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 私たちは、なぜ読書をするのでしょうか。

 「自己投資になるから」「想像力がつくから」「センスが磨かれるから」「本質を見抜く力が養えるから」「日本語力が上がるから」「教養が身につくから」「面白いから」「現実逃避になるから」…などなど、さまざまな理由が挙げられるでしょう。

 しかし、大別すると「結果を出すため」と「楽しむため」の2種類に分類できます。前者の「楽しむために読書をしている」のであれば特に考える必要はありませんが、「結果を出すために読書をしている」にも関わらず、思うような結果がでなければ悲しいですよね。

 そこで今回は、どれだけ読書をしても思うような結果が出ないのはなぜか、その理由について考えてみたいと思います。

 なぜ、読書をしても思うような結果が出ないのか

 「成功者は読書家である」という話をよく耳にしますよね。実際、ビル・ゲイツやウォーレン・パフェット、イーロン・マスクといった成功者たちは、1日に30分以上、読書をしているそうです。

 しかし、私たちが彼らと同じように毎日30分以上読書をしても、ほとんどの確率で成功者にはなれません。なぜなら、彼らとは読書の仕方が違うからです。

 たとえば、「最近読んだ本の内容を説明してください」と言われたらどうでしょうか。本のタイトルやあらすじ、感想や感銘を受けた言葉など、すらすらと答えられますか。その本を読んで得た知識や情報が今の生活でどのように役立っているかを説明できますか。

 もし、説明できないのであれば、どれだけ読書をしたところで、結果が出ないのは当然です。本を読むことで満足感を得てしまい、本の内容を覚えようとしたり、その内容を活用しようとは思っていないからです。

 つまり、読書とは行動を起こすための前段階に位置づけるべきもの。たとえ最初はうまくいかなかったとしても、本に書かれていたことを実践しなければ意味がありません。読書をしたら、必ずその本に書かれていた内容に沿って行動し、結果を求めることが必要なのです。

 とはいえ、「そんなことは頭では十分わかっているけど、なかなか行動に移せないんだ」という人もいるでしょう。そんな方にオススメなのが、行動読書コンサルタントである大岩俊之さんが提唱している次の4ステップ。

  1. 本の内容から行動するための目標を決める
  2. 目標が叶った自分を想像してワクワクする
  3. 今の自分と目標とのあいだに、どれだけギャップがあるかを把握する
  4. ギャップを埋めるための計画を練って、それを実行する

 詳細は、『年収を上げる読書術』を読んでいただくとして、ものすごく簡単にいえば、本の内容から身につけたい習慣を決め、その習慣が身についた先に、どんな世界が待ち受けているかを想像してワクワクし、このワクワクパワーで実際に行動を起こして結果を出す、というものです。

 ビジネス書などに書かれている成功体験を読めば、「私もチャレンジしてみよう!」「頑張ろう!」という気持ちが湧き上がってきますよね。この気持ちが薄れる前に行動してしまうのです。

 もちろん、この方法はビジネス書に限ったものではありません。漫画『スラムダンク』で桜木花道が庶民シュートの練習をコツコツしている(?)姿に触発されたのなら、そのパワーを目の前のやるべきこと――勉強や仕事、家事や育児などにぶつけてしまえばいいのです。

 とにかく、読書を結果に結びつけるためには、行動するしかありません。読書とは、行動するためのエネルギー源なのです。

 結果を求めない読書も必要

 とはいえ、今回紹介したような結果を求める読書ばかりをするべきではありません。「教養とは無駄の積み重ねである」といった人がいますが、結果に直結しない読書をしなければ、自分らしさ、面白さを磨くことができないからです。

 しかし、ビジネス書のような「すぐに結果を求めるための本」を読んでいるにも関わらず、思うような結果が出ないのは、ものすごく悲しいですよね。ぜひ、本を読むだけで満足せず、行動するクセをつけていきましょう。

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