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(※『尾木ママ流 叱らない子育て』表紙より)


 子どもを叱っていませんか?

 私もこれまでたくさん叱ってきましたが、残念ながら叱るメリットはありませんでした。もちろん、命に関わることや犯罪につながるようなこと、他人に迷惑をかけるようなことは別ですが、普段の生活の中でどれだけ叱っても意味がないんですよね。

 なぜなら、どれだけ叱っても言うことを聞くようにはならないから。もし、言うことを聞くようになっても、自分では考えられない子に育つからです。

 そこで今回は、叱らない子育てをする3つのメリットを紹介します。これを知れば子どもを叱らなくてすむかもしれませんよ。

 叱らない子育てをする3つのメリット

1. 楽しい部分に目を向けるようになる

 本来、勉強って楽しいものですよね。

 いろいろなことに興味や関心を持って探求し、新しい驚きや面白さを発見する――この繰り返しが本来の勉強です。

 たとえば、明石家さんまさんが、テレビで見せている姿もそのひとつ。タレントのような個性的な才能を持った人たちだけでなく、一見普通に見える人まで、素晴らしい力を100%引き出して魅力的に見せていますよね。

 それができるのは、さんまさんの人に対する興味や関心、注意力がとても高いから。ちょっとした変化も見逃さず、番組の中で面白そうなこと、楽しそうな変化、人のいい部分を探し出しているからです。

 勉強だってこれと同じ。興味を持ったことをどんどん深掘りしていって、新しい驚きや面白さを発見していく。この楽しさはどれだけ親が叱っても伝わりませんよね。

 だからこそ、叱るのではなく勉強の面白さを伝えることが大切なんです。

2. 無駄な時間が減らせる

 では、どうすれば子どもに勉強の面白さを伝えられるのでしょうか。それは親が率先して行動することです。

 親がテレビやスマホばかり見ていたり、ゲームばかりしているのに、「本を読め」とか「勉強しろ」と叱られても子どもは納得できませんよね。

 だからこそ、親が率先して行動することが大切なんです。

 私は読書が大好きで毎日のように本を読んでいますが、子どもたちはその姿を見ているからか何も言わなくても読書に励んでいます。小学校1年間で300冊以上読んだそうです(ちなみに家で読んだ本はカウントしていません)。

 勉強だって同じです。息子は小学一年生ですが、小学三年生の勉強にも挑戦しています。

 他にもサッカーや水泳、トランプやピアノにも夢中になっています。どれも私たち親が好きなものばかりなんですよね。

 もちろん、私たち親が得意でないことにハマることもあります。しかし、何よりも大切なのは、親が率先して何かにハマっている姿を見せることではないでしょうか。

 成功体験を積ませたいなら、ありがとう&ごめんなさいと言わせたいなら、勉強させたいなら、親が率先して行動すること。

 ガミガミ叱るのは時間の無駄です。親が率先して行動した方が効果がありますよ。

3. 好奇心や自主性が育つ

 親が率先して行動し、面白さが伝われば、子どもは放っておいても行動するようになります。

 だからこそ、「早くしなさい」とか「やめなさい」なんて言わないこと。この二つの言葉は、子どもの好奇心や自主性を奪ってしまうからです。

 子どもが「やめない」のは何かにハマっているからですよね。「早くしない」のは、他のことが気になっているからでしょう。

 それなのに親が叱って無理に行動を促せば、せっかくの好奇心や自主性を奪いかねません。

 では、どうやってこちらの思いを伝えるのか。

 まずは、「どうしたの?」と子どもの考えを聞いてみることです。

「この絵を完成させるまで待って」
「腕時計を持って行こうかどうか迷っていて」

 なんて答えが返ってきたら、別の言葉でこちらの思いを伝えられますよね。

 「早くしなさい」とか「やめなさい」と言いたくなったときは、「どうしたの?」と聞いてみてはどうでしょうか。

 最後に

 今回は叱らない子育てをする3つのメリットを紹介してきました。

 巷で言われている何をしても叱らない子育てというのは論外ですが、必要以上に叱らない子育てにはメリットがたくさんあるように思います。実際、叱らない子育てをするようになってからは、ムダな時間が減ってラクになりました。

 より詳しい内容が知りたい方は本書をお読みください。

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