webstation plus

child_04

 子どもをおりこうさんに育てようとしていませんか。

 親や先生の言うことを何でも聞いて、素直で、優しい。そんな子どもに育てようと必死になっていませんか。

 もし、そうだとしたら、子どもの個性が死んでしまうもしれません。なぜなら、自分らしく生きている子どもは問題児にみえるからです。

 子どもは常識を知りません。家族や先生、友だちとの関わりを通じて徐々に常識を身につけていきます。そうして個性と常識に折り合いをつけていくわけですね。

 それなのに、私たち親が無理やり常識を押し付けようとしたら…。

 今回は、本『子どもはみんな問題児。』を参考に、子どもが問題児で良い理由を紹介します。

 子どもはみんな問題児!?

 私たちが子どもだった頃を思い返してみてください。

 嘘つきだったり、ひがみっぽかったり、わがままだったりしませんでしたか。

 それでも私たちは無事に大人になれました。もちろん、子どもだって同じです。

 そもそも、子どもはロボットではありません。何でも「はいはい」と聞いているようなら、自分らしく生きていない証拠。親や周りの大人たちの意見に従っているだけです。

 このまま大人になると、自分では考えられない、指示されないと行動できない人間になってしまいます。

 それだけではありません。子どもの頃の問題は、大人になると魅力ある個性として輝き出します。

 だからこそ、私たち親は、子どもが自分らしく生きられるように、問題を受け止める必要があるわけですね。

 子どもの問題を受け止めるとは?

 では、子どもの問題を受け止めるとは、どうすることなのでしょうか。具体例をいくつか紹介します。

1. 嘘をついた場合

 人を傷つける嘘は注意する必要がありますが、誰も傷つけない嘘は聞いてあげることが大切です。

 民俗学者の柳田国男さんも言っているように、子どもの嘘は創意の所産、つまり豊かな発想力を伸ばす行為だからです。

 たとえば、バレエを習いたい子が、「私、きのうバレエに行ってきたわよ」と言ったら、「よかったね、どういうことをしたの?」と聞いてあげる。そうすれば、想像力が広がっていきます。

 嘘にはネガティブなイメージもありますが、小説などの物語も作者が生み出した嘘ですよね。

 子どもの想像力を育む嘘は受け止めてあげましょう。

2. ケンカをした場合

 子どもたちがケンカをするのは、言い分があるからです。

 そのため、はじめから見てもいないのに、口出ししてはいけません。もちろん、いきなり叱るのもダメ。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 それは、子どもたちが納得するまで言い分を聞くことです。両者にうらみつらみが残らなくなるまで、我慢強く聞くのです。

 そうすれば、スッキリできます。また、ケンカをした相手の言い分を聞けば、他人の気持ちがわかるようになります。

 さらに、相手の気持ちがわかれば、ケンカをする前よりも仲良くなれます。これは、大人になっても同じですよね。

 ケンカは、他人の考えを理解できるチャンスでもあります。ぜひ、子どもの意見を納得できるまで聞いてあげましょう。

3. 反抗するようになった場合

 子どもは大きくなるにつれて、自分で考え、行動するようになります。

 それにもかかわらず、いつまでも小さい子どものように接していては子どもは成長できません。反抗は子どもの成長の証なんです。

 子育てには「抱いて」「降ろして」「ほっといて」の三段階あるそうです。

 「抱いて」は幼児期で、保育園や幼稚園を卒業するまで。成長すると「降ろして」「ほっといて」と言うようになります。これが親にとっては反抗に思えるんですよね。

 もちろん、子どもの考えを尊重しなければいけません。自分で考えて行動するように促さなければ、いつまでたっても人に頼らないと生きていけない人間になるからです。

 だからこそ、反抗は喜ばしいことだと捉える。ぜひ、穏やかな気持ちで見守ってあげましょう。

 最後に

 子どもは誰もが自分らしく生きています。それが私たち親には問題に見えることもありますが、子どもの生き方を尊重し、個性が伸びるようにサポートすることが親の役目なんですね。

 より詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

 関連記事

キッカケがあれば子どもは伸びる!?地頭を鍛える3つの方法

 14歳でカナダの名門5大学に合格した大川翔くん。  彼は9歳でカナダ政府から「ギフティッド(天才児)」と認定されるほどの才能の持ち主ですが、やる気ときっかけさえあれば誰でも自分のようになれると言います。  では、私たち …

【5歳の息子と家遊び】考える力を育てるカードゲーム『UNO』

 今日でGWも残すところ後2日。今回のGWは私にしては珍しく外出が多かったので、今日は家で遊ぶことにしました。  とはいえ、せっかくのGW。「普段とは違うことがしたい!」と思い、トランプにはまっている5歳の息子のためにU …

学校任せではダメ!?家庭学習で絶対に身につけさせたいこと

 私たち日本人は、「自分で考える」よりも「誰かが決めた答えに従う」ことが多いですよね。  たとえば、学校や塾もそうです。与えられる問題はたったひとつしか正解がないものばかりで、その答えにたどり着く方法を学びます。  読書 …

子どもの学力は「読み聞かせ」で決まる!?おすすめの絵本145冊

 幼い頃から学習塾に通ったり、家庭でドリル学習をする子どもが増えていますが、まず何よりも大切なのは、絵本の読み聞かせをすることだそうです。  なぜなら、絵本の読み聞かせには、楽しみながら学力を高める効果があるから。無理や …

子どもの「言われたことしかできない」性格を変える4つのステップ

 私たち親が指示を出さないと何もできない子どもに育っていませんか。たとえば、 決めた時間を越えてもゲームがやめられない いい成績が取れないと親や先生に八つ当たりをする 問題が起きるとすぐに目標に向かって挑戦するのを諦めて …

息子が5回目の誕生日を迎えた日に思うこと/教育とは共育かも

 今日は息子の5回目の誕生日。というわけで、以前にも行ったことがあるお店『タンタシオン・ダンジュ』さんでお祝いをしました。ここのお店はパンが美味しくて最高です。今日は念願のワッフルが食べられたので大満足!!  で、せっか …

『ぐりとぐら』の作者・中川李枝子さんおすすめの絵本20冊

 『ぐりとぐら』や『いやいやえん』の作者である中川李枝子さんは保育園で子どもたちと一緒に多くの絵本を読まれてきたそうです。  そんな中川さんおすすめの絵本が本『子どもはみんな問題児。』に載っていました。私も子どもたちと一 …

片づけられない子どもは将来不幸になる!?

 「片づけなさい!」と叱っても、遊びに夢中で家の中は散らかったまま。そこで仕方なく、私たち親が代わりに片づけをしている…。そんなことありませんか。  もしそうだとしたら、子どもは将来、不幸になるかもしれません。  今回は …

小島よしお流「夢がない子どもに夢を持たせる方法」

(※『キッズのココロわしづかみ術』表紙より)  最近、子どもが夢を持ちづらくなっているように思いませんか。  私のまわりにいる子どもたちも、幼稚園から小学校に上がった途端、「学校に行くのが嫌だ」「勉強なんて大嫌い」「別に …

子育てのイライラを解消するたったひとつの方法

 子育てをしていると、子どもに対してイライラすることありますよね。 「使わないオモチャは片付けなさい!」 「マンガばかり読んでないで勉強しなさい!」 「言うことを聞きなさい!」  なんて怒りたくなることばかり。ある自治体 …