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 プロのライターとアマチュアライターの違いとは何か。これからプロのライターを目指す人たちにとって、この違いは何がなんでも知りたいはず。

 そのひとつの答えとして、フリーライターである永江朗さんは、「アマチュアの文書が『書き手』から発想するなら、『読み手』から発想するのがプロの文章」だと言われています。

 つまり、読み手を意識してお金を払ってでも読みたいと思わせる文章を書き上げるのがプロ。反対に、読者はそっちのけで身内にしかわからない文章を書いたり、あるいは、万人受けを狙って、どこかで聞いたことがあるような薄っぺらい文章を書いたりするのがアマチュアです。

 では、どうすれば「お金を払ってでも読みたい」と思える文章が書けるのでしょうか。

 不良のための5つの文章術

 それには、「不良になる必要がある」と永江さんは言います。なぜなら、世間から「困った人だ」と思われるようなことを書かないと売れないし、読んでもらえないからです。

 なんだか、炎上マーケティングのようにも思えますが――、そこは良識ある大人として、節度をもった不良になっていきましょう。具体的には次の5つを実践していくことになります。

  1. 正論は書くな
  2. 天下国家を論じるな
  3. 好きなことしか書くな
  4. 芸にはこだわるな
  5. 補助線を意識しろ

1. 正論は書くな

 なぜなら、私たちはツッコメない文章に対してよそよそしさを感じるからです。そんな文章では、自分には関係のない文章だと判断され、興味を失われてしまいます。

 たとえば、「赤信号を渡ってはいけません」という文書を読んでもまったく心が動きませんよね。ところが、「赤信号を渡らない人は金儲けができない人」ならどうでしょうか。「どういうこと?」と心が動きませんか。もし、続きを読んで説得力がなければツッコミたくなりますよね。

 つまり、常識の枠の中で結論を導き出してはいけないということ。ありきたりな文章を書いても、誰の心にも響きませんよ。

2. 天下国家を論じるな

 政治や社会など天下国家のことを論じるよりも、身近なことを論じましょう。そのほうが本質に迫れる可能性も高まります。

 そもそも、自分が体験していないことを文章にするのは難しいですよね。東国原さんが政治について文章を書くならまだしも、私が政治について文章を書いたところで、評論家の域を抜けだせません。

 だからこそ、身近なこと、しかも誰も敢えて書かないようなくだらないことを書きましょう。ボールペンと鉛筆ではどちらが好きかとか、割り込み乗車をする人を見かけると腹が立つのはなぜだろうとか、捨ててある本を見つけると中身が気になって仕方がないのはなぜだろうとか。

3. 好きなことしか書くな

 読者を意識することは大切ですが、媚びへつらったり、おもねったり、すり寄ったりする必要はありません。読者を苛立たせ、不快にし、腹立たせる文章もプロの文章だからです。

 そもそも、好きなことを好きなように書かなければ、面白い文章として成立しません。「嫌われたらどうしよう」「叩かれるかも」なんて思っていては、常識の範囲から抜け出せないからです。ぜひ、叩かれる覚悟をもって文章を書きましょう。

4. 芸にはこだわるな

 「正しい日本語」「読みやすい文章」を意識する必要などありません。大学受験の小論文のような文章は読んでもすぐに眠たくなるだけです。読者が喜んでくれるのであれば、意味が通じて面白ければそれでいいのです。

5. 補助線を意識しろ

 たとえば、歴史の教科書に書かれている戦国時代の文章をブログに書き写しても、興味をもってくれる人は少ないでしょう。しかし、大河ドラマ『真田丸』を補助線として文章を書き上げればどうでしょうか。興味をもってくれる人が多くなると思いませんか。

 さらに、真田丸の舞台となった場所を訪れたり、真田一族を扱った他の作品(『真田太平記』など)と比較したり、真田一族の祖先を調べてみたり…と、どういう補助線を引くかで文章は大きく変わります。

 すなわち、補助線とはアイデアそのもの。補助線次第でオリジナルの文章にもなれば、汎用な文章にもなります。ぜひ、他の人たちとは違う補助線を引いてオリジナルの文章を書き上げましょう。

 最後に

 今回紹介した内容を補助線として、このブログを振り返ってみると、どうやら「おとなしくてマジメなブログ」のように思えました。もっと、不良化していく必要がありそうですね。

 そのためにも、今回紹介した5つの文章術を頭に思い描きながら文章を書いていこうと思います。ぜひ、私と一緒に不良化していきませんか。そうすれば、いつかはプロのライターになれるかもしれませんよ。

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