webstation plus

child_07

 私たち親が指示を出さないと何もできない子どもに育っていませんか。たとえば、

  • 決めた時間を越えてもゲームがやめられない
  • いい成績が取れないと親や先生に八つ当たりをする
  • 問題が起きるとすぐに目標に向かって挑戦するのを諦めてしまう

 などなど。もし、10歳を過ぎてもこのような行動を取っているようなら、自己管理力が育っていない証拠。子どもとの接し方を見直したほうがいいかもしれません。

 今回は、『子どもの「言わないとやらない!」がなくなる本』を参考に、「言われたことしかできない!?」子どもの性格を変える4つのステップを紹介します。

 自己管理力を育てる4つのステップ

 普通の人が成功するには、「根性」や「決意」ではなく、「習慣」の力を使うことが効果的だそうです。なぜなら、習慣化できれば努力しようと思わなくても行動できるようになるから。以前のエントリでも紹介しました。

 実は、自己管理力があるかどうかも、小さい頃からの習慣の差にあるそうです。

 小さい子どもには、まだ「思い込み」がありません。五感や言葉、行動を通して、徐々に「思い込み」を形成していきます。

 このとき、一番大きな影響を与えるのがお母さん(お父さん)。子どもは「お母さん(お父さん)が大切にしているものが大切なんだ」と素直に思い込むわけです。

 親が時間を大切にしていたら、時間が大切だと思うようになり、モノに八つ当たりしていたら、子どもも八つ当たりをするようになります。

 両親の影響はこれほど凄まじいわけですが、その両親が自分で考え、行動するように子どもに促していないとしたら…。子どもは自分で考えて行動することができなくなりますよね。

 そこで、次の4つのステップを実践する必要が出てくるわけです。お風呂を例に説明していきます。

1. やってあげる:感覚で覚える

 お風呂に入ると、温かい、さっぱりする、ゆるむ、しっとりする、いい匂い、肌触りがよい…。そんな感覚が味わえますよね。

 まだ言葉が理解できない幼い頃は、わからないからこそ、この感覚が理屈抜きでダイレクトに脳にインプットされます。

 そのため、気持ちがいいという感覚を味わえばお風呂が好きになり、熱くてつらいという感覚を味わえばお風呂が嫌いになります。身につけさせたい習慣は、気持ちがいいと感じられるようにしてあげましょう。

2. 一緒にやる:言葉で価値観を伝える

 言葉が理解できるようになると、両親の言葉でアンカリング(条件付け)するのが効果的です。

 「気持ちいいね」「さっぱりしたね」「ふわふわ~」など、お母さん(お父さん)の笑顔と優しい言葉で「お風呂に入るのは気持ちがいい」「お風呂に入るのはいいことだ」と条件づけるのです。

 そうすれば、感覚だけでなく、理屈でも「お風呂に入ることはいいことなんだ」と理解できるようになります。もちろん、言葉が伝わらない時期でも声かけは大切。そのため、ステップ1と並行してやることになるでしょう。

3. ひとりでできるようになる:行動に対して承認をする

 6歳から8歳くらいになると、ひとりでも行動できるようになります。

 このときに大切なのが、一緒に入るのも楽しいけれど、ひとりで入るのも「カッコいいことだ」「成長したことだ」という価値観を伝えること。そして、頑張ればきっとうまくいくと思えるように子どもの行動を認めることです。

 もちろん、親が一緒に行動したいからといってアレコレ世話を焼いてはダメ。自分で身体や髪の毛が洗えるように促し、その行動を認めていきましょう。

4. 自由にやらせる:感覚と価値を手に入れた上で、自分の判断で行動する

 最終的には、「時間がくれば自分でお風呂に入る」ことを目指します。10歳くらいまでにはできるようにしてあげたいですね。

 さて、このステップで最も大切なことは、「今日はお風呂に入らない!」と子どもが決めたら、それを認めること。無理やり入れさせないことです。そうしないと自立できません。

