Pythonで文字列や数値、変数の値を出力したいとき、「print関数」を使うことになります。デバッグのときによく使う関数ですよね。
そこで今回は、初心者の方にもわかるように、Pythonでのprint関数の使い方を簡単に紹介します。
print関数の基本的な使い方
では早速、print関数の基本的な使い方を説明します。
まずは、文字列や数値、リストを出力してみましょう。次のサンプルプログラムをみてください。
◆サンプルプログラム:
print('Hello World!') print(100) print([0,1,2,3,4,5])
◆実行結果:
Hello World! 100 [0, 1, 2, 3, 4, 5]
文字列や数値、リストの値をprint関数に直接入力すれば、それぞれの値が出力できましたね。
また、次のサンプルプログラムように変数をprint関数に入力しても同様の結果が得られます。
◆サンプルプログラム:
test = 'Hello World!' num = 100 array = [0,1,2,3,4,5] print(test) print(num) print(array)
◆実行結果:
Hello World! 100 [0, 1, 2, 3, 4, 5]
さらに、「,」(カンマ)で区切れば、複数の文字列や数値、リストや変数を並べて出力することもできます。
◆サンプルプログラム:
test = 'Hello World!' num = 100 array = [0,1,2,3,4,5] print(test, num, array)
◆実行結果:
Hello World! 100 [0, 1, 2, 3, 4, 5]
また、次のサンプルプログラムのように、「+」で文字列を結合して出力することもできます。
◆サンプルプログラム:
test1 = 'Hello' test2 = 'World!' print(test1 + ' ' + test2)
◆実行結果:
Hello World!
さらに、「str関数」を使って数値を文字列に変換して結合することもできます。
◆サンプルプログラム:
test = 'num' num = 100 print(test + ': ' + str(num))
◆実行結果:
num:100
また、C言語などのプログラミング言語を使われている方には、おなじみの「%」を使って出力することもできます。
◆サンプルプログラム:
num1 = 100 num2 = 200 num3 = 300 print('num1: %d' % num1) print('num2: %d, num3: %d' % (num2, num3))
◆実行結果:
num1: 100 num2: 200, num3: 300
C言語と同様に、%dは10進数を意味しています。その後、「%」とスペースに続いて「%d」に出力したい変数を指定します(サンプルプログラムでは「% num1」)。
出力したい変数が複数ある場合は、「% (num2, num3)」のように、カッコで囲って「,」で順番に指定します。
また、%dの代わりに、%fで小数を、%sで文字列を指定することもできます。
さらに、「%」の代わりに「formatメソッド」を使うこともできます。
◆サンプルプログラム:
num1 = 100 num2 = 200 num3 = 300 print('num1: {}' .format(num1)) print('num2: {}, num3: {}' .format(num2, num3))
◆実行結果:
num1: 100 num2: 200, num3: 300
「%d」の代わりに「{}」を指定することで、.format()メソッドに指定している変数の値を出力することができました。
最後に
今回は、Pythonのprint関数について簡単に紹介してきました。プログラムをデバッグするときには必須の関数なので、ぜひ覚えておいてください。
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