、東野圭吾さんの小説『赤い指』は、家族の問題から目をそらし続けると悲惨な末路が待っていることがわかる物語です。

 それだけでなく、加賀恭一郎シリーズの続編としても、最後に驚きが待っているミステリーとしても、加賀親子の絆に胸が熱くなる物語としても楽しめるので…。

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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