webstation plus

(※『約束のネバーランド 1』表紙より)


 週刊少年ジャンプで連載中の漫画『約束のネバーランド』。

 読み始めてしばらくは「ほんわか」しているので、どうなることかと思っていましたが…。40ページを過ぎると、ページをめくる手が止められなくなりました。本当に面白いサスペンス漫画です。

 今回は、『約束のネバーランド』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『約束のネバーランド』のあらすじ

 グレイス=フィールドハウスという名の孤児院で暮らす11歳のエマ。彼女は、血の繋がりはなくても、大好きなママと仲間たちに囲まれ、幸せな毎日を過ごしていました。

 しかし、ある日。ハウスから巣立つことになったコニーが忘れ物をします。エマとその友人・ノーマンが忘れ物を届けようとママに無断で外出したところ…。

 人間が食料として育てられる世界

 エマたちが見たのは、殺されたコニーの姿でした。しかもそこには鬼の姿が!?

 すぐに鬼から身を隠したエマたちでしたが、鬼たちの会話から衝撃の事実を知リます。

(※『約束のネバーランド 1』より)


 グレイス=フィールドハウスは、食用の人間を育てる農園だったのです。ママはその監督者。

 エマたちはグレイス=フィールドハウスから抜け出せるのか!?

 ツライ現実に立ち向かう子どもたち

(※『約束のネバーランド 1』より)


 心から愛していたママが、実は「何人もの子どもたちを死に導いてきた冷酷な人間」であることを悟ったエマとノーマン。

 しかし、エマたちはツライ現実に打ちのめされることなく立ち向かっていきます。

 まずは現状を正しく知ること。

 グレイス=フィールドハウスの周りは、高い塀で覆われている。ママは子どもたちの居場所を発信器で特定できる。ママは真実を知った子どもがいることに気づいている…。

 エマたちは、子どもたち全員の脱出を目指して戦略的にママに立ち向かっていきます。中心人物はこの3人。

(※『約束のネバーランド 1』より)

 圧倒的な賢さと冷徹さを誇るママ

 しかし、ママもエマたちに負けていません。圧倒的な賢さと冷徹さを持ち合わせています。

 発信器を特定する機械をわざとエマたちに見せたのは、「誰であろうと逃さない」という宣戦布告。

 エマの体調を気遣うように見せながら、彼女の反応を確かめたり、子どもたちの中に内通者を紛れ込ませるなど用意周到です。

 しかも冷徹。コニーを死へと導いた後、「大人になったらママみたいなお母さんになりたい」というコニーの夢を聞かされても平然としています。

(※『約束のネバーランド 1』より)


 そんなママのもとへ新たなシスターが派遣されてきます。エマは彼女たちから逃れられるのか!?

 最後に

 現在も連載中の漫画『約束のネバーランド』。グレイス=フィールドハウスからの脱出編が終わり、新たな世界へと旅立つ彼女たちから目が離せません。

 読めばハマること間違いなしの物語です。気になった方はぜひ読んでみてください。

 関連記事

タイトルに込められた真意とは?/山本兼一『利休にたずねよ』

 小説『利休にたずねよ』には、大きな謎が三つある。  ひとつは、「利休はなぜ美の頂点に君臨することができたのか」。当時、茶の湯には人を殺してでも手に入れたいほどの麗しさがあり、道具ばかりでなく、点前の所作にもそれほどの美 …

『首折り男のための協奏曲』は理不尽に立ち向かう勇気をくれる短編小説

(※『首折り男のための協奏曲』表紙より)  伊坂幸太郎さんの小説『首折り男のための協奏曲』。様々なジャンルの7つの短編で構成されていますが、多くの物語に共通しているテーマが「理不尽」です。  本当に理不尽な出来事ってあり …

「ロボットに奪われない仕事」をしよう/池井戸潤『銀行総務特命』

 グーグルの創業者であり、現CEOのラリー・ペイジは、人口知能の急激な発達によって、現在私たちが担当している仕事のほとんどはロボットがやることになるという。加えて次のように断言している。  「近い将来、10人中9人は、今 …

今の生き方でどれくらい生きるつもり?/『終末のフール』感想

 「才能もないのに努力するのは時間のムダだ」とか、「新しいことを始めるよりも、今やっている何かを諦めることが大切だ」っていう人いますよね。実は、こういった言葉の背後には、「私たちはいつか死ぬ」という当たり前の事実が隠され …

「存在意義がない人」など一人もいない/東野圭吾『ラプラスの魔女』

 人間にとって大切なのは、この世に何年生きているかということではない。この世でどれだけの価値のあることをするかである。 (オー・ヘンリー)  たしかに、「価値」を生み出すことは大切だ。私たちが仕事をするのも「価値を生み出 …

今の日本人には「武士道」が足りない/浅田次郎『黒書院の六兵衛』

 私たち日本人は「武士道」を失ってしまったのかもしれない。武士道とは、簡単にいえば「臆病者」「卑怯者」ではない生き方を貫くことだ。しかし、今の私たちは、たとえ「臆病者」「卑怯者」と罵られても、お金を生み出し、有名になりさ …

『All You Need Is Kill』は物語の世界観に浸れるオススメのSF漫画

(※『All You Need Is Kill 1巻』より)  ライトノベルがハリウッド映画化されて話題になったこの作品。以前から気になっていたのですが、昨日ようやく漫画版を読みました。  感想は「想像していたよりも面白 …

『あさひなぐ』は薙刀に全てを捧げる女子高生に励まされる漫画

(※『あさひなぐ 1』表紙より)  ビッグコミックスピリッツに連載中の漫画『あさひなぐ』。薙刀というマイナーなスポーツにすべてを捧げて取り組む女子高生の姿に励まされること間違いなし!?の漫画です。  今回は『あさひなぐ』 …

『ワールドトリガー』はバトルだけでなく思想戦も楽しめるSF漫画

(※『ワールドトリガー 1巻』より)  週刊少年ジャンプに連載中の漫画『ワールドトリガー』。現在は休載されていますが、バトルだけでなく思想戦も楽しめるので、読めばハマること間違いなしのSF漫画です。  今回は『ワールドト …

『ラッシュライフ』は5つの物語がリレーのように繋がっていく小説

(※『ラッシュライフ』表紙より)  伊坂幸太郎さんの小説『ラッシュライフ』。5つの物語が交差して、まるでリレーのように繋がっていく作品です。  ある人にとっては不可思議な出来事でも、他の人にとっては当然の出来事で、不可思 …