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 子どもをおりこうさんに育てようとしていませんか?

 先生や親の言うことを何でも聞いて、素直で、優しい。そんな子どもに育てようと必死になっていませんか。

 もし、そうだとしたら、子どもの個性が死んでしまうもしれません。なぜなら、自分らしく生きている子どもは問題児にみえるからです。

 子どもは常識を知りません。家族や先生、友だちとの関わりを通じて徐々に常識を身につけていきます。そうして個性と常識に折り合いをつけていくわけですね。

 それなのに、私たち親が無理やり常識を押し付けようとしたら…。

 今回は、本『子どもはみんな問題児。』を参考に、子どもが問題児で良い理由を紹介します。

 子どもはみんな問題児!?

 私たちが子どもだった頃を思い返してください。

 嘘つきだったり、ひがみっぽかったり、わがままだったりしませんでしたか。

 それでも私たちは無事に大人になれました。もちろん、子どもだって同じです。

 そもそも、子どもはロボットではありません。何でも「はいはい」と聞いているようなら、自分らしく生きていない証拠。大人になっても、自分で考えられない、指示されないと行動できない人間になってしまいます。

 しかも、子どもの頃の問題は、大人になるにつれて直っていきます。もしかすると、その問題が魅力ある個性として輝き出すかもしれません。

 だからこそ、私たち親は、子どもが自分らしく生きられるように、問題を受け止める必要があるわけです。

 子どもの問題を受け止めるとは?

 では、子どもの問題を受け止めるとはどうすることなのでしょうか。具体例をいくつか紹介します。

1. 嘘をついた場合

 人を傷つける嘘なら注意する必要がありますが、誰も傷つけない嘘なら聞いてあげることが大切です。

 民俗学者の柳田国男さんも言っているように、子どもの嘘は創意の所産、つまり豊かな発想力を伸ばす行為だからです。

 たとえば、バレエのお稽古に行きたい子が、「私、きのうバレエに行ってきたわよ」と言ったら、「よかったね、どういうことをしたの?」と聞いてあげる。そうすれば、想像力が広がっていきます。

 嘘というとネガティブなイメージがありますが、小説などの物語も作者が生み出した嘘ですよね。

 子どもの想像力を育む嘘は受け止めてあげましょう。

2. ケンカをした場合

 子どもたちがケンカをするのは、言い分があるからです。

 そのため、はじめから見てもいないのに、口出ししてはいけません。もちろん、いきなり叱るのもダメ。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 それは、子どもたちが納得するまで言い分を聞くことです。両者にうらみつらみが残らなくなるまで、我慢強く聞くのです。

 そうすれば、スッキリできます。また、ケンカした相手の言い分を聞けば、他人の気持ちがわかるようになります。

 相手の気持ちがわかれば、ケンカをする前よりも仲良くなれるはず。これは、大人になっても同じですよね。

 ケンカは、他人の考えを理解できるチャンスでもあります。ぜひ、子どもの意見を納得できるまで聞いてあげ、相手の意見も伝えてあげましょう。

3. 反抗するようになった場合

 子どもは大きくなるにつれて、自分で考え、行動するようになります。

 それにもかかわらず、いつまでも小さい子どものように接していては子どもは成長できません。反抗は子どもの成長の証なんです。

 子育てには「抱いて」「降ろして」「ほっといて」の三段階あるそうです。

 「抱いて」は幼児期で、保育園や幼稚園を卒業するまで。成長すると「降ろして」「ほっといて」と言うようになります。これが親にとっては反抗に思えるんですよね。

 もちろん、子どもの考えを尊重しなければいけません。自分で考えて行動するように促さなければ、いつまでたっても人に頼らないと生きていけない人間になるからです。

 だからこそ、反抗は喜ばしいことだと捉える。ぜひ、穏やかな気持ちで見守ってあげましょう。

 最後に

 子どもたちは誰もが自分らしく生きようとしています。その生き方を尊重し、個性が伸びるようサポートするのが親の役目なんですね。

 より詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

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