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 ここでいう遊びとは、仕事につながるとか、コストパフォーマンスがいいからとか、そんなものではなくて、メリットを度外視した単純に好きで楽しいことです。

 たとえば、自動車メーカーに勤めている人が「休日もクルマに乗ることが趣味です」というのはNG。仕事でイヤというほどクルマに接しているんだから、休日くらいは違うことに没頭したら?という話です。

 そもそも、夢中になって仕事をしていたら、休日くらいは違うことをしたくなりますよね。もちろん、なかにはイーロン・マスクのような変態――「人類が火星に住めるようにするにはどうすればいいのか?」を飽きることなく考え、行動し続けられる人もいますが、そんな変態でなければ、休日くらいは違うことをしたくなるはずです。

 もちろん、仕事に関係しない遊びをすることにはメリットもあります。たとえば、『アイデアのつくり方』という本には、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と書かれているように、仕事とは違う趣味を持つからこそ、仕事でも新しいアイデアが浮かぶわけです。

 そうやってはじめた「遊び」が仕事になることだってあります。『大人はもっと遊びなさい』の著者である成毛さんは、読書好きが高じて「HONZ」という書評サイトを立ち上げ、今ではビジネスとして成り立っているそうです。本当に羨ましい…。

 ちなみに、遊びをビジネスとして成功させるポイントは、他の人がやらないようなことをすること。多くの人が興味を持っているもの(たとえば「ベストセラー」)には興味を持たずに、誰が興味を持っているんだと思うようなもの(たとえば「認知度の低い本」)に興味をもつことだそうです。

 とはいえ、はじめから「ビジネスとして成立させたい」と思って遊び始めると、うまくいきません。心の底から楽しめないし、成果がでないとすぐにイヤになってしまうからです。

 というわけで、仕事につながるとか、コストパフォーマンスがいいとか、そんなものに惑わされずに、好きなことを楽しめ!というのが『大人はもっと遊びなさい』の主張でした。

 たしかにその通りなのでしょうが、他人から言ってもらわないと「遊ぶことさえできない」大人になってしまったんですね…。悲しい限りです。

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