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 この前のエントリで「考える力」は3つに分解できると書きました。しかし、何事も基本が大切ですよね。野球や剣道をする人にとって素振りが大切なように、考える力をつけるにも基本が大切です。まずは基本に忠実に。

 基本1. 思い込みを捨てる

 いきなりですが、次の例題に挑戦してください。

一人の男の子が虫歯を治すために歯医者に行きました。その男の子は、歯医者の息子でしたが、その歯医者はその男の子の父親ではありませんでした。なぜでしょうか?

 答えは簡単。母親だったからです。しかし、「歯医者=男性」と思い込んでしまうと、いつまで経っても答えにたどり着けませんよね。

 私も思い込みのせいで失敗した経験があります。商品の出荷をとめるほどの失敗をしたのですが、後から考えれば一目瞭然。思い込みの恐ろしさを知りました。

 では、どうすれば思い込みを防げるのでしょうか。それは、「ありふれたものを徹底的に観察する」習慣をつけることです。

 たとえば、今履いている靴下の色はどんな色か、両手を組むとき上にくるのはどちらの手か、どちらの足から靴下を履くのか――など、自分の目の前にあるもの、当たり前だと思っていることを徹底的に見つめ直すのです。

 そうすれば、「わかったつもり」になっていることを「わかった」に変えることができます。この習慣は、解けない問題に直面したとき、当たり前だと思い込んでいることを見つめなおすキッカケをつくてくれます。

 基本2. 問題を正しく認識する

 まずは、こちらも例題から。

家に帰ったら誰もいませんでした。鍵も見つかりません。このとき、あなたはどうしますか?

 実は「どうするか」は、何を問題と捉えるかで変わってきます。

・どうすれば鍵なしでドアが開けられるのか?
・他に家に入る方法はあるのか?
・誰かが帰ってくるまで何をすればいいのだろう?
・これ以上、鍵をなくしたら承知しないってお母さんに言われていたのに、どうやって新しい鍵を手に入れればいいの?

 など、同じ状況でも何を問題と捉えるかでアプローチが変わってくるんですよね。

 だからこそ、考える前に「何が問題なのか」をはっきりさせること。ピント外れの問題を解決したって何の役にも立ちませんからね。

 基本3. 納得するまで考える

 思い込みを捨てて、問題を正しく認識すること。それができれば、あとは納得するまで考え続けるだけです。

 ただし、ここで注意すべきことが2つあります。

 まずひとつ目は、視野が狭いという問題。

 遠くから眺めれば一目瞭然なのに、ある問題にとらわれすぎて解決策が浮かばないってことありますよね。そんな時は、散歩をしたり、コーヒーを飲んだりして、少し問題から離れて全体像を眺めるようにしましょう。

 もうひとつは、パッと浮かんだ解決策に捉われてしまう問題。

 最初に浮かんだアイデアがうまくいかなければ、さっさと頭を切り替えないと問題解決には至りません。そもそも、解決策は複数考えておくに限ります。

 つまり、納得するまで考えるとは、問題全体を俯瞰しながら、複数の解決策を持つことなんですね。(※漫画『アオアシ』の感想でも紹介しました。)

 すぐには出来ないかもしれませんが、遠くから眺める&複数の解決策をもつ練習をしていきましょう。

 最後に

 野球であれ、サッカーであれ、何事も基本を繰り返すことが上達への近道です。考える力も繰り返し練習すれば間違いなく身についていきます。普段から意識して練習していきたいですね。

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