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 原因がよくわからない体調不良のほとんどが、自律神経の不調によるものだといわれている。自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない体の動きをつかさどるもの。具体的には、血液の循環を速めたり、遅らせたり、息を吸ったり、汗をかいたり、食べ物を消化したり…といった「体の自然な活動をコントロールしている神経」だ。すなわち、心臓や胃、その他の内蔵や器官のすべてが自律神経からの命令によって動いている。

 そして、この自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っている。「交感神経」とは、車にたとえるならアクセル。すなわち燃料をどんどん体に注ぎ込む役割を果たしており、何かに直面したときに私たちを「動」の状態にもっていく。

 一方の「副交感神経」とは、車にたとえるならブレーキ。興奮して燃え盛っている体の火を消そうとする役割を果たしており、私たちを「静」の状態にもっていく。

 もちろん、「交感神経」と「副交感神経」は、どちらもバランスよく動作することが望ましいが、ストレス社会を生きている私たちは「副交感神経」が正常に動作していないことが多い。たとえば、テレビゲーム。テレビゲームは「遊び」だからリラックスできると思うかもしれないが、特に格闘系のゲームなどをムキになってやっていると、どんどん心が戦闘モードになり、交感神経が高まってしまう。仕事でも交感神経ばかりが高まっているのに、プライベートでも交感神経ばかりが高まると――いろいろな不調が起こるのは当然だろう。

 たとえば、カッとして、いわゆるキレやすい性格になったり、寝つきが悪くなったり、ひどい場合には「うつ状態」にまで私たちを追い込む。特に、「首凝り」がある人は要注意だ。首凝りがあると、リラックスするように心がけても、「副交感神経」が活性化しにくいからだ。

 では、どうすれば「首凝り」を解消することができるのだろうか。本書では、その方法として「555体操」と「ホットタオル」を紹介している。

555体操とは:

  1. 首の柔軟体操1
    首を左右にゆっくりとまわす。頭を前方に倒して、まずは左からゆっくりと1周する。続いて右からまわす。この運動を5回繰り返す。

  2. 首の柔軟体操2
    首筋をしっかり伸ばして顔をゆっくりと右に向ける。このとき体は正面を向いたまま動かさず、左肩を軽く後ろに引く。そのあと顔を正面に戻す。これを5回繰り返す。続いて先ほどと逆の動きをする。顔をゆっくりと左に向ける。体は正面を向いたまま動かさず右肩を軽く後ろに引く。この運動も5回繰り返す。

  3. 首の後ろの筋肉をゆるめる
    両手を組んで後頭部にあてて、頭をゆっくりと後ろに倒す。倒した状態で5まで数えて、ゆっくりと頭を元に戻す。この運動も5回繰り返す。

  4. 首の斜め後ろの筋肉をゆるめる1
    右手を右の耳の後ろにあてて頭をゆっくりと右後ろに倒す。倒したままで5まで数えてゆっくりと元に戻す。手は「戻す運動」を手助けるようにする。この運動も5回繰り返す。

  5. 首の斜め後ろの筋肉をゆるめる2
    今度は左手を、左耳の後ろにあてて、先ほどの反対側である左後ろに倒していく。倒したまま5まで数えて、元の位置に戻す。この運動も5回繰り返す。

  6. 首の横の筋肉をゆるめる
    右のこめかみの上あたりに右手の指を2、3本あて、頭を右肩の方に倒す。倒したまま5まで数え、その後ゆっくりと戻していく。このときも、そろえた手は、戻す手助けをしよう。次に、左側も同じようにする。左右5回ずつ実施する。

  7. 首の斜め前の筋肉をゆるめる
    左の額に左手をあてて、頭を右肩の上に倒す。次にそのまま頭を左へまわしてできるだけ、右耳を胸骨に近づける。このとき顔は左上方を向いてる。この状態で5まで数えて、頭を右肩の上に戻す。そのあと、首を立てて真っすぐ正中に戻す。左側も同じようにする。右手を額の右側にあて、左肩の上に頭を倒し、左手が胸骨に近づくように首をまわす。左右5回ずつ実施する。

  8. 整理運動
    最後に、③→②→①の順でもう一度実施しよう。
ホットタオルとは:

  1. タオルを水でぬらし、軽く絞る。
  2. ラップでくるみ、電子レンジ(500W~600W)で1~2分温める。
  3. 温めたタオルをラップごと乾いた布でくるむ。

 こうして作ったホカホカのタオルを首に当てることで、首の筋肉を温めるだけでなく、血管も温めることができる。すなわち、ホットタオルによって温められた血液が、体内のすべてにいきわたるようになり、首の凝りが解消されるだけでなく、全身の凝りが解消されていく。

 さて、私たちは、普段の生活から「首が凝る」ような行動ばかりしている。たとえば、長時間にわたるパソコンやスマホがそうだ。昔の人たちは、星を眺めるなど上を向いて生きてきた。しかし、今を生きる私たちは下を向いてばかりいる。その結果、首が凝り、うつ病といった重い病気にかかってしまうのだ。

 だから、首凝りを解消するクセをつけよう。「555体操」や「ホットタオル」で首の凝りを解消するようにしていこう。そうすれば、原因不明の体調不良も一気に解決できるはず。

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