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 新聞や雑誌、テレビなどをみていると、「どん底から這い上がって成功した人たちの物語」をみかけることがある。賞味期限切れの商品を恵んでもらったり、慈善者から食事を提供してもらなわなければ生きていけない日々から抜け出し、大金持ちや有名人になった人たちの物語だ。

 では、なぜ彼らはどん底から這い上がることができたのだろうか。

 いくつか理由は考えられるが、彼らに共通しているのは、自分のミッションに気づき、それを成し遂げたということ。過去のエントリでも紹介したが、誰のマネもせずに、自分自身のやるべきことを全うしたからである。

 では、どうすれば、自分のミッションに気づき、成功へとたどり着けるのだろうか。元芸人で、実業家でもある横山信治さんによると、次の三つを意識して挑戦していくことが大切だという。

  1. 「目の前にある仕事」を好きになる
  2. 結果を気にするのはやめる
  3. 比べる相手は、「他人」ではなく「過去の自分」

 それぞれ簡単に説明していこう。

 ミッションに気づき成功へとたどり着くための3つの方法

1. 「目の前にある仕事」を好きになる

 まずは、「目の前にある仕事」に真剣に取り組むこと。これがミッションに気づく第一歩である。

 なぜなら、成功者の多くは、好きなことを仕事にしたのではなく、今の仕事を好きになることで、結果がついてきて、本当にその仕事が好きになったからだ。その結果、自分のミッションに気づき、成功を収めることができたのである。

 たとえば、京セラの創業者である稲森和夫さんもそのひとり。若かった頃の稲盛さんは、「会社を辞めたい」と考えるほどファインセラミックスの研究に面白みを感じられず、本気で悩んでいたそうだが、「とにかくやるだけやってみよう」と決意。三度の食事もろくに摂らずに、昼夜を分かたず仕事に打ち込んだところ、「仕事が面白くて仕方がない」と感じるようになったそうだ。

 その結果、次第に素晴らしい実験結果が出るようになり、周囲から高い評価がもらえるようになった。この経験が京セラ(京都セラミック株式会社)への創業と繋がっていく。

 つまり、どのような仕事であれ、全力で取り組めば、自分にしかできない仕事が必ずみつかるということ。これこそが、ミッションだ。だからこそ、今の仕事が好きになれなくても、まずは真剣に取り組んでみよう。その結果、どうしても好きになれないのなら、それから他の仕事へ移っても遅くはない。

 とにかく、目の前にある現実と向き合うこと。これこそが「どん底」からぬけだす第一歩である。

2. 結果を気にするのはやめる

 では、自分のミッションに気づいているのに――「目の前にある仕事」に全力で取り組んでいるのに、結果がついてこない場合はどうすればいいのか。結論からいえば、結果を気にするのをやめることだ。

 なぜなら、結果を気にしはじめると、自分で自分の行動を制限してしまうからである。たとえば、「ブログで生活費を稼ごう」なんて目標を立てて挑戦し始めると、誰からも制限されていないのに、「毎日ブログを投稿しなければ人気がでない」と勝手に決めつけ、自分でさえ面白いと感じられない文章を投稿してしまう。これでは、人気が出る日など永遠にやって来ないだろう。

 だからこそ、結果を気にしないで、無我夢中でチャレンジしてみる。好きなように楽しんでみる。その結果、たとえ思うような結果が出なくても、また挑戦すればいい。そうした方が「どん底から這い上がれる」確率がグンと上がるからだ。

 特に、人からどう思われるかなんて考えるのは時間のムダ。そんな暇があるのなら、ひとつでも新しい挑戦をした方がいい。とにかく、「やろう」と思ったことを確実に挑戦していく。そうすることができれば、ミッション達成へと近づいていけるだろう。

3. 比べる相手は、「他人」ではなく「過去の自分」

 私たちは、すぐに他人と比べて「優れている」「劣っている」と一喜一憂しがちだが、他人と比べてもストレスがたまるだけで何も良いことなどない。そもそも、私たちは自分にしかないオリジナルのミッションを達成するために挑戦しているのだ。

 だからこそ、比べる相手は「他人」ではなく「過去の自分」。今日、「過去の自分」よりもどれだけ前進できたのか。どれだけ挑戦できたのか。どれだけ新しいことをやり遂げたのか。こうして過去の自分よりも1mmでも進んでいくからこそ、どん底から這い上がっていけるのである。

 これは、ある意味では、他人と比較するよりも厳しい。なぜなら、昨日までの自分に打ち勝っていかなければならないからだ。しかし、そうやって挑戦し続けるからこそ成長できる。ミッションが達成できる。どん底から這い上がれるのである。

 ◆◆◆

 さて、今回は「どうすれば自分のミッションに気づけるのか」「どうすれば成功へとたどり着けるのか」について紹介してきたが、簡単にいえば、目の前にある現実から逃げずに戦い、自分自身の殻を破っていくことが「どん底から抜け出す秘訣」であることがわかる。

 とはいえ、現実と向き合い、挑戦し続けるのはとてもツライことだ。だからこそ、どん底から抜け出して成功できる人は限られているのだろう。つまり、私たちの前には二つの道がある。ひとつは、ツライ現実と向き合い、挑戦し続ける道。もう一つは、ツライ現実から目をそらし、どん底を味わい続ける道である。

 どちらも、ツライ道には変わりはない。それなら、希望がある道を選んだほうがいいのではないだろうか。そうして、ツライ現実と向き合い、挑戦し続ければ、どれだけ今が苦しくても、きっとうまくいくはずだ。

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