 また、お風呂に入らないと決めた責任(頭がかゆくなったり、臭いと言われたり…)を子ども自身に取らせることも大切です。責任を取らせないと、「自分には力がないので解決できないんだ」⇒「自分は無力で意味のない存在なんだ」と思うようになるからです。

 子どもの行動を認めていけば、自然と自分の価値観を築き、自立していきます。ぜひ、自立できるようにサポートしてあげましょう。

 最後に

 今回は、『子どもの「言わないとやらない!」がなくなる本』を参考に、「言われたことしかできない!?」子どもの性格を変える4つのステップを紹介しました。

 本書には、他にも「コミュニケーション力を伸ばす方法」「空間力を育てる方法」など知っておきたい内容が盛りだくさん!?気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 関連記事

片づけられない子どもは将来不幸になる!?

 「片づけなさい!」と叱っても、遊びに夢中で家の中は散らかったまま。そこで仕方なく、私たち親が代わりに片づけをしている…。そんなことありませんか。  もしそうだとしたら、子どもは将来、不幸になるかもしれません。  今回は …

子どもが小学一年生になる不安への対処法

 小学一年生という年頃は、ちょうど幼児期から学童期への移り変わりの時期だそうです。  幼児期は私たち親が何でもお世話をして、遊びやお出かけも、どこへ行くのも一緒でしたが、学童期になると「友だちを連れて来た」「自分でやる」 …

基礎学力は絵本の読み聞かせで決まる!?おすすめの絵本79冊

 14歳でカナダの名門5大学に合格した大川翔くん。翔くんのお母さんは、彼が乳幼児の頃から絵本の読み聞かせを始めたそうです。  そうして大きくなった翔くんは、9歳のときにカナダ政府から「ギフティッド(天才児)」と認定される …

「よい子」ではなく「問題児」に育てよう!?個性を伸ばす子育て法

 子どもをおりこうさんに育てようとしていませんか。  親や先生の言うことを何でも聞いて、素直で、優しい。そんな子どもに育てようと必死になっていませんか。  もし、そうだとしたら、子どもの個性が死んでしまうもしれません。な …

なぜ、高額課金をしてしまうのか/子どもにお金の教育をしよう

 未成年者によるオンラインゲームへの高額課金が社会問題になっています。私の子どもたちは、幼稚園児と未就学児なのでまだ心配しなくてもいいのですが、小学校・中学校・高校へと進学するにつれて気にしなくてはいけない話題になるので …

子育てのイライラを解消するたったひとつの方法

 子育てをしていると、子どもに対してイライラすることありますよね。 「使わないオモチャは片付けなさい!」 「マンガばかり読んでないで勉強しなさい!」 「言うことを聞きなさい!」  なんて怒りたくなることばかり。ある自治体 …

わがままではなく伸び伸び育てる/尾木ママ流「叱らない子育て」

 「叱らない子育て」と聞くと、「子どもを甘やかせてしまうのでは?」と懸念する人も多いでしょう。私もそのひとりでした。だって、子どもが悪いことをしても叱らずに好き放題させていたら、子どもはワガママに育ってしまいますよね。 …

小島よしお流「夢がない子どもに夢を持たせる方法」

(※『キッズのココロわしづかみ術』表紙より)  最近、子どもが夢を持ちづらくなっているように思いませんか。  私のまわりにいる子どもたちも、幼稚園から小学校に上がった途端、「学校に行くのが嫌だ」「勉強なんて大嫌い」「別に …

「6歳までの子育て」でいちばん大切なこと

 「0~6歳までの子育て」でいちばん大切なことは何だと思いますか?  『子育ての教科書』には、「親自身が安定した気持ちで、一貫した愛情を子どもに注ぎ続けること」だと書かれています。  親自身がいつも「ラブ」&「ハッピー」 …

2017年11月に6歳の息子と4歳の娘に読み聞かせた絵本15冊

 子どもが生まれてすぐに始めた絵本の読み聞かせ。  これまで多くの絵本を読み聞かせてきましたが、記録として残してこなかったので、今月から残すことにしました。そうすれば、今よりももっと読み聞かせが楽しくなるはず!?  今回 …