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 お金欲しいですよね。

 お金があれば欲しいものが買えるだけでなく、多くの問題が解決できます。

 たとえば『ビリギャル』。学年でビリだったギャルが1年で偏差値を40も上げて慶應義塾大学に現役合格したというストーリーが描かれた本ですが、彼女の家はお金持ちで、通っていたのは中高一貫の女子高校。塾の費用も年間100万円以上かけていました。

 つまり、それだけの資力があったからこそ彼女は慶應に合格できたのです。偏差値30の高校にいた子が努力だけで一気に偏差値を上げ、慶應に合格した話ではありません。

 このようにお金があれば、多くの問題が解決できるため、お金が手に入れば幸せになれると信じている人は多いですが、商業主義に煽られて一発逆転を狙うと逆に搾取されることになるかもしれません。

 そこで今回は、本:『お金に強くなる生き方』を参考に、どうすればお金に振り回されずに生きられるか考えてみたいと思います。

 商業主義に煽られていない?

 国税庁の民間給与実態統計調査(2013年)によると、日本の平均年収は414万円だそうです。

 もちろんこの数字は平均ですから、高所得者に引っ張られています。最も割合が多いのは、「年収300万円超〜400万円以下」。つまり、年収300万円代が一般的なのです。

 ところが、このような現実を踏まえずに年収1000万円を目指そうとか、投資や副業で一気に儲けようという話題が絶えません。

 このような話を信じてしまうと、いくつかの弊害が出てきます。

 まずひとつ目は努力崇拝主義に陥ること。思うようにいかないのは努力が足りないからだと考え、自分を責め、うつ病や燃え尽き症候群になる可能性が高まります。

 また高額セミナーに行ったり、よくわからない情報商材を買ってしまったりと金銭的にもダメージを受けやすくなります。

 もう一つは投資。年収400万円もあれば平均的なのですが、もっと稼がないとダメだとか、将来が危ないと不安にさせられ、ついつい手を出してしまう。

 ところが株やFXはプロが儲ける仕組みになっています。素人が勝てる可能性はものすごく低いんですよね。

 もちろん、それをわかった上で投資するのは問題ありませんが、何も考えずに手を出してしまうと痛い目を見ることに。

 このように私たちの身の回りには、「もっとお金を稼ごう」と煽る人たちで溢れています。そんな情報に振り回されないようにしたいですね。

 金持ちになるリスクを知る

 会社員と金持ちは矛盾します。会社でどれだけ成果をあげても給料が一気にあがることはないからです。

 「企業(資本家)は、利益を社員(労働者)には分配しない――」

 このことはマルクスが『資本論』で明確に指摘しています。会社に雇われる、その段階で労働力を会社に売っているとマルクスは考えます。

 つまり、労働力を会社に売っている限り、金持ちにはなれないんですね。

 では、どうするのか。

 結論から言えば、搾取側にまわることです。もちろんリスクはあります。企画から商品やサービスの開発、セールスまで幅広く対応する必要があるので、これまでよりもブラックになる可能性が高まります。

 たとえそうして成功できたとしても、他人を稼ぐ価値があるかどうかで判断しないと生き残れないため、友人関係にひびが入るかもしれません。実際、お金持ちが伝記で美談を残したがるのは、それだけの闇があるからでしょう。

 もちろん失敗すれば今まで以上に搾取されることになります。『闇金ウシジマくん』に描かれているような闇世界に飲み込まれるかもしれません。

 そんなリスクを犯したくないという人におすすめなのは、今の仕事をしながら副業で小遣い稼ぎをする方法。

 クラウドソーシングを受注したり、ブログを運営したり、ヤフオクやメルカリで商品を売ったりするなど、さまざまな方法があります。

 リスクをとって金持ちを目指すのか、リスクを抑えて小遣い稼ぎをするのか。自分にあった方法でお金と向き合うようにしましょう。

 何に投資すべきか考える

 投資と聞くと株やFXを思い浮かべる人も多いと思いますが、他にもあります。

 たとえば勉強。勉強してスキルを上げて稼ぐ力をつけるという自己投資です。しかし、先ほども書いたように会社員である限り給料が大きく上がることはありません。そのため、本業に差し障りのない範囲で副業に力を入れてみるのもいいでしょう。

 他には健康。健康状態が保てないと仕事をするのが難しくなりますよね。そこで、健康診断やスポーツなどに投資するのもひとつです。

 なかでも、いちばん投資しておきたいのが人間関係。ある調査によると、ホームレスになってしまう理由は、お金や働く場所があるかないかというよりも、身近に助けてくれる人や支えてくれる人がいなかったことが大きいそうです。

 つまり、普段から人との交流を大切にする――物をあげたり、お返しをしたり、一緒にご飯を食べたりすることが大切なんですね。もちろん、見返りを求めて投資するわけではありませんが、人間関係のための投資は幸福感を高める結果にもつながります。

 さて、一方で私たちのまわりには徹底的にお金をむしり取る仕組みがいろいろあります。典型的なのはギャンブルや風俗、スマホゲーム。これらに依存してしまうと、多くの時間とお金を注ぎ込んでしまいます。

 だからこそ、投資に目を向けるのと同時に、これらの無駄を減らす方法を考えることも大切です。

 とにかく、投資と聞いて反射的に株やFXに手を出すのではなく、自分は何に投資をしたいのかを見極めてから行動するようにしたいですね。

 最後に

 今回は、本:『お金に強くなる生き方』を参考に、どうすればお金に振り回されずに生きられるか考えてきました。

 サラリーマンとして会社に勤めている限り、収入が飛躍的に上がることはありませんが、大金持ちになろうとすれば、他人の労働を搾取することになります。

 そして、搾取側にまわることは大きなリスクを伴います。『闇金ウシジマくん』に描かれている人たちのように、逆に搾取される可能性もあります。また、そうして大金を稼いでも、尊敬や賞賛を得られるとは限りません。

 だからこそ、お金を追求するような派手な生活をしたり、お金の奴隷になるのではなく、自分と生活をコントロールして今あるお金を有意義に使う、無駄を省いた分相応な生き方を選ぶことに価値があるのです。

 あなたはどのようにお金と向き合いますか。詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書をお読みください。

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