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(※『予知夢』表紙より)


 東野圭吾さんの小説『予知夢』。

 警視庁捜査一課の草薙俊平が、帝都大学理工学部の准教授・湯川学とともに科学的な視点で事件を解決していくミステリー小説です。前回紹介した『探偵ガリレオ』の続編。今回も湯川准教授に挑戦したくなること間違いなし!?

 それでは、『予知夢』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『予知夢』のあらすじ

 今回も不可思議な事件が多発します。

 生まれる前の女性と結ばれることを10数年信じ続けたひき逃げ犯、殺された時刻に別の場所で目撃された女性、決まった時刻に物音がする無人の家…などなど。

 草薙と湯川が事件の謎に迫る!?

 科学的な視点で事件を解決していくのが面白い

 前作と同様に、なぜ、彼は生まれる前の女性に恋することができたのか、いるはずのない女性が視えたのか、ポルターガイストが起きたのか…など、「なぜ?」に焦点を当てたミステリー小説。

 この「なぜ?」を科学的な視点で解明していくのが面白いんですよね。

 また、湯川准教授が出すヒントである程度推理できるように構成されているのも面白いポイント。ぜひ、湯川准教授に挑戦してみてください。

 湯川准教授の科学談義が面白い

 突然ですが、綱引きで相手に勝つコツは何だと思いますか。

 実は、腰を高い位置に持っていくことだそうです。そうすることで垂直抗力が高くなり踏ん張りが効くのだとか。

 このような何気ない日常を科学的な視点で解説しているのも面白いポイント。これがキッカケで科学に興味が持てるかもしれませんよ。

 最後に

 東野圭吾さんの小説『予知夢』。前作同様、湯川准教授に挑戦したくなること間違いなし!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 こちらのエントリでも紹介しています。

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